相変わらずの東陽ワールドおすすめ度
★★★★☆
貧乏、酒、風俗、野宿生活、三畳一間等々、これまで同様に低所得階級の東陽ワールドが全開の作品です。
年配の方には懐かしく、若い方には斬新な描写ですね。
読みすぎると、本当にお馬鹿になりますよ。ご注意を!
貧乏の見本市。
おすすめ度 ★★★★★
読む演歌、そして漫画界の畳職人、東陽片岡の『お三十路の道』の第3巻でございます。いやあ、こういう漫画読むと漫画家ってまだまだヤクザな職業なんだなって良い意味で思いますよ、ホント。この駄目さ加減、ある意味文学的ですらあるんじゃないでしょうか。いや谷口ジローとかとは別の意味ですよ。つげ義春などに代表される貧乏漫画における最右翼ですね、この人の作品は。グチ聞き屋の爺さんやら可哀相な人にお金くれるオジさんやら、キャラ濃いけどこの人の漫画以外じゃ絶対見られないもんなぁ。全話4ページなんだけども全部絶妙にオチてるし。連笑ですよ。外さないもん。見事ですよ。なんつうか逆スタイリッシュ?気付けば活字ないし。俺の好きな『湯けむりスナイパー』ネタも登場するし、言う事ナシだよ。『あぁ、お時間ですか。あい、さようなら…』ってな感じで完結しちゃいましたよ。名残惜しや。