ラスト・ブラッド スペシャル・エディション [DVD]
B級アクションとしては結構良いほうだと思います.
特に前半のバッサバッサと雑魚を切りまくるシーンは爽快感充分.
ただ,ヒロインがもの凄く強くて,一撃必殺でガンガン行くのは良いのですが,ちょっと映像が速すぎかな,と云う感じがありますね.
映画「300」のように緩急をつけて見せてくれれば相当良いアクションシーンに仕上がったのではないかと思います.
チョン・ジヒョンさえ美しく・可愛く・格好良く観られればただそれだけで良い,くらいで観たので,客観的にはグダグダのストーリィもあまり気にならなかったりします.
ただ,米軍基地幹部の娘の存在が意味不明.
「ヒロインと仲良くなって殺され,ヒロインがより復讐に燃える」くらいのベタな存在なら良かったのですが…….ストーリィテラーでもないですし…….
不満点はそこくらいですね
(まぁ,この娘の存在でストーリィが滅茶苦茶になっている,とも云えなくもないんですが).
とりあえず,特典も(ジヒョンファンとしては)充実しているようなので購入.
バトルヒロイン映画,特に刀系が好きな方は,1回は観ても損はしないと思います(不満は抱くでしょうが・笑).
バーにかかってきた電話 (ハヤカワ文庫JA)
うれしい情報でした。
個人的には、畝原のほうが好きですが、ネタが地味なんで、
とにかく、東さんがメジャーになってうれしいです。
是非、シリーズ化してほしい。
まあ、大泉が良いでしょうねー。
原作の持ち味が最大限に生かされると思うので。
ある意味、方言担当であり、エグゼクティブプロデューサーですね。
そうか松田龍平は、桐原じゃなく高田なのか。
桐原は誰だろう。気になる。
小説のイメージとは違うけど、応援しています。
探偵はBARにいる 【Blu-ray1枚+DVD2枚組】「探偵はここにいる! ボーナスパック」
ハードボイルド物で120分超、小品にしてはちょっと長いかな、と思って観始めましたがコミカルかつアクションが多く、同時に人情で泣かせる所もある古き良き時代のプログラムピクチャーの香りがする実に楽しい作品でした。
主人公の名無しの探偵(大泉洋)もその助手の高田(松田龍平)も欠陥だらけの2枚目半ですが、映画が進むにつれていつの間にか彼らに感情移入をしている自分に気が付きました。
俳優自身やスタントマンが体を張ったアクションも手に汗握る物でした。
特に松田龍平の父親譲りの大柄な体を利した派手な殺陣には惚れ惚れします
お気軽に撮っている様で周到に準備され、舞台となる札幌ススキノを始めとした広い北海道で撮影した画面は劇映画の魅力が溢れています。
主演の二人以外でも男気が溢れていて老いても格好良い西田敏行、大柄で日本人女性では珍しく銃を構える姿が様になる美女・小雪、曲者俳優の石橋蓮司、松重豊、田口トモロヲ、有薗芳記、不細工だけど可愛い安藤玉恵、珍しく下品で惨忍な悪役がはまっている高嶋政伸等々、それ以外の小さな役柄の役者もどこか記憶に残る粋な演出がなされています。
細かい所では高田が運転手を勤める探偵の愛車光岡ビュート(日産マーチベースのパイクカー)がデザインはかわいらしい物の、いかにも北海道の厳しい自然には不向きなセコハンで、いずれこいつらはエンコした車の中で凍死するのではないか、と観ていて冷々します。
このエンジンの掛かりにくい車を使用した繰り返し場面は笑えると同時にサスペンスにもなっています。
トミカで本映画モデルが出たら買ってしまうでしょう。
本商品の特典、厳しいシーンの撮影に大泉洋のボヤキが冴える(?) メイキングDVD、インタビューDVDは共に映画愛に溢れていて必見です。
オマケのBAR店名入りマッチは、腐れ縁の旧友と酒を呑む時に使いたいですね。
続編制作が決まったそうですが、繰り返し観たくなる作品です。
お薦めです。