赤胴鈴之助 第4巻
フライフィシングを始めて37年。フライフィッシングからフライタイイング、渓流魚を描くこと、木工レリーフを彫ること、版画を彫ること、ウッドバーニングで絵を描くこと、などフライフィッシングを基点に色々な趣味に発展。(中心は渓流魚が題材)
今回、開高 健著「生物としての静物」を読み返しているうちに手持ちの静物、例えば、コレクションにしている「ジッポーライター」、「時計」、「根付」、「フライの道具」、「ジージャン」などを色鉛筆で書き始めた。
本書を求めたのは
子供の頃愛読していた「赤銅鈴の助」特に都電に乗って子役だった吉永小百合を新宿御苑まで追いかけた思い出や「イガクリクン」のナレーターだった三東昭子の思い出を書き留めておこう!と思った。
また、大橋歩のイラストレーション「平凡パンチの表紙」の強烈な印象。アイビールック、VANの紙袋。
そして、現役時代に担当した「横浜元町のスーパーマーケットのショッピングバッグ」などを現在、書いている。
少年ジェット DVD-BOX 5 鉄人騎士篇
400年の眠りから覚めた鉄人騎士。怪盗ジェームスに騙されて、悪の道に陥った鉄人に、少年ジェットの正義の声は届かない。火を噴く「スーパーコルト」にやられた鉄人は、魔の山へ逃げ込む。全編を見て、鉄人の純白な心が、痛々しく、そしてもの悲しい話であった。秀作である。
少年のころの思い出漫画劇場 武内つなよしの世界 (少年のころの「思い出漫画劇場」)
著者の「赤胴〜」と「ジェット」は著名だが、「コンドル・キング」を知っているひとは少ないだろう。
トランプカードを武器に使ったヒーローで、私は一部しか読んだことがないが、好きな作品だった。
著者のタッチはいかにもというマンガのものであり、デッサンがしっかりしている割には結構デフォルメされている。
だから、マンガタッチが好きなひとにとってはたまらないだろう。
「コンドル・キング」以外はテレビドラマ化、テレビアニメ化、映画化されている。
「ジェット」のドラマは再放送、「赤胴〜」のアニメはリアルタイム、映画版はテレビで見た。
いずれも原作の味をそこなうことなく、独自のものをうまく出していた。
いわゆるヒーローものが少年マンガの全盛期だったころ、著者は活躍していた。
だから著者の作品、特に長編はヒーローものが多いのだが、ノンシリーズの短編のほとんどは今では読むことができない。
かろうじて角川ホラー文庫「闇の画廊」に一遍が収載されている。
著者のマンガは、しばしばグロい場面がある。
しかし、著者のタッチで描かれると、それがちっともグロく感じない。
だからストーリーとしては、「ジェット」も「コンドル〜」も、当時としては結構冒険している部分がある。
直接的な描写こそほとんどないが、もし他のリアル描写の得意なマンガ家が同じものを描いたらと思うと、著者はその絵柄でかなり得をしているものがある。
いや、その絵柄を利用して、ストーリーで冒険を試みたのだろう。
ドラマ版「ジェット」でも、けっこうグロいものがあった。
確か宇宙飛行士が宇宙病にかかり、怪人になる、という設定のものだった。
今ではとても放送できないような内容だが。
なつかしいミラクル・ボイス。
「う〜や〜た〜!」と随分練習したものだった。
もちろん、塀は倒れず、木も折れたりしなかった。