FINAL FANTASY III オリジナル・サウンドトラック DS版 (DVD付)
DS版のIIIはFC版と違ってポップで柔らかい印象になっており、
曲の方もそれに合わせた感じのアレンジになっています。
それにより、オリジナルの方が良かったかなと思う曲が何曲かありました。
特に私が一番期待していた「果てしなき大海原」「水の巫女エリア」は、確かに美しいのですが、
マイルドになりすぎて、原曲のひんやりと澄みきった哀愁がなくなってしまっている気がしました。
その他「ハインの城」や「隠れ村ファルガバード」、「バトル 2」なども、
雰囲気がなかったり音が豪華になっただけだったりで、原曲の方が上であるように感じます。
ファイナルファンタジーIII
この作品はDS版リメイクFF3の移植です。
すでに何年も前に出ているので、今さら感はぬぐえませんが個人的には好きな作品です。
ドラクエを意識した冒険RPGの王道というべき内容で、近年のRPGのような複雑な設定や生々しい人間関係が描かれているわけではありません。
が、そのストーリーのシンプルさが広大な世界と相まって想像力をかきたてられます。
システムで残念な部分が多く、DS版の反省が生かされてません。
特に戦闘でのテンポの悪さは致命的で、ひとつひとつの行動に無駄なカメラワークがあるのは相変わらずです。
スクウェアの過去の遺産を軽んじてDSからのベタな移植(追加ストーリーが少しあるくらい)、名作を再びスムーズに楽しませようとしなかった姿勢に疑問を感じるので評価は下げざるをえませんでした。
ヒーローズ オブ マイト&マジック 3 完全日本語版
Windows95対応になってますが、(私の場合)互換モードで遜色なくプレイできました。
とりわけ強調したい長所は、先ずゲームバランスです。CPUもやや強く、一人で遊んでも
手ごたえ充分でした。そして「HMM3」は、モンスターのアップグレードという特色ある工夫が
施されています。同一モンスターでもアップグレードすることによって、より強力になり、
そしてグラフィックも変わります。そして音楽は実に神秘的です。
ファイナルファンタジーIII
プレイ感覚はファミコン版そのままで、ジョブバランスなど、ファミコン版の悪いところを改善した完全版といったとこです。
ただ、個人的にBGMのアレンジが気に入らなかったかな。
なんでもかんでもオーケストラっぽくしてみればいいというものではなかろうに。
タッチペンでの操作は以外と快適で、本体起動以外の全ての操作をタッチペンだけでこなせる為、本体を机に置いて片手プレイすることができます。
リメイクで固有の人格を持った主人公達ですが、
一部のイベントと5人目のPTメンバーとの会話、エンディングぐらいでしか個性を出す場面が無く、近年のFFの自己主張が強く独特のクセのある主人公達とは違います。
むしろオリジナルより喋り方が上品になって好印象なぐらいです。
「あくまでもFC版の口の悪いガキ共じゃないと駄目なんだ!」と言う人以外は受け入れられると思います。
全体的には良い出来なのですが、人によっては致命的といえる欠点が、他の人も書いてますが、隠し要素を出すのに通信が必須なこと。
たまねぎ剣士や隠しボスは興味ない人は全く無い要素でしょうが、
各ジョブの最強装備まで通信必須ってのはあんまりじゃないかと・・・。
ファイナルファンタジーIII 公式コンプリートガイド (SE-MOOK)
この公式コンプリートガイドは、「FFを初めてプレイする」という方にも、非常に分かりやすいと思います。
フィールドの移動の仕方から、メニュー画面の見方まで載っているので、ゲームに付いている取説を一度も開くことなくプレイ出来るほど、とても親切に書かれています。
それぞれのジョブに関する情報やデータも豊富で、ヘビーユーザーにも参考になります。
(ジョブ別に、4人のキャラのイラストがそれぞれ載っているのもイイですね!)
初心者の方にはシナリオ進行状況に沿って、それぞれのジョブに「オススメ装備」なんかも書かれているので、参考にすると攻略しやすくなると思います。
また、それぞれのダンジョンのページには「バトルレポート」というのが載っていて、例えば「こびと状態で進まなくてはならないある場所を、全員シーフにして「とんずら」のみで抜ける」とか、「盗賊のボスに対しても、全員シーフにして、盗賊には盗賊で対抗」なんていうサンプルパーティについても書かれていて、読むのも楽しいです。
天野氏のイラストが載っていたのも嬉しい。