チェルニーってつまらないの?―「チェルニー30番」から何を読みとるか
『21世紀ヘのチェルニー 訓練と楽しさと』
がチェルニー(ツェルニー)の効果に疑問を呈しているのとは逆で、チェルニーは「やった方がよい」という前提で、「学ぼうと思えばこんなにいろいろ学べる」と楽曲分析をした本です。
悪く言えば、嫌がる子供をなだめすかす本です。
したがって、「チェルニーはほんとに役に立つのか」という肝心なところには触れていません。やって当たり前ということでしょう。
確かにチェルニーだって、凡庸とはいえ、曲といえば曲なので、学ぼうと思えば楽曲分析等、色々学べるのでしょうが、それはどうしてもチェルニーでなければ出来ないのでしょうか。
他の大作曲家の楽曲分析(アナリーゼ)の方が得るものが多いと思います。
『ベートーヴェン ソナタ・エリーゼ・アナリーゼ』
『和声と楽式のアナリーゼ』
など、他に優れた楽曲分析本があるので、それらに当たってみた方がよいでしょう。
最高齢プロフェッショナルの教え
自分の悩みが小さすぎて、恥ずかしく思えました。
数多くの座右の銘に出会えました。
知らない世界にも出会えました。
現役というだけで、説得力がありすぎます。
人生の、羅針盤になるような本だと思います。
比較できないすばらしい中身ですが、
飛行機の神様、
高橋淳さんが大好きです。
戦争の話って、学校の先生とか、
単純に知識として知ると「ふーん」で終わるんですが、
当時のエピソード、たった数ページで、
いろんな意味で震えてしまいました・・・。
ハンガートーク、っていいですね。
何度でも読み返したくなる、そんな本です。
第2弾 を期待してます。