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テレビでシベリウスのコンチェルトを聴き、彼に興味を持った。華麗さもさる事ながら、滴るような瑞々しい音に魅了された。パールマンの弟子らしく、確かにどこか若い頃のパールマンを思わせる所があり、もしかして凄い掘り出しものが登場か!と期待が膨らむ。で、せっかくなら最新録音をと思いこのアルバムを買ったのだが、ギャレットは良くも悪くも意外に真面目なのだということを発見するに留まった。
確かに私を魅了した音色だった。でもこういう選曲にしては演奏に遊び心が足りないような気がした。或いは彼自身は本当は演奏家として、クラシックをもっと追求したいと考えているのでないか。
あのジャケット写真がいけない(ジャケットを見てうっとりしていた事は棚に上げておく)。ヴァイオリニストのギャレットは、モデルとしてのギャレットほどにはスレていないのだった。
売り手の作戦なのかも知れないが、選曲からしてこういうアルバムは若手には諸刃の剣。演奏家を育てる真面目なリスナーを失う危険がある。
できればひとまずはこれきりにして、まずはシベリウスから録音を始めてもらいたいと思う。
期待しています。
Rock Symphonies [DVD] [Import]
ディヴィッドが好きで、CDは何枚かもっています。初めてDVDを購入、ミッションイン・ポッシブルは良いですね。彼の奏でるクラシックはなんとも色気のようなものが映像を見ていて、幸せな気持ちになります。少し緊張気味の彼、オリアンティとのコラボも素敵でした。最後にしっとりとヘイ・ジュードを楽しそうに、観客席からの歌声も気になりませんね。日本でLIVEコンサートあれば是非見に行きたいです。