Audio Secrecy
大変聴きやすく、これがslipknotのメンバーが立ち上げたside projectか?と疑ってしまうぐらいpopな仕上がりになっている今作。
もちろんあくまでside projectなんで本家と比較することが愚かしい事は十分承知しているが、そこは比較してしまうのが性である。そして生粋の本家fanからは拒絶されてしまう可能性の高い仕上がりになっているのではなかろうか??
しかし、私とほぼ同世代でus、ukのrockを幼い頃から聴いていたならば、この辺りに落ち着くのは十分納得できる。逆にusのmainstreamには受け入れられやすいかもしれない。(usのamazonではレビューは☆4くらいで微妙な感じだが…)
楽曲的には、前作でのリフで押し切っていく構成からさらにメロディ重視の傾向が強まり、balladがぐぐんと増加したのが全体的な特徴だろう。前作のm1〜4の構成にやられた私としてはこの点で−☆1になってしまう。
しかしながら今作それぞれの楽曲は80〜90年代を通過してきた人間には単純に良いイメージを与えるのではなかろうか??あとguitar soloが前作と比較して入ってきてるんでぷんぷん匂ってきます。80年代の香りが…
audio secrecyはピアノでの構成のインスト
mission statementはguitarの刻みかたとeffect掛けたvocalの絡みが序盤盛り上がっていくリフ主体の前作とのリンクを感じる楽曲。
digitalもmissionと同様な楽曲だがサビはsweatな感じ。最後のバーストはカッコいい
say you`ll haunt meは一瞬どこぞのLAメタルか?と思ってしまう楽曲
dyingは有り得ないぐらい爽やかなアメリカンロック
let`s be honestは90年代初頭の徐々にグランジに影響を受けはじめたメタルな感じ
unfinishedはもう堪らないぐらいサビが臭ってくるコリィが影響を受けたであろう80年代メタル(個人的にはこの楽曲聴くたびにニヤニヤしてしまう)でも所々現代的解釈は差し挟まれているのが良い感じ。
hesitateは、はい出ました!てな感じ。もう全開です(^^)
等など今作はバラエティに富んだ構成で「私」は結構好きです。
(Sic) Nesses Live at Download [Blu-ray] [Import]
日本版は高価ですけど、こちらは圧倒的に安価。リージョンもフリーのようですし(自宅のソニー製やBOSE製のプレイヤーで問題なく再生できます)、字幕にこだわらなければ、こちらをお勧めします。
YOUNG GUITAR (ヤング・ギター) 2011年 05月号 [雑誌]
今月号のメインとなる記事は、巻頭の名盤カタログです。「Classic Rock」「Heavy Metal」「Slash、Loud、Extreme」「Progressive」「Jazz、Funk、Fusion」「Solo」他、全10ジャンルに分類され、バンドのアルファベット順に全500枚を紹介しています。「Solo」はソロギタリスト部門で、これはさらにブルーズ系やテクニカル系などに分類されています。
1ページに基本16枚で、重要なアルバムには2枚分のスペースが割かれています。ビッグバンドに関しては3〜4枚選ばれているものもあります。カタログ記事の半分弱がカラーページです。
冒頭に「音楽ビギナーのためのガイド」と銘打ってある。オールタイムで、かつ幅広いメタル系のジャンルから選出して全500枚なので、かなり有名なバンドや定番アルバムがほとんどです。企画の主旨であるメタルビギナーのガイドとしては、わかりやすくて非常に良い内容だと思います。この面においては☆5つです。ギターアルバムのみに特化してる訳でもなく、バランスもいい。
YOUNG GUITERを長く購読されてるようなベテランリスナーのアルバム発掘にはあまり有用じゃないという事で、一応☆1つ減らしました。だけど眺めてるだけでもけっこう楽しいと思いますよ。