塚原卜伝 (ノン・ポシェット―日本剣鬼伝)
この人を知ったのは、10年程前、何となく立ち寄った古本屋。
そしてはじめて読むこの人の作品、塚原ト伝・・・まさに衝撃でした。
曰く「剣は稟性」、曰く「折れず曲がらずの剣はない」、曰く「武芸者は生きる事のみが道」、曰く「同じ遊びなら木刀打ちより撓え打ち」、曰く「名刀はお飾り」、曰く「素肌剣法は戦の役には立たない」、曰く「斬り覚えよ(剣は教わっただけでは強くなれない)」etc・・・
これ以外にもいわゆる時代小説にあたる作品は沢山ありますが、
それらにも、これまでの時代小説やチャンバラ小説に対する挑戦や皮肉などが感じられ、この人のチャンバラに対する”本気”が伺え知れます。
話の大方の展開こそ、エグく斬ったら女とヤってのワンパターンが目立ちますけれども、
そこだけを見てただのエログロ作者と読み捨てるにはあまりに勿体無いと思います。
SENGOKU BEST COLLECTION
この商品では、好評のうちに幕を下ろしたTVアニメ作品『戦国コレクション』に登場する武将キャラクター達が、歌姫となって歌を届けてくれます。
楽曲は既に発売されたCDに収録された楽曲をメインに20曲収録されていますが、歌つきのものは全部で13曲です。
なお、劇中で主人公として活躍した全てのキャラクターの歌が収録されているわけではありません。
(Amazonの紹介には楽曲ごとの武将の名前が載っていないので、参考のため曲順に彼女たちの名前を挙げておきます。1織田信長、2徳川家康、3直江兼続・上杉謙信、4伊達政宗、5塚原卜伝、6平賀源内、7松尾芭蕉、8豊臣秀吉、9北条早雲、10今川義元、11片倉小十郎、12徳川家康、※13Rosary ※戦国武将ではなく、家康メインのお話に登場したキャラクターです)
以下では、これらのキャラクターソングをメインにレビューします。
まず、ひと通りこれらのキャラソンを聞いてみた率直な感想を述べるとすれば、TVアニメ『戦国コレクション』それ自体が持つ作品の濃厚な個性を味わうことができて大変美味でした、ごちそうさまでした、という感じでしょうか。
TVアニメ『戦コレ』では、登場する戦国武将の一人ひとりが個性豊かに、丁寧に描かれました。そのことが全体としてTVアニメ作品『戦コレ』の個性を形作ったのだと思いますが、このベストにおいてもその個性が十分に伝わってくるという感じです。
ロックな曲やポップな曲、ときには演歌、さらにはちょっとクセのあるおもしろい歌まで、武将のキャラクターに合った楽曲が繰り出されます。これらの曲一つ一つの楽曲の完成度はさることながら、キャラクターとして歌われる方達がとてもお上手なので安心して聞くことができます。収録されている楽曲のジャンルやテイストが一つ一つ違えば、大抵は苦手な曲もあったりするのですが、このベストに限っては収録されている全ての楽曲を気に入ることになりました。
さらに、ボーナス・トラックとして収録されている歌なしの曲も、アニメ本編を見ていれば思い出せる印象的なものばかりで、聴いていて楽しいです。この曲がサントラ未収録なの?と驚くものもあります。
かなり長くなってしまいましたが、購入しても決して損はないとてもよいベストアルバムであると言えます。
戦国コレクションをご覧になった方や、アニソン・キャラソンをお聴きになる方に、自信をもってオススメいたします。
塚原卜伝 DVD-BOX
他の皆さんの5★レビューの通り…とても良質なBS時代劇でした。
せっかくのデジタル放送…きれいな画質のままBlu-rayで録画保存したかったのですが家の機器は(泣)民放はBlu-rayで録画出来てもCSやBSは機器の相性が悪く普通画質でしか録画が出来ないので本当は、 Blu-ray でも発売して欲しかったです。
それだけが心残りで残念だけど あまりにも良い出来の時代劇ドラマなので満点にしました。
塚原卜伝十二番勝負 (PHP文庫)
ドラマ化される前に本書を読んだが、痛快で一気に読み終えてしまった。本の方がよい。これは、500年前の香取神道流の兵法を会得した剣聖の小説である。武田信玄の軍師であった若き山本勘助も8番で登場する。各勝負での剣の使い方が生き生きと描かれ、圧倒的なスピードと緊張感で勝負が行われる。私は、第7番の一つの太刀がいい。
塚原ト伝 オリジナルサウンドトラック
ちまたでは韓国ドラマのブームが続いているらしいけど。
やっぱり日本のドラマが最高でした。と、気づかせてくれました。
韓国モノは、運命決定論的なものが多く、損得計算と大どんでん返しの連続で。そのパターンが大体決まっているので数回見ると飽きがきます。
日本のドラマは、人の生き方を問うものが多く、このドラマもそのようなものでした。
音楽もよかったですよ。
唯一残念なのは、あまりにも不自然なワイヤーアクションがあったことです。それを除けば。。。。。
特に、最終回がすばらしかった。師弟対決の後の対談にはジーンと来ましたね。。。
今年は、東日本大震災に始まり、厳しい年でしたがこのドラマで最後に勇気づけられました。
NHKさん、本当にありがとう。