NHK連続テレビ小説『芋たこなんきん』上巻
気に入った作品は、テレビドラマでも映画でもたいがいノベライズ版を買い、もう一度文章で余韻を楽しむ私です。そして、いつもノベライズ版で映像から感じ取られなかった何かを文章で確かめている私ですが、今回だけはドラマに「やられたーっ!」という感じです。
「初めて」ノベライズ版より、生ドラマの方がずっといい!と思いました。
藤山直美さんの演技が素晴らしい!國村準さん演じる「カモカのおっちゃん」他、脇役も皆素晴らしい!生き生きしてます。
だから、あえて、☆4つにさせて頂きました♪(理由はそれだけですよー)
「初めて」今まで苦手だった大阪弁が好きになりました。
「初めて」今まで避けていたNHKの大阪支局製作のドラマにはまっちゃいました〜!
ということで、今回は「ストーリー先読みさしてもらいます♪」と言う感じで、この本を楽しんでます。
他にはノベライズ版のお勧めは?と申しますと、私は、いしだあゆみさん演じておられる秘書の矢木沢純子さんの台詞「〜でございます」(^。^)これ、ノベライズ版で読みなおすと思わず「ふふっ♪」って笑ってしまいます。可愛らしい紅色に金の装丁も文学少女町子さんらしくて、とても気に入ってます☆
ひとりよりふたり
朝ドラ『芋たこなんきん』の主題歌。
凄く爽やかな曲でボーカルも柔らかさがある感じなんだけど、聴く人に元気を与える“強すぎない強さ”もある。とても聴きやすいです♪
カップリングのカバー曲もいい。いつも思うけど、やっぱりFAYRAYは選曲センスいいと思う。
表題曲とカップリング、作った人は別なのに、彼女のボーカルやアレンジで見事にイメージがまとまってます。
ちりとてちん 完全版 DVD-BOX I 苦あれば落語あり(4枚組)
自称ドラママニアですが、このドラマはすごかった。
役者や演出ももちろんすばらしかったが、とにかく脚本のうまさに毎日毎日腰を抜かした。
毎日毎日、泣いて、そして笑った。
最終回のラストの「お時間です。またいつの日か、お付き合いを願います」の上沼さんのナレーションを聞いた時は、涙がこぼれ落ちた。
特に悲しいシーンでもないし泣かせるような演出はなかったんだけど、涙が出た。
もう、若狭や、草々や、草原や、小草若や、四草や、A子や、お母ちゃんや、順ちゃんや、この『ちりとてちん』に登場するみんなに会えないとかと思うと、身を引き裂かれる思いになったからだ。
でも確かに終わってしまったことは辛かったんだけど、ちゃんと余韻を残したラストになっていて、その後、若狭は落語家として復帰したりするのかな?とか、子供はやっぱり女の子かな?等、『ちりとてちん』のその後を想像するとニヤケてしまう。
この『ちりとてちん』というドラマは終わってしまったけど、『ちりとてちん』という世界でみんなは生き続けるだなぁ、なんて考えてしまうのです。
たかがテレビドラマに何を書いているんだと、客観的に自分を見ると思うんだけど、そんな風に考えてしまうほどの、とてつもない魅力がこのドラマにはありました。
それと最後に。
「何で自分はこんな人間なんだ」「生きるのが辛いな」なんて悩んでいる方は、この『ちりとてちん』を見れば元気が出ると思います。
そんな悩んでいる自分も、愛おしいなって思えるようになると思います。