London Calling: Live in Hyde Park [Blu-ray] [Import]
今や日本においてはブルース・スプリングスティーンは過去の存在になっている感があり、いかに日本という国が、世界の文化の新しいものだけを取り入れては咀嚼せず、飽き性な国民性かが伺われて、日本人として何か情けない気持ちになる。このDVDを観れば分かるとおり、いまだ世界的に人々を惹きつけて離さない存在であり、最高のパフォーマーである。生で体感できないなんて本当に淋しい限り。いまの日本での認知力では、署名をいくら集めても、スプリングスティーン側が来日OKする訳ない。このすばらしいDVDを観て、感動と落胆の両方を味わった。
Born in the Usa
「ネブラスカ」で既にできていたタイトル曲。あの世界で作った曲なのだから、
けして明るい曲のはずがないのに、バンドと一緒にシャウトしたら世界中が誤解してしまった。
英語のわからぬ日本人ならともかく、レーガンというアメリカ人大統領がキャンペーン
ソングにしたという報道には当時、本当にびっくりした。
政治的に二人は相容れないというのもさることながら、あんな暗い歌が選挙のキャンペーン
ソングになるのか?と自分の歌の解釈が間違っていたのかと不安になったもんだ。
それはともかく、このアルバムには名曲がそろっているが私の一押しは8。
ある時、幼馴染が自分にもだまって街を出て行ってしまい、残された主人公が
せめて自分にだけは理由、それが無理なら「さよなら」だけでも言いたかったという
男同士の友情のなんともいえないほろ苦さを歌っているこの歌は私のフェバリットソングだ。
この曲を聴くと、とにかく泣ける。そういう年になったんだなあと思う。
こういう誰が悪いわけでもないが、悲しく救いようのない現実を歌いつづけてくれる
ブルースはやはり何者にも代えがたい存在なのだと改めて認識させてくれるアルバム。
紙ジャケの出来もよいが、普通のシングルジャケなので特筆すべきことはあまりない。
スプリングスティーンの歌うアメリカ
この本は、
95年「ゴースト・オブ・トムジョード」から、
09年「ワーキング・オブ・ドリーム」までのスプリングスティーンを取り上げている。
読んでいて思うのは、スプリングスティーンがいかに誠実に、
時代と向き合い、社会と向き合い、自分の繰り返しを否定してきたかということ。
アーティストとして、ミュージシャンとして前進し続けてきたかということ。
著者は去年NHKラジオで「音楽が世界を動かす」というテーマで全13回の話しをされた方で、
スプリングスティーンのとらえ方もポピュラーミュージックの歴史的な視点も持っていて深い。
そして、著者には何よりスプリングスティーンへの愛が感じられ、読んでいて心地よい。
コラムも「欧米とは大きく異なる日本での受け入れられ方」「トリビュートアルバム」
「映画との関係」「ゲイ雑誌に登場」「(マネージャーの)ジョンランダウインタビュー」等など、
とても充実していて、スプリングスティーンについて多面的に知ることができる。
スプリングスティーンが好きで、アルバムを愛聴していている人は、購入をぜひお薦めする。
スプリングスティーンへの理解と愛が深まると思う。
新作「レッキングポール」を聴いた方も、ぜひこの本で以前の作品をふり返って欲しい。
ロックの殿堂「ROCK AND ROLL HALL OF FAME」DVD BOX通販限定スペシャルセット
ロックの殿堂DVD
●DISC:1●01.I Saw Her Standing There 《 トーク ミック・ジャガー( ローリング・ストーンズ) 》ミック・ジャガー/ブルース・スプリングスティーン/ ジョージ・ハリスン/リンゴ・スター(ビートルズ)/ボブ・ディラン/ジョン・ フォガティ(CCR)/ビリー・ジョエル/RHJB at 1988 02.Sunshine Of Your Love 《 トークリーム( エリック・クラプトン) 》クリームat 1993 03.Oh, Pretty Woman 《 トーク ブルース・スプリングスティーン 》ロイ・オービ ソン/ブルース・スプリングスティーン/RHJBat 1987 04.Green River 《 トーク ジョン・フォガティ(CCR) 》ジョン・フォガティ/ブ ルース・スプリングスティーン/ロビー・ロバートソン(ザ・バンド)at 1993 05.Light My Fire 《 トーク エディー・ヴェダー(パール・ジャム) 》ドアーズ/ エディー・ヴェダーat 1993 06.For