影の部分 (真夜中BOOKS)
映画評論家である筆者の自伝的小説、主人公萩舟子は満州事変の年に渋谷で生まれる。
戦後初めてのフランス映画「美女と野獣」が公開され、抵抗の精神に惹きつけられる。
大人になり映画会社に就職、単身パリで映画買い付けの仕事を担当、ゴダールの長編
一作に「勝手にしやがれ」という邦題をつけ日本公開され若者の心をつかむ。
本書は日本の洋画受容史ばかりでなく女性の生き方にも影響したと思わせる一冊です。
青春歌年鑑 70年代総集編
60年代後半の生まれなので、青春期は80年代ということになるが、収録曲は全て聴いたことがあります。家族と観ていた歌番組の記憶もあるけれど、その後何らかの形で追体験したのだと思います。それだけ後世に残っているとも言えるし、一世代限定のようなヒット曲が多い90年代あたりと比べると、万人に愛された曲が多い気がします。しかし、あの曲が収録されていない!赤い鳥「翼をください」、井上陽水「夢の中へ」、チューリップ「心の旅」、和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」、バンバン「『いちご白書』をもう一度」、中島みゆき「時代」、ゴダイゴ「ガンダーラ」…。総集編をもうワンセットつくれそうな勢いですが、このレビューに書かせて貰ったので溜飲を下げることにしょう(笑)。ただ70年代の歌謡曲、ポピュラーソングを二枚組36曲で語り尽すことは出来ないと思います。それだけ溢れる曲(想い)があることは「幸福な時代」だったと言えるのでしょう。当時、私は小学生だったのだけど…。 なにはともあれ、素晴らしい総集編だし、70年代を切り取った一つの形だと思います。選曲者と各レーベルに敬意を表したい。
勝手にしやがれ (2) (Miu comics DX)
紺野さんの描く話はどれも深い話しで、とても刺激をうけます。
絵もかわいらしいというより、キレイな感じなので、私好みでした。
紺野さんの漫画の中でもコレは一番すきですね。
とっても面白いので、私の今1番のオススメです。
ロイヤル・ストレート・フラッシュ
ずーっと待ち焦がれていた「ロイヤルストレートフラッシュ」の再販!
さっそく購入して聞いてみると、「8時だよ!全員集合」や「ザ・ベストテン」などで歌っていたジュリーの姿が蘇り、ほんとにジーンと来ました。これだけ歌唱力があって、艶があって、華のあるスターってもう日本には出てこないような気がします。2,3も併せて聞けば70年代から80年代を駆け抜けていったジュリーの足跡を追うことが出来ます。ジュリー、あんたの時代はよかった♪。