パパと呼ばないで DVD-BOX I
この舞台である東京には、まだ都電も走り、他人を下宿させる下町風情も
色濃く残るという時代であり、そんな中、店子と大家が一つ屋根の下で、
ひとつの家族として何かを育くんでゆくという彼らの泣き笑いを描いた、
昭和47年のドラマである。
彼らの同居生活からは、他人とのプライバシーの不自由さは、
微塵も感じられない。むしろ、人々の心を寄せ合わせる有り難みと、
滑稽さと、楽しさと、生き甲斐が、常にそこにはあったように思える。
チーボーが嬉しい時や辛い時、画面の外に居るこちらの涙腺も何故か忙しい。
つい自分も童心に帰ってしまうからなのだろう。
是非、右京さんや井上精米店の人々の心の交歓に触れていただきたい。
また、あの頃の家族にに再会できるような、そしてま??最終回を見終われば、
もう彼らと再会できない寂しさを覚えてしまうような、
そんな優しいDVD_BOXである。
パパと呼ばないで。 (ダリア文庫)
会ったことのない父親を訪ねていく純朴な少年。
元ヤクザの私立探偵の父。
父親に対する思慕のような想いが愛情に変化していく、その想いに気付いていく過程が面白く読めました。
薫は禁忌に悩みながらも前向きです。
ヤクザに囚われた受けを単身で助けに行く攻めという、古典的なシーン。
水月真兎さんの作品によくあるな〜と思いましたが、
その後のラブシーンが甘くて好きです。
「ちょうだいって言ってみろ。」という竜二のセリフが好きで、何度も読み返す本です。
今市子さんのイラストが素敵です。さすがにかっこいいオヤジです。
パパと呼ばないで~石立鉄男主演ドラマシリーズ [VHS]
73年のドラマであるから、今から30年も前の話である。
第1話では右京(石立鉄男)の姉の死、娘を引き取り、今ではすっかり見かけない精米店の2Fに「下宿」するという、いわゆる視聴者への設定説明や登場人物の人物説明にすんなりと入っていける。これは石立鉄男の演技もさることながら、脇を固めるキャスティングのよさにもあるのだろう。
当時、8歳か9歳の杉田かおるは(園児の役だが、他の子に比べやはりでかい)とてもかわいく、チー坊を見ているだけで気持ちが安らいでいく。
第2話では、右京がチー坊を愛するのと同時に社内エレベーターガール(昔は手動しかなかったのか)のユキちゃんに恋していく様が描かれている。手探りだったチー坊のことが、徐々にその気持ちを理解でき、さらに守ってやろうとする右京のことを思わず応援したくなる、そんな話である。
この2話を見るだけで、最終話の40話まで見たくなる。そんな1巻といえる。
昭和の名作ライブラリー 第1集 「石立鉄男」生誕70周年 雑居時代 デジタルリマスター版 DVD-BOX PARTⅠ
PART1購入して見ました。
映像の色味も綺麗で買った甲斐がありました。
PART2も買いたいと思います。
今後もこのような懐かしい作品をどんどん発売してほしいです。
パパと呼ばないで DVD-BOX II
この舞台であった東京には、他人を間借りさせるという下町情緒も、まだ
色濃く残るという時代であり、そんな中、店子と大家が一つ屋根の下で、
ひとつの家族として何かを育くんでゆくという彼らの泣き笑いを描いた、
昭和47年のドラマが、この「パパと呼ばないで」である。
彼らの同居生活から、町内の住人達との、心を寄せ合わせる生活と、
滑稽さと、楽しさと、人情が、常にそこにはあった。
やがてチーボーを探し当て、実父が引取りに現われる事態がやって来るが、
戸籍上の実父や親権との狭間で強いられた右京さんの答えには胸を打つ。
一緒に苦楽を共にした身近な者達が、彼女の本物の幸せとは何かを、
物や形式を超えたところにこそ、その答えをが在ることを、何時だって
このドラマは雄弁に語ってくれた。
是非、右京さんや井上精米店の人々の心の交歓に触れていただきたい。
また、あの頃の家族にに再会できるような、そしてまた最終回を見終わ
れば、もう彼らと再会できない寂しさを覚えてしまうような、これは
そんな優しいDVD_BOXである。