日本人の鎮魂歌おすすめ度
★★★★★
99年にOAされたドキュメント番組(司会は徳光さん、ゲストは松本零司さんなど)のDVD化。
2席の潜航艇による海中捜索で、深海に眠る大和の姿、元乗組員の貴重な証言など日本人による構成が光っています。
ディスカバリーチャンネルの大和より心を打ちます。
日本人の心の中に今も残る鎮魂の象徴としての戦艦大和。
その誕生から沈没までの真実の物語や、乗組員の妻の証言など非常にレベルの高いドキュメントです。
日本人なら、必見の作品です!
”一家に1枚”のDVDおすすめ度
★★★★★
1999年にテレビ朝日が行なった戦艦大和海底探査の映像。
私はテレビ放送を見そびれてしまったので、実際に放送されたものとDVDに収録されてるものとの比較ができないのですが、潜水艇2機使ったこの海底探査そのものが戦艦大和の沈没を検証する上で重要な手がかりになっていると呉の大和ミュージアムでも評価されており、1945年4月の水上特攻で大和に何が起こったのか、CGや模型を含めた映像で沈没の様子をわかりやすく再現させており、350mの深海に横たわる現在の大和の様子をよく伝えている作品だと思います。元大和乗組員の方々の貴重な証言に加え、ミッドウェイ海戦、マリアナ諸島海域など実際の映像も使われており(おそらく戦時中の映画『日本ニュース』のものだと推測しますが)、レイテ沖での46センチ砲発砲の映像には然るべき大和の姿を感じ、大和ファンなら胸が熱くなる瞬間もあります。
日本海軍の盛衰の象徴として、伝説の不沈艦としてその名を日本国民の心に刻んだ戦艦大和。
しかしながら時の経過とともに悲劇の史実は遠くなる一方です。社会科の教科書だけではなく、是非とも各家庭で教材として所有すべきDVDと思います。願わくば家族の食卓で気軽に話題にし、かつて日本が何を作ってどんな戦争をしたのか、国民が国家や世界平和を考える上でも、家庭レベルで次世代に残して置くべきDVDではないでしょうか。
戦艦大和 発見!
おすすめ度 ★★★★★
九州沖に沈没した戦艦大和の全貌が、ほぼ解明されている。
海底に無数に散らばった砲弾、船首部の菊の紋章、映像が進み次々に発見される船体、引き上げられた遺留品等を見ると、各々に感動を覚えた。
乗艦されていた元乗組員の話、大和の船体を見ると改めて、戦争の悲惨さを感じる。
又、記録映像資料やCGも含まれる上、探査船からの画像の質が非常に良く、ドキュメンタリー物としては良質の仕上がりと思う。