イレイザー [Blu-ray]
あれは確か筆者が中学に上がる前で土曜のゴールデンシアターだったか日曜洋画劇場だったか判然としませんが、その日の夜にたまたま放映していた本作を視聴していました。吹き替えは玄田 哲章さんで途中までは「いつも通りのシュワ映画なんだろうな」と流して観てましたが飛来するスパイク爆雷がシュワちゃん扮するジョン・クルーガーの手のひらを貫くシーンで慌ててVHSに録画した記憶があります。
重要証人の身柄を守る為、その存在を抹消し全くの別人として人生を挿げ替える事で証人を保護する特殊エージェントのマーシャル・ジョン・クルーガー。
彼の元に新たな重要証人リー・カレン(バネッサ・ウィリアムス)が現れます。
大手兵器開発会社「サイレス社」内部の陰謀をリークしたいFBIは彼女に協力を要請し、社内の極秘資料を漏洩させようと画策。しかし、この動向が見破られたせいで彼女の身に危険が迫ります。
ジョン・クルーガーはリーを守ろうと尽力しますが、サイレス社の陰にはさらに巨大な勢力と凶悪な計画が…
本作はシュワルツェネガー主演作としては「地味」という評価をよく聞きます。というのも証人保護プログラムやレールガンの仕組み、今置かれてる状況などについて登場人物が、その説明や会話に徹するシーンが多く中盤までが間延びして終盤のテンポがやや駆け足気味だからです。
でも私には忘れられない映画になりました。シュワちゃん映画の中でもイチオシです。
当時の私にとってシュワちゃんといえば向かう所敵無しの「不死身の鋼鉄マッチョ」という印象が強かったのですが、この映画では以外にもかなりの苦戦を強いられます。
特に上記のスパイク貫通シーンは印象的で激痛に目を見開き、流れ出る血をそのままに必死に逃走するシュワちゃんが見られるのはこの映画ぐらいなもんです。
VFXもまた秀逸な出来です。ワニの襲来や航空機からの脱出などはCGの合成を極力抑え、役者やスタントマンの演技を引き出す事に成功しています。VFX技術に溺れずに画面が生きているのはこの時代だったからでしょう。
それと劇中チート過ぎる性能を発揮するレールガンのディテールも近未来的でありながら妙な説得力があり、制作陣の緻密さが窺えます。
ラストシーンはまさしくハリウッド的必殺仕事人のようで実に爽快です。
シュワちゃんの吹き替えは屋良 有作さん。玄田さんとは一味違って、寡黙で威厳がありながらどこか親しい雰囲気の演じ方はこのジョン・クルーガーというキャラクターにドンピシャです。ただこのBlu-ray、特典映像などは一切含まれておらず本編のみの収録なので星を1つ削ります。
以上、長文駄文失礼しました。参考になれば幸いです。
イレイザーヘッド
竹中直人氏のメルシー・ボクに続く第二弾アルバム。低音三兄弟はお勧め。脳みそに炸裂します。竹中直人の多重人格性が色濃く出ている作品。ブララック・ユーモア満載です。この曲で皆さんも彼のブラックシャワーを浴びましょう。
BLACK&DECKER 垂直・水平レーザー墨出し器 BDL310S
スピーカーのセッティングを行うために買いました。「自律水平調整機能付き」とは、どういうことかと思っていたのですが、筐体の中にレーザーの光源をぶら下げたという、シンプルなものでした。何となく忍者のがんどう提灯を連想しましたが、水準器で調整する手間が省けて、手軽で使いやすい構造だと思いました。目的のスピーカーのセッティングには、十分に役立ちました。少しレーザーの輝度が低いような気もしましたが、部屋をすこし暗くすれば大丈夫でした。値段が安いのが何よりです。付属ケースの中に9Vの電池が同梱されているので、箱から出したらすぐ使えます。レーザー墨出し器は、オーディオの必需品だと痛感しました