スクリーン・ミュージック
「ロシアより愛をこめて」のラストシーンに流れるマット・モンローの歌声を何度でも聞けるようになりたくて、このCDを手に入れました。この曲1曲だけでもこの金額を支払って手に入れるつもりでしたから、私としたら得した気分です。 それに他の曲にも耳を澄ますと、あの名場面がまぶたの裏に蘇り、とても懐かしい気分になれました。
勝って大正解の一枚でしたね!
オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
あの、「オリエント急行殺人事件」の映画化。
007にも比適するような、お洒落なタイトロールからはじまり
まさに適役の役者陣。ため息が出る映画の一本です。
今は憧れの、高級列車の旅もご堪能あれ。
ハリウッドの名作を、見てから、読むか、
イギリスの名花を、読んでから見るか、
極上の一時を。
オリエント急行殺人事件 (偕成社文庫)
大技のトリックと、雪に閉ざされたオリエント急行、様々な国、様々な階層から成る乗客たち。ということで、面白くないわけがないのですが、確かに傑作です。ただ、物語の中盤部分のほとんどが、延々と続く乗客たちの証言で構成されているため、このあたり、かなりだれます。本格ミステリー黄金時代に書かれたため、こういう構成にならざるを得なかったのだと思いますが・・・。
個人的には、オリエント急行という最高の舞台をもう少し生かしてほしかったと思います。
解決篇の部分のポワロの推理はかなり飛躍がありますが、クリスティは、ヴァン・ダインでも、国名シリーズのころのエラリー・クイーンでもないのだから、これはこれでいいのだと思います。だからこそクリスティは、読んで最高に楽しい作家なのですから。
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
あっと言わせるアガサ・クリスティーの作品の中でも特に度肝を抜く展開が待つ作品。結末を知ってしまったらこの作品の魅力は大幅に減ってしまうので下手に解説などからは読まないほうが良いです。是非、彼女の披露するトリックにはまって、あっと言いましょう。
内容は、オリエント急行内で起こる殺人事件に挑むポワロもの。雪の密室、限定された容疑者の中でポワロの推理力のみが試される、と言う推理小説の王道のような作品です。
アガサ・クリスティ ミステリーDVDコレクション 5枚組 【初回生産限定】
初収録のエンドレスナイトは、金持ちの女性と貧乏な男性が結婚してからの話で、この結婚の裏がポイントであるし、殺人の理由にもなります。ただ、殺人事件が起こるのは、1時間以上
たってからで最後もポワロやマープルのようにきれいに終わるわけではなく、やや分かりにくい終わり方です。
他の3作品は、きれいな景色、話の展開などそれなりに楽しめると思います。
それぞれフォトギャラリーが付いていて、作品の写真を楽しめるなどサービスもあります。
ただ、日本語吹き替えが欲しかったので★1つ減点です。