ドラマCD ひぐらしのなく頃に解 目明し編
アニメ、ゲームともに納得できなかった「目明し編」。表面しかなぞらないと極度の暴力作品になってしまう。原作の持ち味をどう昇華してくれるのか。不安は大きいが、今までのこのドラマCDシリーズのクオリティを知る者としては、期待しても損はしないと思う。早くこの作品を手にとってレビューをしたい。
ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 3 (ガンガンコミックス)
世界から外れていく感覚。
信じられるのは自分だけ。
誤解とめぐり合わせの悪さのせいで、加速度的に現実を失っていくレナ。
その描写があまりに残酷で、あまりに救われなくて、思わず唸ってしまった。
でも、レナを責めたり、「おかしな子」だと見なしたりすることはできないと思う。
自分しか信じられないような状況は、誰にだった訪れうるものだ。
「鬼隠し編」で圭一視点から物語られたとき、多くの読者は圭一同様、狂っているのは世界のほうだと確信していたはず。
あのとき圭一が感じた恐怖は、紛れもない真実だった。
「罪滅し編」も次巻でとうとうラスト。
最後にレナには幸せにあってほしいと思うけれど、壊れていくレナも素敵だと思ってしまうのは駄目かな?
あの日、あの場所、全てに 「ありがとう」 (ひぐらしマキシシングル)
あの日、あの場所、全てに『ありがとう』はとても良い歌だと思いますが個人的な欲を言えば2曲REMIXを入れるよりは、もう1曲キャラソンを入れて欲しかったです。
「クールになれ!〜Keep On Our Love〜」を収録しても良かったかとも‥。
ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 1 (ガンガンコミックス)
えーと、身寄りをなくした小学生達が養護施設で全力で虐められます。
さすがにここまでする施設はもっと早くに閉鎖されてるだろ。
今までに何人か確実に死なせてるよね?
っていうくらいのレベルで。
一応最後はちゃんと主人公の子は優しい爺さんに引き取られるので
それは救いになりますけど他の子は・・・
ひぐらしのなく頃に解 第一話~目明し編~(上) (講談社BOX)
目明し編は綿流し編の解決編であり、ほぼすべての謎がわかります。
ひぐらし解で一番(唯一?)推理小説らしい内容ですが、
アニメやコミックなどではそのトリックの内容や犯人の狂気にばかり焦点が当てられ
それらの凶行に至るまでの迷いや葛藤などの心理描写があまり描かれていませんでした。
しかし原作に忠実な小説版ではしっかりと一人称で犯人の心理描写がなされていて
さらにアニメ版などでは省かれてしまっていた、ある重要な真実が前提として常にあるため
終盤の展開がとても説得力のある秀逸なものになっているように感じました。
アニメではただの狂った殺人犯だった犯人がしっかりと人間として描かれ、
その狂っていく過程と哀しい最後が非常に良く描かれています。
音楽が無い分、全体の雰囲気では原作のサウンドノベルに若干劣りますが
小説はどこでも自分のスピードでサクサク読めるので時間の無い方には小説版はオススメです。
表紙や挿絵もそれほどオタクっぽく無いので個人的にgood!