坂の上の雲 第3部 DVD-BOX
1部、2部と悪い意味で原作無視の描写があったが
第3部は見事としか言いようがない。
陸戦の描写や映画さながらの日本海海戦のCGの出来栄えは本当に素晴らしい。
この作品の映像化が話題に出るたびに一部の団体が騒ぐそうだが、
実際に見れば戦争の賛美やら肯定やらといった意見がばかばかしいと感じる。
勝とうが負けようが「戦争」という「事件」になんら変わりはなく
美醜など制作陣のさじ加減次第である。
司馬氏は陸戦の描写や自身の歴史観、作品の未完成さに明言をずっと避けていたが、
このドラマでは最終回にて「明治はよかった」と言い切っている。
彼の「明るい明治、暗い昭和平成」という思想と決別し、視聴者に未来への規模を与える意味でも
評価に値する。
惜しむらくは、総じて原作に対し尺が短すぎること、NHK自体が息切れしていることである。
税金いれてるんだからもっと気合入れろ!
ペーパームービー
誰もが知る日本のスーパースターを両親にもち、旦那様までもが有名俳優という、一見華やかで誰もがあこがれる生活をしていそうだが、素顔はおっとりとし自分の感性を信じ純情な一面が見られる本である。日本人離れした両親の強烈な個性を充分に受け継いでいるであろう彼女であるが、母親の背中を見ながらも、幼いころからわが道を歩き、結婚してからは旦那様と楽しく生活している様が描かれていて内田也哉子ワールドが垣間見れる作品だ。