空に星があるように
古い作品になりますが「空に星が…」はカバー曲としてもよくできていると思います。ゆったりした曲に癒されますよ。また意表を突いて誕生日に歌いたい「Birthday Song」があったり、テレビ朝日系で放送されている「いいはなシーサー」のテーマ曲「心のインク」のオリジナルバージョンも入っています。お得感があるかと。
ONE VOICE THE SONGS OF CHAGE&ASKA BY VARIOUS ARTISTS
マキシ・プリーストが歌うYOU ARE FREE、こんな歌い方もあるんだ・・・と新しい発見がありました。
C&A自身によるミディアムテンポのRiverも、日本語バージョンとはちょっと違う雰囲気で、とてもいい感じです。
「心を伝えるには、その国の言葉で」というASKAさん。
C&Aの歌を、多くの国の人々が楽しんで歌っている理由がよくわかります。
SEASONS
SEASONSは何回聴いても飽きないですね。特にAcoustic verは感動します。どんな曲もAcoustic系にリミックスすれば凄く良い曲になりますね。このシングルCDに入っている、ever freeのHΛL’S MIX 2000もとても良い。
A BEST
この頃の自分は将来のことを考えてなかった。毎日ふらふらしてたし(笑)だけど、ある日CDショップに行ったら、浜崎あゆみのCDがどんと並んでた。目に止まった「Boys&Girls」という曲。”一体なにが欲しくて一体なにが不満で一体どこへ向かうのかって聞かれても答えなんて持ち合わせてないけどね”この歌詞はまさに自分自身を現してた。”輝きだした私達ならいつか明日を掴むだろう”この歌詞には勇気をもらった。自分は今輝いてるんだ。未来に期待してもいいんだ。そう思わせてくれた。それ以来浜崎あゆみのファンである。この「A BEST」にはBoys&Girlsが入ってるから、そんな単純な目的で購入した。だけど、16曲すべてを聞いて、ますます彼女のファンになった。曲一つ一つが味を持っていて、どれを取っても最高としか言いようがなかった。自分の体験したことも歌詞に書かれてて、なんてこの人はこんなにいい歌詞を書けるんだろうと思った。彼女の悲しい生い立ちは自分とよく似てた。幼少期の親の離婚、孤独感、最愛の祖母の死…それを乗り越え、歌い続けていた彼女は、自分にとって憧れで天使に見えた。彼女のこのアルバムで、今の自分がある。だから、このアルバムも、「浜崎あゆみ」も一生嫌いになることはない。
VERY BEST ROLL OVER 20TH
抜群のことばの妙、これは飛鳥の天賦の才だと思います。普通なら、心象の動き、例えば、別れの詞を書くとき、別れという直接的な言葉で、簡単に説明したくなります。しかし飛鳥は単純なことばで描写説明せず、それを構成する要素それぞれのフィーリングを大切にして、独特の視点で核心を射抜く作詞家です。
そこが他より芸術的で素敵だと思うのですが、ところが、この「no doubt」という曲は、そんな飛鳥が、あえて直接的に「別れた」ということばを切り出した珍しい曲想を持ちます。この完結した言葉の強さ、現実感を強調するところに、特別な「切なさ」が表れ、余計に別れのリアルさをつきつける詞になりました。
あえて使った、というのは、「 別れた」、このスペースの部分の行間に表れています。これが、まるで別れた時に体験する様々な感情を語っているようです。だから、単純な“別れた”ということばが異様に切なくなるんですよね。
他にもこの歌詞には、たくさんの悲哀や切なさの名残が記されていて、泣けてきます。
でもそうした感覚は「201号」「two of us」「C-46」(どれもこの作品には未収録)でも持ち合わせているんです。
しかし別れを、つきつけてくるのは「no doubt」だけの特徴です。この一言のストレートさ、儚さはグッと来ます。
今作では色々な有名曲ばかり収められていますが、久しぶりにCAを聴いてみる方も、新しい方も、他の曲の時期や思索とは違う、この一曲を注目されるだけでも、今作は価値のあるアルバムです。