劇場版 ツバサ・クロニクル鳥カゴの国の姫君 プレミアム・エディション [DVD]
いつもの話と違いどんどん進んでいき、絵も綺麗で小狼も黒鋼もファイもとてもよく動いています!!エンディングの牧野由依さんがうたっている「アムリタ」も必見です!!!特典映像のアフレコ映像なども今までみたことのないツバサクロニクルの裏側が見れます!おすすめです。\(^o^)/
鳥籠の王女と教育係 〈国守り〉の娘 (鳥籠の王女と教育係シリーズ) (コバルト文庫)
「次は活躍します」と宣言していた魔法使いの方でしたが、幕開け早々の決意は「魔法使いをやめてもいいですか」でした。
近い将来の確実な期限に、「魔法を手放しただびとになる」事は呪いから解放されこの時代でエルレインと共に生きて死ぬ事を選びたいというゼルイークの望み。けれど国やコイズや、器を壊す苦痛への思いもあって…と、エルレインとゼルイークの二人がやり取りするのに読みいってしまいました。
このカップル、イの王にも認められ、人には解りづらい皮肉コミュニケーションで着実に恋人濃度が上がっています。深刻な事態に手を繋ぐ回数が増えていて、こういう距離感は好きなので、キュンキュン来ました。
エルレインとの婚約が解消した事で、ジーニーが花嫁候補に上がってた王孫子殿下も、いきなり、でなく筋道が立って段階を踏む形で「そうなってくれたらいい」路線に進んでいるようで嬉しかった。今の立場がだんだんもどかしく、行動してしまった姫将軍が可愛いです。
彼が彼女の気性をわかってその上での考えとか、売り込まれてちょっと考えが変わったりとか納得して読めました。
エルレインの母<国守り>のレリが「生きている」。彼女は禁忌を犯した罪を今だ償っている…。いろいろな葛藤がまた二人を襲うけれど、ひとつ乗り越えたようです。恋人の心からの願いを叶えたいゼル師と、彼に魔法を使わせる=利用することがイヤなエルレイン。でもそうやってちゃんと願いを引き出して叶えたけれど、その後が・・・。軽々しいサラっとな○○、それにうっかり答えてしまったエルレインの悔しさ、そしてラストの『ドッキリ』。ぬかりましたね。
何か今までになく、順調に行ってて、先が明るそうに見えるのが…逆に怖いです。
あとひとつ越え、すべてが片付いたら
次回は9月ということで内容へののヒントは無かったけれど、この一山がきっとすごく大変なんでしょうね〜。ああ、早く安心したいです。
ちょこ旅京都―おさんぽ気分でまち歩き
ちょこ旅京都、おさんぽ気分でまち歩き。
これは京都のガイドブックなのか?!帯を見ると『100%イラスト旅エッセイ』とある。
早速中を覗いてみると、なるほど全ページに著者のイラストと感想、おすすめなどが載っている。読んでいるだけで実に楽しい♪いや、読むというより眺める…だろうか?!私は京都の学校に通っていたので、京都の本を買う、というのは一見フシギなことのようですが、このちょこ旅は京都に始めていく人は勿論、『京都は何度も行きました』という人にも是非手に取っていただきたい!そこにはあなたの知らない京都とそのお徳情報がぎっしり詰まっているはず♪
一日を終えて夜眠る前にじっくり少しずつ読み進めていました。
読み終わる頃には、この本片手に京都にさんぽに行きたくなります☆
砂の国の鳥籠 (ショコラ文庫)
遠い異国の地アラブが舞台。お話は記憶を失くしたハルの一人称で書かれている為、内容にミステリアスな部分が多く読みながら先へ先へと引き込まれます。隻眼イドリースは何者なのか、ハルはなぜ鳥籠で暮らしているのか、そもそもなぜ異国の地にいるのか等々すべてはハルの記憶のひもが解けると共に判ってきます。
謎の部分は多大にあるのに、イドリースのなみなみならないハルへの愛情だけは明確に痛切に伝わってきます。
巻末にすべての謎が解け、誤解が解け、心のわだかまりが解けてハルとイドリースはハッピーエンドをむかえます。
ハル目線オンリーで書かれていたところが良かったです。なにせ一人称の文体なので、ハルの心情やその変化は手に取るように分かるけど、イドリースのそれはハル目線のフィルターを通してしか推し量ることができないから想像力を掻き立てられます。ハルを好きだ好きだ、大好きなんだ!!と言いたいけど言わせてもらえない無骨な男の切なさが伝わってきて、これがまた良いです。
劇場版 ツバサ・クロニクル鳥カゴの国の姫君 [DVD]
すごい!動く動く!!しかも動く「ツバサ」すばらしくさわやかー。小狼はひたすらかっこよく、サクラはひたすらかわいい。改めて痛感したよ、そうだ、「ツバサ」は少年マンガだったんだ!!!手に汗にぎる白熱した格闘アクション、壮大な演出の大洪水。まさか「ツバサ」でドッグ・ファイトが見れるとは。それにイチオシは細かく動くモコナ。さすがはプロダクションIG。ビー・トレインがダメだとは言わないけど、やっぱ映画に入れる力は違うね。
はっきり言って、ボクは川崎逸郎氏にはいいイメージがない。「アークザラット」は最終回の終わりになってもラスボスが残ってたし、「L/R」はカッコつけてるすべてが見事にすべってるという偉業を成し遂げ、見てるこっちのほうがはずかしかった。今回もきっと・・・、そう思ってたんでぜんぜん期待してなかった。けどもけども、出来上がってみたら30分ちょっとをここまでのクオリティーをやりとげてくれるとはうれしい意外さだ。キャラデの菊池祥子氏のキャラ絵を壊さない、最初から最後まで緊張感の抜けない画質。落ちてくる小狼を避けるためにサクラを引っぱるモコナや全員が階段をかけ上りながら一人ずつ抜けていくシーンなんかの演出の上手さは光りまくってる。話の筋としてはこの手の短編ではぜんぜん珍しくないもので、ヘタをすれば駄作OVA一覧にのってもおかしくない内容だったのに、画の動かし方がこの物語を断然おもしろいものにしてるのさ。こんな感動は京アニの力作「ムント」を見て以来だ。アニメは画が動いてなんぼ、動く画が売りのこの当たり前に忠実な作品はスタジオの実力がもろ出るもんだろう。テレビシリーズの時間軸から見れば、一期の前半くらいの位置づけでいいんだろうけど、尺が短いのにわざわざ設定説明を入れてあり、単独で見ても大丈夫なように配慮もしてある。