大菩薩峠〈18〉 (ちくま文庫)
by 小宮山隆央
映画にもなっています。
大菩薩峠 (1960年 / 日本 )
監督: 市川雷蔵 三隅研次
出演: 市川雷蔵 本郷功次郎 中村玉緒 山本富士子
『大菩薩峠』は、中里介山作の約30年にもわたり書かれている長編時代小説。
1913年〜1941年に都新聞・毎日新聞・読売新聞などに連載された41巻にのぼる未完の一大長編。
幕末を舞台に虚無の剣士 机竜之介の生き様を描いています。
甲州大菩薩峠を生家とし、武道の試合で対戦者を撲殺することから始まる長編小説です。
虚無にとりつかれ、殺人・辻斬りを重ね、血に餓える剣豪・机竜之助。
戦に加わり、盲目となりながらも、血に餓え、辻斬りを重ねてゆきます。
剣士が、刀の血の錆びに翻弄されてゆき、 旅の遍歴と周囲の人々など様々な生き様が描かれています。
連載は約30年にもなる長編時代小説、作者の死とともに未完に終わっています。
弁信、与八、宇治山田の米友、お銀様、お君、犬のムク、がんりきの百蔵、裏宿の七兵衛などなどとサブキャラクターが存在感があります。
このサブキャラクターでも各1冊分の主人公です。
弁信、与八だけでも読書して得られるものを持っています。
小宮山隆央
大菩薩峠〈1〉 (ちくま文庫)
時代劇の定番であるニヒルな剣士物のルーツとも言える超大作。主要登場人物百数十人。
しかし純粋に時代劇として、剣豪小説として読めるのは最初の数巻だけで、ここまでは手に汗握る面白さですが、
あとは次第に「思想小説」へと変化して行き、いくつものストーリーが絡み合いながら
「人間界の諸相を曲尽して、大乗遊戯の境に参入するカルマ曼陀羅の面影を大凡下の筆にうつし見んとするなり」
と作者が言っているように独自の仏教観に基づき「無明」をテーマとした世界が展開されます。
ストーリーの整合性よりも思想が先走って、いったい何を書いているんだろうと思わないでもないですが
通俗的な意味での物語性も残ってはいるので何とか読み進めないこともないです。
最後の方では時代劇というより、それが書かれていた昭和初期の出来事をそのまま取り入れたりして作者の筆は走りまくります。
全巻通して読む価値があるかといわれれば少々躊躇します。そもそも未完ですし。
なお机竜之介が一応主人公とすれば、裏主人公は神尾主膳でしょう。
大菩薩峠〈4〉 (ちくま文庫)
by 小宮山隆央
映画にもなっています。
大菩薩峠 (1960年 / 日本 )
監督: 市川雷蔵 三隅研次
出演: 市川雷蔵 本郷功次郎 中村玉緒 山本富士子
『大菩薩峠』は、中里介山作の約30年にもわたり書かれている長編時代小説。
1913年〜1941年に都新聞・毎日新聞・読売新聞などに連載された41巻にのぼる未完の一大長編。
幕末を舞台にし、虚無にとりつかれた殺人・辻斬りを血に餓える剣豪・机竜之助を主人公とし、甲州大菩薩峠を生家とし、武道の試合で対戦者を撲殺してしまうことに始まる剣士の刀の血の錆びに翻弄され、
机竜之介が、旅の遍歴と周囲の人々の様々な生き様を描く。
連載は約30年にもなる長編時代小説、作者の死とともに未完に終わった。
弁信、与八、宇治山田の米友、お銀様、お君、犬のムク、がんりきの百蔵、裏宿の七兵衛とサブキャラクターが存在感があります。
このサブキャラクターでも各1冊分の主人公です。
弁信、与八だけでも読書して得られるものを持っています。
小宮山隆央
大菩薩峠〈5〉 (ちくま文庫)
映画にもなっています。 by 小宮山隆央
大菩薩峠 (1960年 / 日本 )
監督: 市川雷蔵 三隅研次
出演: 市川雷蔵 本郷功次郎 中村玉緒 山本富士子
『大菩薩峠』は、中里介山作の約30年にもわたり書かれている長編時代小説。
1913年〜1941年に都新聞・毎日新聞・読売新聞などに連載された41巻にのぼる未完の一大長編。
幕末を舞台に虚無の剣士 机竜之介の生き様を描いています。
甲州大菩薩峠を生家とし、武道の試合で対戦者を撲殺することから始まる長編小説です。
虚無にとりつかれ、殺人・辻斬りを重ね、血に餓える剣豪・机竜之助。
戦に加わり、盲目となりながらも、血に餓え、辻斬りを重ねてゆきます。
剣士が、刀の血の錆びに翻弄されてゆき、 旅の遍歴と周囲の人々など様々な生き様が描かれています。
連載は約30年にもなる長編時代小説、作者の死とともに未完に終わっています。
弁信、与八、宇治山田の米友、お銀様、お君、犬のムク、がんりきの百蔵、裏宿の七兵衛などなどとサブキャラクターが存在感があります。
このサブキャラクターでも各1冊分の主人公です。
弁信、与八だけでも読書して得られるものを持っています。 小宮山隆央
大菩薩峠〈19〉 (ちくま文庫)
by 小宮山隆央
映画にもなっています。
大菩薩峠 (1960年 / 日本 )
監督: 市川雷蔵 三隅研次
出演: 市川雷蔵 本郷功次郎 中村玉緒 山本富士子
『大菩薩峠』は、中里介山作の約30年にもわたり書かれている長編時代小説。
1913年〜1941年に都新聞・毎日新聞・読売新聞などに連載された41巻にのぼる未完の一大長編。
幕末を舞台に虚無の剣士 机竜之介の生き様を描いています。
甲州大菩薩峠を生家とし、武道の試合で対戦者を撲殺することから始まる長編小説です。
虚無にとりつかれ、殺人・辻斬りを重ね、血に餓える剣豪・机竜之助。
戦に加わり、盲目となりながらも、血に餓え、辻斬りを重ねてゆきます。
剣士が、刀の血の錆びに翻弄されてゆき、 旅の遍歴と周囲の人々など様々な生き様が描かれています。
連載は約30年にもなる長編時代小説、作者の死とともに未完に終わっています。
弁信、与八、宇治山田の米友、お銀様、お君、犬のムク、がんりきの百蔵、裏宿の七兵衛などなどとサブキャラクターが存在感があります。
このサブキャラクターでも各1冊分の主人公です。
弁信、与八だけでも読書して得られるものを持っています。
小宮山隆央