What It’s Worth 《 トーク トム・ペティ 》クロスビー・スティルス& ナッシュ/トム・ペティat 1997 07.Volunteers 《 トーク フィル・レッシュ&ミッキー・ハート(グレイトフル・ デッド) 》ジェファーソン・エアプレインat 1996 08.Black Magic Woman 《 トーク サンタナ 》サンタナ/ピーター・グリーン(フ リートウッド・マック)at 1998 09.Teach Your Children 《 トーク クロスビー・スティルス&ナッシュ 》クロス ビー・スティルス&ナッシュ/ジェームス・テイラー/エミルー・ハリスat 1997 10.Running On Empty (孤独なランナー)《 トーク ジャクソン・ブラウン 》ジャク ソン・ブラウンat 2004 11.The Weight 《 トーク エリック・クラプトン 》ザ・バンド/エリック・クラプ トンat 1994 12.The Promised Land 《 トーク ブルース・スプリングスティーン 》ブルース・ スプリングスティーン&ザ・イー・ストリート・バンドat 1999 13.Handle With Care 《 トーク オリビア&ダーニ・ハリスン 》トム・ペティ/ ジェフ・リン(ELO)/スティーヴ・ウィンウッド/ダーニ・ハリスンat 2004 14.While My Guitar Gently Weeps トム・ペティ/ジェフ・リン(ELO)/スティー ヴ・ウィンウッド/ダーニ・ハリスン/プリンスat 2004 15.Let It Be 《 トーク ポール・マッカートニー(ビートルズ) 》ポール・マッ カートニー/ビリー・ジョエル/RHJBat 1999 ボーナストラック Speeches 1. ポール・マッカートニー(ビートルズ)-----ジョン・レノン(ビートルズ)につ いて2. ブルース・スプリングスティーン-----ジャクソン・ブラウンについて 3. エルトン・ジョン-----ビーチ・ボーイズについて 4. ヤン・ウエナー(映画監督/俳優)-----セックス・ピストルズについて 5. ピート・タウンゼント(ザ・フー)-----ローリング・ストーンズについて
ロックの殿堂DVD
●DISC:2● 01.Wake Up Little Susie ジャクソン・ブラウン/メリッサ・エスリッジat 1995 02.(I Can’t Get No) Satisfaction 《 トーク ローリング・ストーンズat 1989 》ミック・ジャガー(ローリング・ストーンズ)/ブルース・スプリングスティーン/ RHJBat 1988 03.Honky Tonk Women ミック・ジャガー(ローリング・ストーンズ)/ティナ・ター ナー/RHJB at 1989 04.Woodstockジェームス・テイラーat 1997 05.Wooden Ships (木の舟)《 トーク ジェームス・テイラー 》クロスビー・スティ ルス&ナッシュat 1997 06.Man On The Moon 《 トーク R.E.M. 》R.E.M./エディー・ヴェダー(パール・ ジャム)at 2007 07.Sweet Emotion 《 トーク キッド・ロック 》エアロ・スミス/キッド・ロック at 1996 08.La Grange 《 トーク キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ) 》ZZ トッ プat 2004 09.Tush ZZトップat 2004 10.Highway To Hell 《 トーク AC/DC 》AC/DC at 2003 11.Master Of Puppets 《 トーク フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ) 》 メタリカat 2009 12.Tenth Avenue Freeze-Out (凍てついた十番街)《 トーク ボノ(U2) 》ブルー ス・スプリングスティーン&ザ・イー・ストリート・バンドat 1999 13.Pride (In The Name Of Love) 《 トーク ブルース・スプリングスティーン 》 U2 at 2005 14.All Along The Watchtower (見張り塔からずっと)《 トーク ニール・ヤング 》 ザ・ロック・ホール・ジャム・バンドat 1992 ボーナストラック Speeches 1. ミック・ジャガー(ローリング・ストーンズ)-----ビートルズについて2. フ リー(レッド・ホット・チリペッパーズ)-----メタリカについて3. キース・リ チャーズ(ローリング・ストーンズ)-----レオ・フェンダー(フェンダーの創始 者)について4. ジェームス・テイラー-----クロスビー・スティルス&ナッシュにつ いて5. ポール・マッカートニー(ビートルズ)-----ライチャス・ブラザースについ て6. ビリー・ジョエル-----ローリング・ストーンズについて
