乃木坂春香の秘密 15 (電撃文庫 い)
今回は、前巻でようやく春香に告白して正式に結ばれた直後、ラストで唐突に出てきた春香の結婚話についてのエピソードです。。
まぁ内容としては予想の範疇に見事すっぽり収まった感じです。
可もなく不可もなく。
身分違いの恋話にありがちなお約束の展開です。。。
その結婚騒動が終息した後、表紙通りエピローグで二人の結婚式(プレだけど)のエピソードで締めて終わりです。
今までかなーり引き延ばされた感が多分にある乃木坂春香の秘密。
実際は7巻くらいでくっついて然るべき展開でしたからねぇ。
読者としては、どんだけ引き延ばすんだって感じでしたけども。。。
春香も裕人も18歳になって、法的に結婚できるようになるまでを一区切りとしたようです。
まぁ期待を下回ることも、かと言って上回ることもない、ある意味安定の乃木坂クオリティでした。
一応、これで物語のメインの流れとしてはラストエピソードだそうです。
作者あとがきによると、あと少し後日談は書くつもりだとか。
うーん。別に今回でラストまで書いてくれて良かったんですけどね。
これ以上無駄に引き延ばさずに、今巻で結婚式も擬似じゃなく、ちゃんとした正規の結婚式として描いて本編をしっかり終わらせて欲しかったですね。
アニメ3期が決まってるだけに、あと少しの引き延ばしが必要なのでしょうか。
まぁ乃木坂のアニメは嫌いじゃないので、それなりに楽しみにしてます。
という訳で、予想したレベルの下でも上でもなく良い意味でも悪い意味でも裏切られることがなかったということで★3くらい。
あとは、春香と、美香の友達のエリちゃんと、信長の妹の真尋ちゃんが可愛かったので+★1で計★4でお願いします。
乃木坂春香の秘密〈16〉 (電撃文庫)
長く続いた乃木坂春香の秘密もとうとう最終巻。
今回は春香たちの後日談や他のキャラたちのサブストーリー、
そして最後にはシリーズ全体のグランドエピローグが描かれています。
どの話も作者のキャラクターへの愛情が感じられて、読んでいて幸せな気分にさせられました。
ここまでこのシリーズを読んできた人たちには最高の最終巻なのではないでしょうか。
まさに''''『未来』へとつながる幸せと希望の物語でした。
乃木坂春香の秘密 (電撃文庫)
アニメ化もされた、人気のあるお話らしいです。才色兼備、完璧無類のお嬢様、乃木坂春香さん。実は彼女は隠れアキバ系なのでした。綾瀬裕人君はふとしたきっかけでそんな彼女の秘密を知ってしまい、その時から二人のもどかしくも甘い日常は始まったのです。
とまあこんな話なのですが、主人公の乃木坂春香さんについて言いたいことがあります。乃木坂さん、あなたはオタク(作中ではアキバ系と言っていますが、あえて言います。あなたはオタクです)としての自覚が足りません。たとえ周囲がどうであろうとも、自分の好きなものを堂々と宣言して恥じない。それがオタクの矜持、オタクの覚悟なのです。あなたにはそれがありません。あなたにオタクの生きざまを肯定してもらいたい。このことについて私はあなたに密室で二人きりで、五時間ばかり説教をしたいという思いに駆り立てられます。
などというこの思い、これは「萌え」なのでしょうか。彼女に正しいオタクの覚悟をと願う愛なのでしょうか。そんな彼女の魅力に憑かれているのでしょうか。「白銀の星屑」乃木坂春香――― 恐ろしい子。