魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
BD特典のドラマCD「フェアウェル・ストーリー」を題材にした、まどか☆マギカのスピンオフコミックです。
私は元のドラマCDを聴いてなかったので、この展開自体初見です。
BDを買えなかった人に、手の出しやすい形で商品化して提供してくれるのは嬉しいところ。
魔法少女になりたてのマミの話から始まり、一年後ちょっと成長したマミと魔法少女に成り立ての杏子との出会い、舎弟生活。
そして杏子の願いがもたらした苦難と別れ。
かくして物語は本編と同じ時間まで進み、再会したマミと杏子との関係は・・・というところで中巻へ。
もっと大胆に本編と違う内容なのかな〜と思いましたが、今のところは「マミと杏子が早くに出会っていたら?」というだけにとどまってますね。
それが今後どう影響してくるのかは、(この先の展開を知らない人には)お楽しみといったところでしょうか。
if展開以外にも、マミや杏子の境遇が尺を割かれて描かれているので、本編(まどかという作品)をより楽しむためのコンテンツとも言えそうですね。
余談ですが、本編はシリアスに偏りがちなので、カバー裏漫画のコミカルな掛け合いに癒されます。
どや顔ほむらw
魔法少女まどか☆マギカ 4 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
この巻に収録されている話こそが、魔法少女まどか☆マギカの真髄なのではないでしょうか。
話の中心は、主にさやかが魔法少女としての自分の体に起きた変化を知り、自分は恭介のそばにいられないと嘆き、自分の魔法少女としての存在意義を失ったさやかは自暴自棄になった事です。その理想と現実の狭間で葛藤していくさまを細かく書いています。
自分が魔法少女となったとき、過酷な運命を受け入れてまで思い人のために叶えた願いが、周囲の人間関係によって壊されたとき。この話ではさやかの思い人であった恭介が友人の仁美に寝取られてしまう様がそうです。
また、この話の別の軸では、杏子もさやかと同じく魔法少女になったのは他の人の為に願いを叶えたのだという描写が書かれています。さやか同様、自分の魔法少女としての存在意義が家庭の崩壊(心中)によって失われ、今のようになった様が描写されています。
始めは敵対していて、挙句の果てには殺し合いにまで発展していたこの二人は(3巻参照)、同じ境遇におかれていたことを知ることにより、お互いに意識し始めました(同士として、さやかは相変わらずつれなかったが)
そして今回の作画は今までの巻より大幅に修正されていました。
いくら深夜アニメだからとはいえ、この作品は他の作品と比べて非常に猟奇的です。放送する際にある程度表現を和らげないと、規制が掛かってしまいます。
私が放送バージョンを見ていたときに気になったのは、7話のラストのさやかと魔女の戦闘シーンです。
放送バージョンでは、戦闘をしているという臨場感が足りませんでした。臨場感を出そうとすると、表現が猟奇的になり過ぎて絶対に規制がかかって、放送できなくなるからでしょう。
ブルーレイのバージョンを観てそう思いました。この部分の修正は誰の目からしても明らかで、そして猟奇的でした。
さやかの片目が抉り取られるシーンや魔女の攻撃によって内臓が飛び出るシーンなど、正直衝撃的でした。
マミさんの首ちょんぱのシーンもそうでしたが、ここまで深夜アニメの限界に対し挑戦的な作品はそうめぐり合えるものではありません。
今のアニメの規制が昔よりも厳しくなっていることを鑑みるに、この作品みたいな作品は今後作られないかもしれません。
今後のアニメの発展の為には、このような作品を規制するより、大切にしていくべきだと思います。
このような作品があるからこそ、アニメのレベルは高くなっていくのです。
規制するとなれば自分達の首を絞めている事と同義ですから。
内容、構成力、作画。どれを取ってもこの作品はアニメのトップクラスです。
言い忘れていましたが、このブルーレイの特典のオリジナルサウンドトラックの完成度は、もはや特典の域を超えています。普通に売りに出しても、ヒットすることでしょう。2巻の時と比べダークな作品が多いですが、コアなまどマギファン、いやそれ以外の人達でも絶対に何度も聞きたくなるような作品です。
アヴェ・マリアを収録していたのも、作品の内容と結び付けられていたのでポイントが高かったです。
魔法少女まどか☆マギカ ふきだし占いますこっと 10個入 Box (食玩)
まとめて購入したかったので箱買いをしました。
個人的な感想ですが一箱ですべてそろいました(プレート違いは除く)シークレットなのに第二形態が2つ出たり、封入操作等はないかなーと思います。価格の割には非常に良いと思います。多少の塗ってないところもあるけれど、それでもしっかり塗られています。携帯電話につけてると大きすぎです。店頭だと少し割高なのでまとめてほしいひとにオススメです。
コネクト(アニメ盤)
アニメソングって、そのアニメを象徴していますよね。
コネクトはまさにその通り。
イントロサビ後のストリングスの上昇旋律に、この物語の儚さが表現されているみたいで、何回聴いても涙が出る。
聴くたびに自分にとって大切な曲になっていきます。
一生忘れられないでしょう。
追記
表紙のまどかとほむほむが一緒に並んでいるのをみると、いろいろ想像してしまう。
ほむほむの胸中はうれしさで溢れていることでしょう(笑)