ロックの殿堂DVD
●DISC:3●01.Won’t Get Fooled Again (無法の世界)ザ・フー/RHJB at 1990 02.American Girl 《 トーク トム・ペティ&ハートブレイカーズ 》トム・ペティ & ハートブレイカーズ at 2002 03.Sweet Home Alabama 《 トーク キッド・ロック 》レイナード・スキナードat 2006 04.You’ve Lost That Lovin’ Feelin’ (ふられた気持)《 トーク ライチャス・ ブラザース 》ライチャス・ブラザースat 2003 05.Turn! Turn! Turn! (To EverythingThere Is A Season) 《 トーク ザ・バーズ 》ザ・バーズ/ドン・ヘンリー/ジャクソン・ブラウン/グレン・フライ(イーグル ス)at 1991 06.California Dreamin' (夢のカリフォルニア)《 トーク ママス&パパス 》ママ ス&パパス at 1998 07.Born Under A Bad Sign クリーム(エリック・クラプトン) at 1993 08.Dear Mr. Fantasy (ディア・ミスター・ファンタジー)《 トーク トラフィック 》トラフィック at 2004 09.Landslide スティーヴィー・ニックス/リンジー・バッキンガムat 1998 10.Say You Love Me 《 トーク フリートウッド・マック 》フリートウッド・マッ クat 1998 11.Tie Your Mother Down 《 トーク デイヴ・グロール/テイラー・ホーキンス 》 クイーン/デイヴ・グロール/テイラー・ホーキンスat 2001 12.Only The Good Die Young (若死にするのは善人だけ)《 トーク レイ・チャール ズ 》ビリー・ジョエル at 1999 13.Start Me Up 《 トーク ローリング・ストーンズ 》ミック・ジャガー(ローリン グ・ストーンズ)/RHJB at 1989 14.Pink Houses 《 トーク ビリー・ジョエル 》ジョン・メレンキャンプat 2008 15.I Still Haven’t Found What I’m Looking For (終りなき旅)《 トーク U2 》 U2/ブルース・スプリングスティーンat 2005 ボーナストラック Speeches 1. ジェイコブ・ディラン(ウォールフラワーズ)-----トム・ペティ&ハートブレイ カーズについて2. ルー・リード-----ディオンについて3. デイヴ・マシューズ----- ラフィックについて4. レイ・チャールズ-----ビリー・ジョエルについて5. ビ リー・ジョエル-----ジョン・メレンキャンプについて6. キッド・ロック-----レー ナード・スキナードについて7. トム・ペティとジェフ・リン(ELO)-----ジョー ジ・ハリスンについて
ロックの殿堂DVD
●[DISC:4● 01.Roll Over Beethoven ジェリー・リー・ルイス/チャック・ベリー/RHJB at 1986 02.Tutti Frutti リトル・リチャード at 1995 03.Bo Diddley 《 トーク ボ・ディドリー 》ボ・ディドリー/ロビー・ロバートソ ン(ザ・バンド) /エリック・クラプトンat 1987 04.Further On Up The Road 《 トーク エリック・クラプトン 》エリック・クラプ トン/ロビー・ロバートソン(ザ・バンド) at 2000 05.