昭和の時の方の「マクロス」にこだわるのでしたら…おすすめ度
★★★★☆
「マクロス・ソングコレクション2002」と比べると、昭和の頃の「超時空要塞マクロス」に純化した印象がありますね。平成になってからの「15〜19」は向こうにもありますけど、このCDではやっぱり「おまけ」止まりでしょうか?あと「20」も「コレクション2002」にありませんでしたね。
「田村英里子ツイン・ベスト」の時に述べた「歌のシーンを描き、歌手を推挙する」アニメの系譜の話の続きをここでしてみますか。こちらの「リン・ミンメイ(by飯島真理)」の歌曲を考えた上で、この「超時空要塞マクロス」をその系譜に加えては、と考える人もいると思います。
私としてはまあ、良いのではと思いますよ、こちらの「ミンメイ」や「時祭イヴ(@メガゾーン23)」、あるいは「遠藤一美(@蒼き伝説シュート!)」が、「主人公じゃなくて2・3番手格のキャラだ」と言う点を考えても、歌のシーンがあると言うのならそれらを加えても良いでしょう、やっぱり。あるいは「アッセンブル・インサート」もいいと思いますね。
付加価値がほしかったです。
おすすめ度 ★★★★★
このCDは人によってかなり評価が異なってくると思います。
収録曲そのものはとても素敵な曲が多いと思います。
清らかで美しい旋律の「VOICES」、幻想的で神秘的な「ARKAN」、リズム感が気持ちのいい「HEART & SOUL」、
定番の「愛・おぼえていますか」など、こうした名曲が2000円で聴くことができることを考えると、非常にお買い得ではあると思います。
そのためまったくマクロスの曲を聴いたことが無い方が、一枚のソングアルバムとして聴いた場合、とても楽しめるかと思います。
この評価も収録曲とコストパフォーマンスを考えて星5つをつけました。
けれどもあくまでも「マクロスシリーズ」のアルバムとして見たときにはいろいろ不満も感じます。
まずすべての曲がこれまで発売された様々なCDに収録されていて、シリーズのファンにはあらためて購入する魅力があまりないように感じられました。
また収録曲の7割が初代関係の曲で選曲に偏りも感じます。
個人的にはたとえば「VOICES」の英語バージョンのようにまだCDに収録されていない曲や、このアルバムのためのアレンジ曲などの収録がほしかったです。
また書き下ろしのイラストや、ディープな解説などもあればよかったなと思いました。