ゴーストハント6 海からくるもの (幽ブックス)
本作、これまでと比較すると怖くない方ですが、一番面白かったです。
(比較すると、ですよ。十分、本作は怖いです)
あらすじにある通り、ナルが早々に戦線離脱してしまうため、いつもと異なる展開(調査活動)です。
いつもサラリと謎を解いてくれるナル抜きでの調査活動。
そのため、彼らは非常に悪戦苦闘することになるのですが、それゆえに中身が濃くなる。
そして“古い信仰が残る土地”での話だけあって、純和風の、古の恐怖。
故に、ぼうさんや綾子が大活躍する巻になっています。
本書で取り上げられているような素材(塚や信仰や歴史)は、日本各地に残っています。
私、趣味がてらよく見て回っているのですが、多くの場合は忘れ去られていますが、似たような設定をよく見かける。
そう考えると、ちょっと怖い気がします。私たちは気づいていないだけなのかもしれない。
吉見家のミニ版や少し形を変えただけの話なんて、けっこうあるのかも……。
チラホラとこれまでの謎も解明されてきたりもしますが、まだまだ。
なのに、シリーズは残り1冊。リライト記念に、特別編とかで新作を追加してくれないだろうか?
ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)
麻衣さんが、渋谷サイキックリサーチや拝み屋・エクソシスト・霊能力者達と縁が有ったのも「偶然」では無かったという、能力の片鱗を垣間見れるのが、このストーリーからです。
このシリーズをリアルタイムで読んでいた読者も、成人していてそれぞれの人生を歩んでいる事と思います。
何だか性格が合わないけど、同じ職場で一緒に仕事をする…というのは世間一般に珍しくも無いんですが、個人の能力や個性を活かせる職業に就けるというのは、「縁」や「流れ」など、いつ何が起こるか分からない。そういう人生の感慨深さを感じます。
個人的に、今が人生の転換期。まさかこういう道を歩もうとは…と思っている最中でして、また何十年かした後に、この本の存在に思いを馳せる様な気がします。
「人形の檻」というサブタイトルにも、生きながら自分自身の檻に入っている人を連想してしまいました。
ただの娯楽本やティーンズ文庫とかではなく、読み返す度に、違う視点で物事を気付かせてくれる本の一つになりました(やっぱり特別な存在感のシリーズです)。
ゴーストハント FILE2「人形の家」 [DVD]
このDVD2巻はゴーストハントの2番目のエピソードが収録されている。
第4話「人形の家 #1」/第5話「人形の家 #2」/第6話「人形の家 #3」
ポルターガイスト現象の起きる館の調査依頼がSPRに来る。
泊り込みで調査をする彼らの目の前で、さまざまな怪異現象が発生する。
その怪異現象の原因は少女の宝物である人形――?
ホラー定番の人形を扱ったエピソードだが、やっと怖くなってきた!とわくわくさせてくれるストーリー展開だ。
ゴーストハント FILE4「公園の怪談!?」/ FILE5 「サイレントクリスマス」 [DVD]
まず公園の怪談では原作に登場しない綾子とジョンがいます。ちょっと原作にないセリフやシーンもありましたね。
綾子の「行けジョン」には笑えます。
サイレントクリスマスも原作にないシーンがありましたが麻衣がリンさんに抱きつく所は原作では顔を赤くしてたんで それがなく残念でした。原作にないシーンがあったので☆4つです(^.^)