(Sittin' On) The Dock Of The Bay 《 トーク リトル・リチャード 》リトル・ リチャードat 1989 06.River Deep − Mountain High 《 トーク ティナ・ターナー 》ティナ・ター ナー/RHJB at 1989 07.At Last 《 トーク エタ・ジェイムス 》エタ・ジェイムスat 1993 08.Shout ア イズレー・ブラザーズ/RHJBat 1992 09.The Twist チャビー・チェッカー/ハン ク・バラード/RHJBat 1986 10.Be My Baby 《 トーク キース・リチャーズ(ローリ ング・ストーンズ) 》ロネッ ツ at 2007 11.I Can’t Turn You Loose (お前をはなさない)リトル・リチャード/ミック・ ジャガー(ローリング・ストーンズ)/RHJBat 1989 12.Glad All Over 《 トーク トム・ハンクス 》ジョーン・ジェット(ランナウェイ ズ)/ジョン・メレンキャンプ/ジョン・フォガティ(CCR)/ビリー・ジョエルat 2008 13.People Got To Be Free (自由への讃歌)《 トーク リトル・スティーヴ・ヴァ ン・ザント(ザ・イー・ストリート・バンド) 》ザ・ラスカルズat 1997 14.Feelin’ Alright 《 トーク トラフィック 》デイヴ・メイスン(トラフィック) /RHJB at 2004 15.How Sweet It Is (To Be Loved By You) (君の愛に包まれて)ジェームス・テイ ラー/エリック・クラプトン/ボニー・レイット/RHJB at 2000 16.Beck’s Bolero ジェフ・ベック/ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン) at 2009 117.Sweet Little Rock and Roller キッド・ロック/キース・リチャーズ (ローリング・ストーンズ)/ZZトップ/ジャクソン・ブラウン/トム・ペティ/RHJB at 2004 18.Johnny B. Goode チャック・ベリー/ブルース・スプリングスティーン&ザ・ イー・ストリート・バンド at 1995 ボーナストラック Speeches 1. トム・ハンクス(俳優)-----デイブ・クラーク・ファイブについて 2. ロビー・ロバートソン(ザ・バンド)-----エリック・クラプトンについて 3. U2-----ザ・フーについて 4. キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)-----ZZ トップについて 5. レッド・ツェッペリン-----レッド・ツェッペリンについて 6. ザ・ラスカルズ-----ザ・ラスカルズについて
ロックの殿堂DVD
●DISC:5● 1. R. O. C.K. In The U.S.A. (ロック・イン・ザ・U.S.A)/ ジョン・メレンキャン プ 2. It’s My Life (イッツ・マイ・ライフ)/ エリック・バードン( アニマルズ) & ボン・ジョヴィ 3. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman (ナチュラル・ウーマン)/ アレサ・ フランクリン 4. Sweet Jane (スウィート・ジェーン)/ ルー・リード & ソウル・アサイラム 5. Midnight Rider (ミッドナイト・ライダー)/ オールマン・ブラザーズ・バンド & シェリル・クロウ 6. All Day And All Of The Night (オール・オブ・ザ・ナイト)/ ザ・キンクス 1. LIGHT MY FIRE ジョン・フォガティ、ロビー・ロバートソン、ブルース・スプリ ングスティーン リハーサル (1993)クリーム/リハーサル (1993)ミッキー・ハー ト、フィル・レッシュ、ヨーマ・カウコネン、ジャック・キャサディー、ポール・カ ントナー/バックステージ (1996)クロスビー・スティルス&ナッシュ/リハーサル &バックステージ(1997)ザ・バンド、エリック・クラプトン/リハーサル(1994)2. SWEET EMOTIONジェイムス・テイラー/リハーサル (1997)メタリカ/リハーサル (2009)3. START ME UPバックステージ (2004)バックステージ (2003)レイナード・ スキナード、キッド・ロック/リハーサル (2006)4. FEELIN’ ALRIGHTザ・ラスカ ルズ/リハーサル (1997)バックステージ (1994)ロックンロール・ホール・オブ・ フェイムとミュージアムについて ゥ 2010 The Rock and Roll Hall of Fame