ブルース・ブラザース ― コレクターズ・エディション [DVD]
何も考えず、頭を真っ白にして観ましょう。
「なぜこんなところに・・・」「どうしてそこに・・・」
いらないことは考えず、そのまま素直に受け入れましょう。
最高級のコメディです。
豪華な顔ぶれ、詳しくない人もどこかで見たことがある顔があるはずです。
すごすぎるカーチェイス、今のご時世では同じことは絶対無理でしょう。
カーチェイスだけでスッキリ気分になれること間違いなし。
この映画を観るとあなたにも神の光が見えるかもしれません!
ザ・ブルース・ブラザーズ サントラ盤
映画に出てくる超名曲がたっぷり聴けます。2歳の子供もけっこう気に入ってるようで、時々かけてくれとせがんでくるほどです。映画を観ていない方でも楽しめると思いますよ。
ブルース・ブラザース スペシャル・エディション 【-プレミアム・ベスト・コレクション-リミテッド・エディション】 [DVD]
超一流のミュージシャンに、おバカな役柄の演技をさせつつも
最高のミュージックパフォーマンスをさせたらどうなるのか?
この映画がまさにそれなのだが、それはもう凄まじくスゴいことになる。
超一流のミュージシャンであるから、
普段通りに演奏しても十分感動的な音楽が聴ける。
ところが徹底的に「おバカ」でありながら演奏が超一流だと、
意外性もあってか、聴き手は完全にノックアウトされてしまうのだ。
ジェームス・ブラウンのプッツン牧師、
アレサ・フランクリンの肝っ玉母ちゃん、
レイ・チャールズの発砲楽器店主、
これら「ゲスト」達の登場シーンは、
何度見てもぞれが涙が出るくらいに笑え、そして感動できる。
ゲストにしてこれだから、主役のブルース・ブラザーズはもっとハチャメチャ。
あらゆる行動がもう徹底的におバカなのだ。
なぜ行く先々で何度も「爆破」が起きるのだ?
なぜクルマが走るたびに徹底的にモノをブチ壊すのだ?
なぜたかだかクルマ1台捕まえるのにあれほどのパトカーがいるのか?
そのあまりの徹底ぶりに、突っ込むどころかかえって清々しいくらいだ。
この映画は、私も含めた一部の人には圧倒的な人気を誇るカルト映画だが、
「誰もが知る名画」と言うわけではない。
この値段でDVDが買えるのもひょっとしたら今だけかもしれない。
私のレビューを読んだあなた、ぐずぐずせずにすぐに注文したほうがよいですよ。
ブルース・ブラザース(ユニバーサル・ザ・ベスト:リミテッド・バージョン第2弾) 【初回生産限定】 [DVD]
出演しているミュージシャンの顔ぶれの凄さ。最初見たときは「ぶっ飛んだ」という感じ。J・ブラウンの神父、楽器屋の万引き少年にマシンガンを放つおやじがR・チャールズ、レストランのおかみがA・フランクリン。彼らが突然歌い出し、そして踊る。そして極め付けが、コンサートに出てくるキャブ・キャロウェイの「ミニ・ザ・ムーチョ」(最高です)でおなかを抱えて大笑い。しばらく、笑いすぎておなかが痛くなった。
最初に見たのは、もう25年くらい前になるが、何度見ても面白い。
女優陣では、日本では、ミニスカートでおなじみのツイッギーがガソリンスタンドに現れるし、スターウォーズのレイア姫、キャリー・フィッシャーがバズーカ砲をかまえるなど、遊び心がいっぱいで楽しい。
主役の二人が、クールでかっこいいのだ。何事にも動じない二人が、ますます笑いを誘う。
ジョン・ベルーシは、この後、33歳で薬物の過剰摂取で命を落とした。本当に惜しい才能だったと思う。
ブルース・ブラザース (デジタル・コピー付) [Blu-ray]
この新吹替え版は、近年では珍しい日本語版の傑作だ。
高木渉氏のジェイクが、比較的原音を意識した、守りの吹き替えに対し、
青山穣氏のエルウッドは、天衣無縫、原音どこ吹く風といった、攻めの吹き替え。
私はその二人のやり取りに耳を傾けているうち、もしもしかるべき時代に、たとえば故富山敬、たとえば故広川太一郎が、
この作品を吹き替えていたら、まさしくこんなテイストになっただろうと想像し、興奮を抑えることができなかった。
アテレコの黄金期にはよくこうした、攻めと守りにたけた、個性的で実力派の役者を配した傑作が、綺羅星のごとく放送されていたものだ。
ところが昨今は、ともかく目立つことはしない、小さい芝居ばかりがもてはやされ、
英語をそのままなぞるだけの、退屈な吹き替え版を耳にすることのなんと多いことか。
そしてあろうことか、一部の人々からは、その傾向を賛美するような風潮まで見られる。
今回の青山穣氏の独創的な演技は、ダン・エイクロイドという役者はまるで眼中になく、純粋にエルウッドという男を表現しようとしているように感じられ、じっとその声音を聞いていると、時にコメディを見ているのだという事を忘れ、感動すら覚える。
そして高木渉氏のジェイクは、文字どうり「兄」として、それをしっかりと受け止め、同時に彼の破滅衝動のようなものを強烈に臭わせ、暴れまわりながらも安定感があるとでも言うような、見事なバランス感覚と、老練ともいえる技を見せてくれ、さすがと唸るしかない。
かつてこの作品は、放送局のエゴから、素人が吹き替えた、聞くに堪えないバージョンが2つ存在するのみだった。
これは、これほどの傑作映画にあるまじき、お粗末な歴史だったと言い切って全く問題ないであろう。
それでもファンはその吹き替えを「幻の吹替え版」と称して、あたかも神聖なもののようにあがめている。
いや、あがめるほかになかったのだ。
そうした一部のファンの気持ちは十分に理解できるし、それを責めるつもりは微塵もない。
しかし数十年たった今、私たちはやっとプロフェッショナルによる、黄金期を思わせる吹き替えを手にした。
もはや我々は、後戻りをする必要などなくなったのだ。
もう一度声を大にして言おう。
この日本語吹替え版は、傑作だ!