All I Have
アフリカンアメリカンと韓国人とのハーフとのこと。エキゾチックな顔立ちはここからきてるんだね。全米チャート初登場9位、R&Bチャート2位を記録した話題作。ここからはすでに1stシングル(1)が大ヒットし、MTVでもかかりまくっていた。この曲は当初Interlude用に作られた曲のようだが、好評だったため急遽シングル用に作り直し、既知のとおりヒットを記録したという曰く付き。ビートのループ感が今のトレンドを抑えているという印象。このアルバムはその冒頭からの流れに沿い、ループ感がキーワードになっている。HipHop Soulというカテゴリーにぴったりな、メローかつHipHopの要素が散りばめられた感じ。それにしても、ほんとうにこのアルバムに収録されている曲は捨て曲らしい捨て曲はない。プロデュースはRich Harrisonが全曲手掛けているが、同一人物が全曲やっているだけあって、アルバムトータルとしてのまとまり感がものすごい。一方で、アルバムの色が単一になってしまうのでは?という危惧もあったが、その心配も全く無用だった。アルバムを飽きさせずに聞きとおさせる、そのプロデュース能力に感服。2ndシングルになった(2)なんてほんとうに極上のミディアムだし、ハードなビートのループがほんとうにCoolな(6)も最高だし、これぞ美メロ!ってな趣の(11)も非の打ち所がない。オフビート気味に歌う、時にMary?なAmerieのボーカルも、メローな楽曲にぴたりと当てはまっている。ここまで完成度の高いアルバムもなかなかお目にかかれないのでは?新人だと思ってなめちゃいけません。
ホワイト・プリンセス [DVD]
大統領選を戦う現職大統領の娘が大学進学。
普通の大学生になりたい!と意気込む娘=主人公、選挙対応から穏便な学生生活を望みつつ、娘の幸せも望む大統領夫妻を描いた作品。
全体的に、底抜けに明るいタッチで描かれ、主人公=ホームズは可愛い!です。また、新聞記者が主人公を追い回したり、学生運動があったり、リアリティは十分。
登場人物は、ルームメイト等、やや類型ではありますが...。
尚、どうしても、ありがちなテーマだけに、近年のヒット作、ハサウェイのプリティ・プリンセスと比べてしまいます。
舞台設定が王家(終身)と大統領(任期のみ)という違いもあり、物語の重みに差があり、また、主役の差もはっきり!です。ホームズは本当に可愛いのですが、一生懸命さ、溌剌としたイメージの点でハサウェイに劣ります...。
ただ、明るく、ストレスの感じない軽快な作品です。気軽にご覧になって下さい。
ホワイト・プリンセス [DVD]
いくつかあるシークレットサービス物の作品の中で、純粋な気持ちで見ることが出来るストーリーです。
大学生になったばかりの、主人公サマンサが惹かれる大学の寮長ジェームズ。楽しい時を一緒に過ごし、二人は惹かれ合っていく。突発的なある事で彼の正体がわかってしまう。
お互いの立場ゆえに苦悩する二人。二人はどうなってしまうのか…。
二人の惹かれ合う様子がわかる華麗なダンスシーン。サマンサを後ろから包む様に手を添えるジェームズ。いわゆる゛お姫様抱っこ゛。バーカウターに立っているサマンサをジェームズが担ぎ降ろす…。
見ていると、若かりし頃、夢見て憧れたシーンがそこにあり、胸がきゅんとなりました。
決してハンサムではないけれど、ジェームズのしなやかな身体や動きは、颯爽としていて素敵です。