シモン・ボッカネグラ*歌劇 [DVD]
オペラのLDを10セットくらい持っていて、かつ衛星放送でそれなりにオペラを見る機会があったので、DVDソフトを買おうという気に中々なりませんでした。
でも、これは別格です。CDで超名演を記録しているアバド他名歌手の面々を画面で見ることができるのは、とても嬉しいことです。発売に感謝します。
少し古いので画像が甘いですけど、またオケがスカラ座でないのが少し残念ですが、あまり気になりません。この渋いオペラを愛する方なら、座右に置く価値のある1枚だと思います。
オペラのLDを10セットくらい持っていて、かつ衛星放送でそれなりにオペラを見る機会があったので、DVDソフトを買おうという気に中々なりませんでした。
でも、これは別格です。CDで超名演を記録しているアバド他名歌手の面々を画面で見ることができるのは、とても嬉しいことです。発売に感謝します。
少し古いので画像が甘いですけど、またオケがスカラ座でないのが少し残念ですが、あまり気になりません。この渋いオペラを愛する方なら、座右に置く価値のある1枚だと思います。
ニコライ・ギャウロフ GREAT SINGERS LIVE
このディスクではギャウロフ様が(苦笑)ずっと歌っておられます。それだけでわたしはもう跪拝して聴くばかり。
ギャウロフがこのディスクを録音したのは1960年代後半だそうですが音質もいいし、若き日のギャウロフはこの段階でもう「デキて」います。
バスやバス・バリトンの歌い手に若くてハンサムで、いろいろあるけれど最後は美しい女性と結ばれてハッピーエンド、という役を回した劇作家がいたら教えていただきたい。
低音声楽家に与えられる役。宿命。悲劇。老い。憎悪。復讐。怨恨。死。そんなのばっかり。それはそれで、たとえばギャウロフが悪役で登場すると主役のテノールを「食ってしまう」という事件も起こるのですが、寡聞にしてギャウロフがそれをやったというエピソードを知りません。彼はそういうことをやって快感におぼれる人ではないという気がします。
「ギャウロフ買い」をちょっとしてみてもいいかな、という方のためにこの盤をのぞいて2〜3、ディスク紹介をしておきます。
1. ショルティ/コヴェントガーデン王立歌劇場オーケストラによるヴェルディ「ドン・カルロ」。フィリポ二世のアリア「独り王冠を抱いて寂しく眠るのか」(この長大なアリアの直後に90歳の設定で宗教裁判長が登場し、低音と低音の丁々発止たる音楽になります)が素晴らしい。この盤で宗教裁判長を歌っているのはマルッティ・タルヴェラですが、ギャウロフよりラーゲが低い。恐怖!(笑)。
2. クレンペラー/NPOによるモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」。主役のわりには歌う長さが短いけれど、騎士長を歌っているフランツ・クラス(大好きなバスです)とやりあう場面はすごい。これはどうでもいい知識ですが、このオペラで主役が歌う「乾杯の歌」はビゼー「カルメン」でエスカミリオが歌う「乾杯の歌」とはなんの関係もありません。はい。
3. ムーティ/NPOのヴェルディ「アイーダ」。ギャウロフはランフィスを歌っていて、アモナスロを歌っているのがカプッチルリですから第2幕終盤は凄いことになります。
読み返してみると、どうにも下品なレビューが出来上がってしまいました。お詫び申し上げます。最後まで読んでくださってありがとうございました。
グノー:歌劇「ファウスト」全曲 [DVD]
余計なものは一切ない、というくらいの簡素な舞台美術。
それが功を奏し、歌手の存在を際立たせている。
音も映像も所々ノイズが入るが、気になるほどではない。
フィナーレの三重唱、フレーニの歌声の素晴らしさに感激です。
この価格でこの作品、お得です。