灰羽連盟 イメージアルバム ~「聖なる憧憬」~
あずまんが大王のOP,EDを歌っておられたのもこの方たちですね。
その作詞などを手掛けた方々の曲なので、あずまんが曲が好きな方は買い、でしょう。
曲自体は良いのですが、「ハネノネ」と被っている上、曲調的にもそれほど変化が無かったりするんですよね。神秘的な歌い方(日本人的オペラ?)をされるのですが、少し鼻から抜けたような声でもあるので、そういうのを嫌う方は敬遠すべきかもしれません。でも、最後の「free bird」は文句無しに良いです。神が現れんばかりのような曲で、正にこの方たちの声の良さ(神秘的な声)を活かした仕上がりになってます。(こういった曲が本編を思い出させてくれます)
曲数が少ないと言えばそうなのですが、アニメのサントラとしてはこの程度が普通ですので、ある程度は許容できます。
なんにせよ、先ずは本編を見て世界観を理解し、日常でこの曲たちに浸るのがこのアルバムの最も良い味わい方だと思います。
リューシカ・リューシカ(2) (ガンガンコミックスONLINE)
安倍吉俊「リューシカ・リューシカ」2巻。約1年ぶりの新刊です。
基本的な方向性は1巻から変わらないけど、今回は新キャラの登場がポツポツあり、一家の父親も出てきたりと
少しずつ賑やかになっていく印象で、近所の女の子も初登場と世界観が豊かになっている印象。
とはいっても大体はリューシカの突飛だがほのぼの出来る行動を楽しむ感じで
その点では1巻を楽しめた人は引き続き、という2巻目です。
この手の作品では主人公を好きになれるかが楽しめる必須条件だが、その点だとリューシカのキャラは非常に良い。
見てると可愛いし、面白いし、時に哲学的な発言もしたりする。だから彼女が行動を起こすだけで
この世界に笑いだったりささやかな感動が生まれます。それを眺めるだけでも愉快な作品。
何よりその発想力が凄い。
人から言われた事をそのまま捉える節があって、その正直すぎる感性は大人からすると観ていてとても楽しい。
同時にその発想力で自身の気分を自分でよく出来たりと、見習いたい初歩的な部分もあったり。
時にほんのりとした味わいの話もあったり、様々な視点で楽しめる作品です。
こうやってまたコンスタントに新刊が読めるのは嬉しい。3巻もまた期待です。
NieA_7 〈期間限定生産〉 [DVD]
主題歌を猫好きのシオンにふるあたりが、よかったなぁ。
少しさみしくてのんきでやるせなくて、でもどこか幸せな。
作品も良いけど、お手頃な値段設定をしてくれたメーカーにも五つ星つけときます。よそも見習ってくれますように。
灰羽連盟 COG.1 [DVD]
1羽のみの収録だが、昨今のアニメDVDの価格高騰を考慮すると、十分安いと言える。様子見の意味でも、ご購入されると良いかと。封入特典の静止画資料を見てるだけでも、アニメ・絵好きな方はもうおなか一杯であろう。
1羽は、キャラ紹介や伏線が盛り込まれている。伏線といってもややこしいものでは無く、コーヒーに混ざる砂糖の様にスーッと入ってくる感じ。これこそ、世界観と自分が一致し、「その世界にいる」と言える。世界設定も、口頭で説明するのではなく、「魅せ」てくれる。なので、煩わしさは全く無く、やはり「その世界にいる」ことを実感させてくれる。アニメの利点を最大に活かした作りとなっているのは間違いない。
All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
物語の舞台はギタイと呼ばれる意思疎通ができない生き物によって、侵略されている日本列島。
主人公は戦い方もよくしらないまま、パワードスーツを身に纏い、何度も死線を彷徨います。
バッドエンドとリスタート。
無数のバッドエンドを迎えながら、エンディングを迎える方法を探ります。
ループものとしてはありふれているのではないかと思います。
ただし構成が上手くて、しっかり読ませてくれる小説でした。