Little DJ 小さな恋の物語 オリジナル・サウンドトラック
1977年を舞台に、自分自身の幼い日々を思い出させ(主人公の“太郎”のちょっとした言動が、ガキの頃のオレそのまんまでした…)、かつ「生きる」ことへのひたむきさを描いて胸を熱くさせてくれた、そして久々の佳作との出逢いに感謝したくなった『Little DJ 小さな恋の物語』。
劇中、神木くん―彼はもうすっかり“若手実力派”ですね…―演じる“太郎”が院内放送のDJでかける曲を中心に、佐藤直紀氏によるオリジナル音楽5曲も含めて構成したサントラ盤。
既製の収録曲は、クイーン「Somebody To Love(愛にすべてを)」、ドビュッシー作曲「亜麻色の髪の乙女」、シュガー・ベイブ「SHOW」、チューリップ「ブルー・スカイ」、サディスティック・ミカ・バンド「タイムマシンにおねがい」、フィンガー5「恋のダイヤル6700」、ヴィレッジ・シンガーズ「亜麻色の髪の乙女」、映画『ラストコンサート』サントラからメイン・テーマと「ステラに捧げるコンチェルト」(現在、このサントラは入手困難なので、この2曲は貴重です!)、ブラームス作曲「愛のワルツ」、そしてこれは“反則”、キャンディーズ「年下の男の子」(※「それが大事」は入ってません)。
あえて文句を言わせてもらうと、CDケースが安っぽい。ブックレットが(雰囲気はいいけど)手抜き。あと、4つの曲の前に(別トラックで)入る“太郎”のDJの分量が中途半端。入れるならもっと入れる、入れないなら入れないで、どちらかに徹した方がよかった。それから、小林克也さんのDJで育った世代としては、「年下の男の子」の前に、映画本編でも流れる、克也さんの曲紹介を入れてほしかったかな。
ということで☆は4つですが、いいサントラなのは間違いないです。
雫―大人ではない少女の瞬間。 (Gakken Mook BOMB SPECIAL EDITION)
↑このレヴュータイトルが帯に小さく書いてあります.彼女のファンの方は注意してください.
全体的には,各女優さんのページ数に偏りも少なく,DVDコンテンツ(こちらは収録時間に偏り有り)もボリュームがあり満足です.オムニバス写真集として,コストパフォーマンスは高めでしょう.
※ちなみにDVDコンテンツの収録時間は以下の通り.
小池里奈 9:47
小林涼子 9:20
谷村美月 7:44
多部未華子 4:23
福田麻由子 5:21
岩田さゆり 10:34
ただ,顔のアップ・見開き2Pの画は,どうしても被写体の美しさを損ねてしまっている感が否めません.
ふんわり開けば顔全体が歪んで観えますし,ページの根元までキッチリと開けば,画に余計な縦線が入ってしまいますし…….
(これはなにも"顔アップ"に限ったことではなく,全ての写真集の見開き画に云えることなのですが,この『雫』では特に"顔アップ見開き"が目立ったので,あえて不満点として書きました).
デフォルトでビニルカヴァのかかった写真集ではなく,ムックなので,立ち読み可能な状態で売っている書店も少なくありません.確認可能であれば,中を見てからどうぞ.
まぁ,とりあえず,3人以上好きな女優さんが居れば「買い」の1冊だと思います.
ハヴァ、ナイスデー [DVD]
残念ながら見るべき短編はひとつもなかった。
アイデア が、みな凡庸である。
テクニックで映画を撮るのではなく、考えて考えて
100個以上考えて101個目に浮かんだアイデアで
撮ってください。
UTB:h(アップ トゥ ボーイ ヒロイン)
オムニバス写真集(ムック)にありがちなモデルによるページ(写真)の偏りが一切ありません.
5人の女優,全員が,写真17P+インタヴュー1Pで統一されています.
ただ,それぞれの女優の「生まれた年の歌と共に…」として歌詞を載せる意味は良く解りません(笑).
とりあえず,掲載女優5人のうち2人が"かなり好き"のレヴェルであれば買って損はしないのではないかと.
また,写真はどれもブレやピンボケなどの無いスタンダードですが,それぞれにヴァリエーションが多く,きちんと"顔"を抑えるショットはすんなりと受け入れられます.
トータル星4つくらいかな,とは思いましたが,5人中唯一,単独写真集のない福田麻由子さんの収録で星1つプラスしておきます.