高倉健 DVD-BOX
ボックスのほとんどが降旗監督で80年代の1番油の乗ってる健さん作品郡、特に撮影の木村さんの監修でリマスターされた美しい映像には本当にしびれます。中でも駅、あ・うん、居酒屋兆治、この演出はたまらないです。
私自身NYに長くいて、落ち込む時無性に日本が懐かしくて、ダビングのダビングされた汚いVHSで何度も何度も元気が無い時に見て、励まされた作品群のオリジナルの映像美、なんて感性なんでしょうね、木村さんも降旗さんも健さんも。黒澤さん、小津さんもタイムリーに巨匠化されたわけじゃないし、降旗さんの素敵な日本的感性もいづれは世界に認められることでしょう。
山口組三代目 [VHS]
任侠物は初めて見たが男気あふれるまっすぐな高倉健の演技
はかっこよかった。
田岡が不幸な幼年期をすごし、親分のまだ子分だったころの話しだ。
続編がありそう終わり方だったがないとこを見ると、こけたんだろうと思わせる。
しかし、それは当たり前だ。
せっかくの成功者の自伝をありきたりな仁義ものにしてきれいごとだけの
物語にしてしまってるんだから。
やくざという汚れきった世界にもまあ道徳があるのかということがわかった
だけよかったか。
旅の途中で (新潮文庫)
高倉 健さんの感性の豊かさにはかなわない。普通なら見過ごしてしまうかもしれないコトなのに、そこでも色んなことを感じ、時には自分を見つめ直してみたり…。そして、常に感謝の気持ちを忘れていない。だから、健さんの周りには、心のあったか〜い人が多いのではないだろうか。人の心がわかる健さんだからこそ、人々は健さんに惹かれるのではないだろうか。役柄の健さんもとても素敵ですが、素の健さんはもっともっと素敵です。文章も「健さん」らしさが、ひしひしと伝わってきます。
高倉健インタヴューズ
とても面白かった。
高倉健がスゴイ俳優であることは分かっていたが、
世代的にかなり上なので、
あまり親しみは持てなかった。
しかし、この本には健さんの生の声が詰まっていて、
健さんがグッと身近な存在になる。
好きな映画のことを
率直に語っている健さんは興味深かったし、
なにより仕事に対する真摯な姿勢がとても魅力的だ。
健さんが、なぜ日本人にこんなにも愛され続けるのか。
その理由が分かるような気がした。
健さんにはなれないにしても、人生や仕事に対する姿勢は
見習いたいなぁ