ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ
1994年に発売されたPrimal Scream(プライマル・スクリーム)の4枚目のアルバム。
前作「Screamadelica」はイギリス中が熱狂したアシッド・ハウス・ムーブメントのど真ん中を捉えたアルバムだった。
しかし、ムーブメントはいつかは冷めるのが常。
Primal Screamはそんな時代の流れに呼応するかのように、再びサウンドを180度転換。
Primal Screamが今作で打ち出してきたのはアメリカン・ロックンロール。
ブルースの聖地、メンフィスでのバンドセッションから構築された音源達。
イントロのリズム部分で既にグロッキーの「Jailbird」
2曲目の「Rocks」はまさに自然と身体が揺さぶられる最強グルーブソング。
この前半2曲でほぼ決まりだろう。
そして3曲目一端盛り上がった熱を静かに冷ましてくれる「(I'm Gonna) Cry Myself Blind」
「Funky Jam」もかっこいいし、「Big Jet Plane」もいいメロディだ。
「I'll Be There For You」も名曲。