幻想水滸伝 短編集〈4〉 (電撃文庫)
複数作家が執筆しているためか、どうしても作家によって収録作品の質に激しいバラつきが
あるのが難点。
しかし冒頭の『帰還~Cursed Guns~』の、ノベライズとしての完成度はほとんど奇跡。
これのためだけに買っても釣りが来ます。
幻想水滸伝
昔PSを購入して、そろそろCDROMのPSならではのRPGをしたいなと思ってた頃この幻想水滸伝が発売されました。水滸伝、なんてタイトルに付いてるし、無難な中身かなと思い過度な期待はせずに購入。 が、オープニングデモを見、躍動感にしびれました。特に曲。曲の始め色んな音がそれぞれに音を奏でてザワザワしてる感じなんですがやがて一つに収束するかの如くバン!て感じの音と同時に力強いテーマ曲に繋がっていくんです、そこはかなり好きですね、ゲーム中の108星を表してるのかな、なんてクリアした後思ったり。デモの映像も特に目をみはるような感じではないものの、一度クリアして見るとデモ中の文などにグッときます。そしてゲーム本編ですが、デモで感じたドキドキを裏切らない中身です。キャラやマップなど2Dで平面的でパッと見、それまでのSFCなどでお馴染みのゲームとそう大差はないように感じますが、幻水はキャラが大きく結構動きが凝ってたり、物語中の主人公の台詞を3つの中から選べたりして、味があります。バトルでも攻撃の演出も中々いいですし、協力攻撃もありレベルもすぐ上がるので苦になりません。通常のバトル以外にも、自軍対敵軍のもの、一騎打ちもあります。味方キャラは全部で108人になり、主人公達の城「本拠地」も仲間の増加に伴い賑やかになっていきます。仲間も実に様々で、例えば風呂職人は本拠地に風呂を作ったりその風呂も種類が増えたり…といった感じで、色々と芸が細かく本拠地や味方キャラ達は結構楽しませてくれます。108人もの仲間達…実際そんなに使いませんが、もし全員集めずにクリアしてしまったら…ぜひ集めてみて下さい、嬉しい事がありますよ。シリアスなのに不思議と暗さを感じない物語、絶妙な音楽、随所に見られる遊び心、クリアまで短いですが、爽やかな名作です。幻想水滸伝は是非この作品から!
幻想水滸伝IV 初回生産版
船の操作性がイマイチ(島に近づくと旋回してしまう)な所や
敵との遭遇率が高いこと、広い海の割には島が少ないなど不満点は
結構ありました。
イベントシーンでも声やモーションキャプチャーを使った演出は良
かったのですが編集の仕方が良くないのか、唐突に違うシーンに移っ
たりします。
全体的にボリュームが少ないと感じました。
幻想水滸伝V オリジナルサウンドトラック
一曲一曲はとてもいいんですが、ほとんどの曲が1ループしか入ってなかったんですよね。
曲数はハンパなく多いので、仕方ないとは思いますが……
大好きなゲームだけにちょっと残念。
幻想水滸伝5黎明の城 1 (BROS.COMICS EX)
幻水3のコミックがよかったので買ってみました。 絵柄は見やすくて読みやすいです。ですが、はっとするような大胆なコマ割、みひらきやキャラの表情など見せ方が弱い印象でした。さらっと読みやすい少女漫画を読んでいるようなので、キャラの心理描写に劇的なものがあまり感じられません。
また王子とリムが不仲設定なので余計にキャラがたっていないというか、今後の展開を考えるとこの設定ではどう転ぶか難しいだろう…と思いました。兄妹の絆が感動だったのに。個人的に、リムと王子の不仲は本筋から2年前まででいい…
とはいえ、あの複雑な衣装のキャラ達を漫画化していることにまず称賛です。