RIDEBACK 01 (初回限定版) [Blu-ray]
一般的に、全何話っていう続き物の場合、全巻買わないと半端な形で残ってしまうことになりますが、このライドバックは1巻のみ所有しても問題ないので、そういう意味でこの巻はお勧めです。
一家に1本あってもよいと思えるほど映像、音楽、キャラの声がよくできてます。また難しい例えですが、秒速5センチメートルの特典の山崎まさよしさんのPVを見るようなつもりで楽しむにはぴったりの作品です。
その上で話などもとても気に入ったなら続巻を買ったらよいと思います。
私は原作も知りませんので、どうこう言えるわけではないですが、話の筋が雑で中盤から後半にかけては義務感で見終わった印象でとても疲れました。
なんていうか、作り手の都合で話ができている感じで、キャラに共感や感情移入しにくい印象です。
おそらく惜しい作品なんだと思います。
リアリティの無い設定、シナリオに無理やりリアルさを醸すために鬱な展開にしてしまった感じです。
暗かったり、鬱だったりする展開のアニメってのも、それはそれで有りなんだと思いますが、シナリオに説得力があることが必須で、最後に溜飲を下げるカタルシスが待ってないと報われないと思います。
私の主観ですが、ライドバックと主人公の関係が結局わからないってのもなんだかなあ、って思ってしまう原因かも。
あ、でも1巻はお勧めですよ。
RIDEBACK 02 [Blu-ray]
(総合6.5/10点)
第3話「そして旗(フラッグ)はふられる」★★★☆☆5/10点
レースという枠組みの縛りと、それゆえに噛み合わない琳の
焦燥感や不安を募らせるような仕上がりになっています。
劇的な展開が無い分、次回以降の布石や前回の裏返し程度なので
見栄えはいまいち。過激で熱いライディングを期待していた分、
ちょっと残念でした。でもレースの生の迫力の演出は大したものです。
第4話「しょう子、危機一髪」★★★★☆7/10点
テロによる生命の危機にすら全く動じぬ無謀無策を超えた
琳のアクション映画ばりのライドが素晴らしい。
それに相乗したアングル、作画の勢いもうなぎ昇りで、観る者を圧倒します。
ワンピース姿で弾幕、包囲網をいとも簡単に回避する
生々しくも華麗なタフガールぶりには戦慄すら覚えます。
タンデムLOVER (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
百合雑誌『つぼみ』掲載作。汎用重機「タンデマイン」のパイロット養成所(女子校)での物語。タンデマインは2人操縦となっており、この操縦の過程で百合が生まれるという仕組みになっている。ロボットモノとして見ても面白いし、百合モノとして見ても面白い。一粒で二度美味しい作品だ。
ザッドランナー 1 (BUNCH COMICS)
この作品、ものすごく面白いです。
ザッドという人型マシンを使ったエクストリームスポーツが題材なのですが
作者のカサハラテツロー先生は「ライドバック」でこの手のものはお手の物な上に
ヒロインの「小梅」のキャラ立ちっぷりがものすごいです。
1巻ではその片鱗しか見せない「小梅」の真の姿とは!
2巻が待ちきれません!
マンガ好きな人はぜひ手にとって読んでみてください。
損はさせません。
RIDEBACK 04 [Blu-ray]
(総合5/10点)
第7話「罪と×」★★★☆☆5/10点
正直、ここまで強引、強制的な懲罰に発展するとは
思っていなかったため、GGPの軍事行動のゴリ押し具合に
恐怖を覚えました。ただ、出来れば憔悴しきった彼女の経緯も
克明に描いて欲しかったですね。そのためか、前後の流れが
やや唐突に感じられてしまったのが残念。やるなら
徹底的に不愉快にさせた方が潔いかと思います。
第8話「GET RIDE! 選ばれし者」★★★☆☆5/10点
作品当初の雰囲気はどこへやら、過去の因果で始まる
GGPvsBMAの襲撃戦に若干面食らってしまいました。
これだけ作風、路線が変わってしまうとどうも本作の狙いが
いまいち見えてこない感じがします。
質の高さには文句無いので良いのですが・・・