闇金ウシジマくん ディレクターズカット版 DVD-BOX
原作漫画は既読。
「かなりダークな話なので、映像化は難しい。」と思っていました。
(だから微妙な時間帯の深夜枠なのでは)
結果からいうと
1話30分の短編ドラマの割には(若干物足りないが)
できる範囲で忠実に再現されていましたよ。
山田さんは怖いくらいほぼ完璧に「ウシジマくん」になっています。
めがねを特注して役作りしたというビジュアルは丑嶋くんそのもの。
片瀬さんは最初いらないかなと、思いましたが、
物凄く重い原作を少しやわらかくする役割ではないかと。
そのため、PM23:30 スタートでも良かった気がします。
私が気になった点は、AV女優が演技が下手なところと、最後に流れるテーマミュージックが
煩すぎるし、合っていない所でした。
個人的には面白いからシリーズ化も期待しています。
THE END 1 (ジ・エンド 01) アフタヌーンKC
自分の居場所を見つけれない。
鏡に映る顔が嫌でしかたがない。
そんな主人公の前に突然現れた少女。
しかし、その主人公に安息の時間を与えてくれた少女も、
ナゾの殺人事件とともに消えてしまう。
そして、傷頭、第二、第三の敵に、訳もわからず襲われる主人公。
物語の疾走感、仲間達のいかれっぷり、主人公の男前さなど、
かなりぶっ飛んだ作品ですが、おもしろいのは保障します!
新装版 スマグラー (アフタヌーンKC)
闇金ウシジマくんでヒットを飛ばした真鍋昌平先生のデビュー作です。
役者を目指していた主人公が甘い話に乗って多額の借金。
否応なく違法な「運送屋」に身を投じる羽目になり、徐々に抜き差しならない状況に。
流されるままに生き、色々な事を諦めてきた主人公は、人生最大のピンチを迎えたとき・・・?!
というお話です。
「望まぬ日常に埋もれるカスにはなるな」
「前向き?お前どっちが前だかわかってんのかよ」
「言いなりは楽だからか?誰からも嫌われたくないからか?私は自分の居場所を築くためなら争いを避けたりしない」
等、ドキッとする名言もこの頃から既に散見されます。
スマグラー(旧版)、THE END、闇金ウシジマくんと読んできましたが、
真鍋先生の作品の中でこのスマグラーが1番好きな作品です。
初期の作品だけあり絵柄が荒いのですが、その荒さが内容と非常に合っています。
新装版の特典、新作読み切り38ページは、主人公や運送屋、殺し屋達が出会う前の前日譚となっています。
今の絵柄で書いているので違和感アリアリですが、背骨先生と内蔵先生のやりとりにちょっとほんわか(やってることはエグイ)。
1コマですが、あの「変態ヤクザ」や「依頼人」も今の絵柄で見られたのが嬉しい。
他の作品の新装版は大抵表紙が変わるくらいなので、この新装版スマグラーは買い増しでも満足できる作品でした。
青空のはてのはて 真鍋昌平作品集 (KCデラックス)
ほとんどの作品が容赦のない話ばかり。それでも作風としてイイ感じなのは多分、書き手が中途半端に善人のふりをしないから。
「憂鬱滑り台」絶望のどん底ですね。力強い作品。
「かわりめ」「星に願いを」松本大洋みたいなタッチと、日常描写がグッド。この2作は、温かい目線でだめな人を描いています。
ショートショートも意味わからないけれど、面白かったです。この人はギャグもキツイ・・・(笑)。
愛をくらえ(初回限定盤)
「原点回帰、マニフェスト以来の濃厚ロック」と煽っていたように、まさにSuperflyにしか歌えない、ヘビーな曲になっています。
だって愛を「くらえ」ですよ?こんなタイトル、なかなかつけられません。(笑)
志帆ちゃんの詞も、新曲を出す度に深みが出てきてるような気がします。
フリーライブDVDのほうも、この日はすごく調子が良かったみたいで、特にBeep!!は最高に声が出てます。正直言うと、MCはカットしないで欲しかったかな。
スマグラーとともにヒットしてほしいです。