アクチュール 2011年 7月号 No.24
何冊か、他にも、映画情報誌を買ってみましたが、私『三浦春馬』くんの大☆大☆大ファンで、表紙につられて、実は、この本を二冊購入しました! 一冊は、「鑑賞用」で、もう一冊は「完全保存用」にと思いまして…で、この雑誌は発売予約中から、かなり「人気度」が高かったので、是非、観たい!と思って、凄く期待していましたら、実際、本を読んで、観て、ちょっとがっかりしました。 ピンナップの写真も春馬君の爽やかさが全くでて居ないのと、対談の内容もいまいち面白くないですね…。 『東京公園』の青山真治監督との対談は良かったですが、活字の字体が読みにくいのだと思います。 ちょっと辛口の評価で、済みません。人それぞれに色んな捕らえ方があるので、参考にして頂ければと思いまして…。
電車男 スタンダード・エディション [DVD]
ストーリー後半の「危機〜告白〜逆告白」中心に尺を取って、残りの部分に原作の「名台詞」を詰め込んだ感じなのがやや窮屈な印象ですが、恋愛映画として作るなら、原作で欠落している「なぜエルメスが電車男を好きになったのか。」の描写に時間を取らざるを得ないのはしょうがないでしょう。
封筒の中の物を見て、内向的な電車男が「相手への言葉にするまでの内面の懊悩の積み重なり」をエルメスが察するところや、前半は歩調を合わせて歩くことも出来なかったのが、告白後は手を繋がなくても二人で普通に歩けるようになっているところは、よく出来ていると思いました。
TV版とのキャストの違いは、「理想の女性による手ほどき」物の先達である「銀河鉄道999」のTV版と劇場版でのキャラクターの違いを思い出します。映画はたった100分で「エルメスを電車男に惚れさせ」ないといけないので、中谷&山田の配役で良かったと思います。美咲&淳史の方はより「描き甲斐」があるので、尺のあるTV版向きということで。
松本清張ドラマスペシャル 砂の器 [DVD]
まず色んな方が書かれていますが、極端な薄い犯行動機と脚本が残念、
そして犯人を見つけるまでのプロセスを楽しむと言う点での動画と言う視点だと
面白いでしょうが、証拠の点もかなり無理があり(自供に頼ると言う部分)
出演者の演技力にはちょっとがっかりしました。
玉木宏の演技力が「んー・・・」とキャスティングにも問題があったのではと。
和賀英良役は良かったとは思いますが、ただ、残念なのは焦燥感が漂って来てない
と言う点でしょうか。
成功者としての和賀を演じるのであればそれで良いでしょうが、
過去に囚われて今を生きている和賀を演じるのであればもう少しダイエットし、
焦燥感を出した演出をした方が面白かったのではとは思います。
さすがにこの映像だと成功者が奈落に落ちた瞬間を映像化させているようにしか
思えず、どこか宙に浮いたまま演技が進んでいる様に思えて仕方が無いです。
あとは西村雅彦氏がやりすぎ感が否めず、最後にはお笑いの域に入ってる点が
かなり残念な所。
余り悪い事ばかり言うのもあれなので客観的に見た時のその当時の情景を上手く引き出し、
その情景に上手く演技者を溶け込ませていたのには成功だったのかなとは思いますね。