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Twentysomething

Jamie Cullum
おすすめ度:★★★★★
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Jazzpop
おすすめ度 ★★★★★

20台前半の英国産シンガーソングライター。系統的にはフランクシナトラ系。最近ならハリーコニックジュニア、ノラジョーンズ、ダイアナクラ−ルなどともかぶるかも。ようは軽く聞けるジャズの要素をもったコンテンポラリーポップス。で、ハリーコニックなんかとではどこが完全に違うかと言うとそれは、ボーカルの表現力+渋さ+微妙なさりげなさかもしれない。無理にたとえればトムウエィツ、ランディーニューマンあたりにも通じるものがこいつには存在する。そのへんつまり「輝く個性」を有しているという部分がこのアルバムのセールスポイント。ブルースホーンズビーのカバーをさりげなく入れている部分もかなりよい。オリジナル楽曲が少ないのがこのアルバムの弱点。鑑賞のしかたとしてはアメリカンソングブックをビールでも飲みながらじっくり楽しむというスタイルでよいのでは。やや守りに入ったという感が強いがじっくり聞き込める楽曲が細心のアレンジで聞けるというメリットが勝っているという点において、このアルバムは輝きを失っていない。



とりあえず買え
おすすめ度 ★★★★★

このレビューを読んでいる方は多少なりとも興味を持っておられる方のハズです。そんな方はとりあえず買ってみてください。1500円ですし録音も良いと思います。彼は近年まれに見ない程、心地よいジャズを歌っている。ジャズバーのような枯れた雰囲気は皆無で、クールにジャズを歌いとばす。ノラジョーンズの持つ若々しく癒される魅力に男性的な粗暴さ、クールさが同居している希有のCD。

普段はジャズなど見向きもしない妹や母までがはまっているので、女性うけもバッチリ。



ヘビーローテーション!
おすすめ度 ★★★★★

オリジナルの曲のよさもさることながら、ジェイミーの声の甘くて渋いこと!なんとも言えない心地良さがある。
3曲目の「雨に唄えば」が私はお気に入り。本当にこんなに若い人が歌ってるの?って疑ったほど大人の余裕を感じました。
ジェイミーのこれからが楽しみな1枚



ジェフ・バックリィとレディオヘッド好きな人は聴いてみては
おすすめ度 ★★★★★

 
このアルバム全体の素晴らしさからしてみれば、
とても小さなことかもしれませんが、
私は
「<12>Lover, You should have come over / J. Buckley」

「<18>High and dry / Radiohead」
に完全にヤられました。
<18>はボーナス・トラックなので、“完全版”の購入をお薦めします。
それぞれジェフ・バックリィとレディオヘッドのカバーなのですが、
アレンジがカッコ良いです。ピアノで盛り上げる感じは、
ベン・フォールズとはまた違ったカッコよさです。
(本人は好きなアーティストの一人に挙げていますが)

アコースティック化にありがちな、パワーダウン、スケールダウン、
テンションの下がり加減、スカスカ加減、ダサダサ加減などは、
まったくありません。
元々の曲が良いこともありますが、これはJamieCullumの力でもあるでしょう。
(さすがにJ.Hendrixのカバーは・・・多分個人的な意見ですが。)
自分の好きな曲もカバーをお願いしたいくらいです。
「カバー?! 原曲聴けばいいのに。」もわかりますが、
これもぜひ聴いてみて下さい。

「やっぱロックがいいけど、寝る前とかウィスキー飲んだときはジャズもいいかな。」
な人に。



ジャズ指向のポップス
おすすめ度 ★★★★★

まず、ジェイミーの自作曲はトラック4、10、14ということで、ソングライターとしてはちょっと寂しい。でも、それを措けば、心地よいジャズ指向のポップス・カヴァーが聴けます。
ジャズ指向のポップスは、ノラ・ジョーンズ、マデリン・ペルーらのものとも共通する、最近のポピュラー音楽界の傾向です。だとしても、ノラ、マデリンらのジャズ指向と比べると、ジェイミーのジャズ指向のほうは、ヴォーカルに関してはややソウルフルというだけではなく、アレンジに関してストリングス、サルサ、ハンド・クラップ(手拍子)などが入って音数が多く、テンポに関してスローよりもミディアム、アップよりの曲が多いです。さらに、このスタジオ・レコーディング盤でも、ジェイミー自身のピアノも含めて、ミュージシャン個人のインプロヴィゼーション(即興演奏)もちらほら聞かせてくれるという点で、ジャズ・セッションの要素がはっきりと出ています。
この拡大盤もしくは完全盤に加わった四つのボーナス・トラックも、聴いていてレギュラー・トラックとまったく違和感ありません。むしろ、映画のテーマ曲になったトラック15、U2もカヴァーしたことのあるトラック15がいちばん注目されているナンバーです。あと、トラック18はライヴ録音。
オリジナル曲も半分ぐらい入っていますが、ジェイミーのソングライティングのほうよりも、ポップスの名曲の、ジェイミー流の、そしてジャズ指向の歌唱・演奏・カヴァーのほうが聴きどころだとぼくは思いました。
歌詞はついてません。


概要
『トゥウェンティーサムシング』はすばらしいセカンドアルバムだ。ファーストアルバムの『ポイントレス・ノスタルジック』で有名になった後、ジェイミー・カラムは豪快にも、ヴァーヴと100万ポンドの契約をした。プレッシャーがあったにせよ、カラムは自分のファーストアルバムにはその片隣も伺わせない。『ポイントレス・ノスタルジック』は、自分の学生ローンを使って録音し、その後はオアシスやレイディオヘッズが録音したロンドンのメイフェアのスタジオで録音し直し、シンプリー・レッド、BBキング、マスターズ・アット・ワークスも手がけたレヴィーンがプロデュースした。有名な彼らのように、カルミはスタンダードナンバーとポピュラークラシックをカバーした。 「ウォッツ・ア・ディファレンス・ア・デイ・メイド」と、「シンギング・イン・ザ・レイン」と、「アイ・ゲッツ・ア・キック・アウト・オブ・ユー」などの曲目を、くせのある暖かい声で歌っている。このアルバムは他に、ジェフ・バックリーの「ラバー・ユー・シュド・ハブ・カム・オーバー」や、ジミ・ヘンドリックの「ウィンド・クライズ・メアリー」のような歌をもカバーしている。その他、ジェイミーが兄弟のベンと共作した「オール・ザット・シー」や、ヴァン・モリソン調の歌も収録されている。誰かに100万ポンドの価値があるかどうかはわからないが、この『トゥウェンティーサムシング』は確かに100万ポンドの音がするし、このアルバムを聴けばカラムが今一番のクルーナーだということは確信できるだろう。

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