リトル・フォレスト 冬・春 [Blu-ray]
まず昨今の映画としては珍しく時間をかけて作られているということが画面の端々から伝わります。三浦貴大さん、松岡茉優さん、桐島かれんさん、温水洋一さんの魅力もさることながら、なんといっても主演である橋本愛さんの魅力がこれでもかと散りばめられています。他の映画でも感じるものもあれば、このリトル・フォレストだからこそ引き出されたいち子としての橋本愛さんの魅力、はっきり言ってやばいです。もう一度いいます超すごいです。人間は皆違うとして、その人特有の人間力のようなものが、農作業や集落のご老人方との会話や、料理などによって醸し出され、画面の風光明媚な日本の山村の風景やナチュラルフーズとマッチして、一点の曇りもないのではないかと思わされてしまうほど研ぎ澄まされ、純化された画と素朴だが力強いストーリーラインに乗って疾走してゆきます。久しぶりに映画を観ていて時間を忘れて集中しました。不思議なリラックス効果と共に2時間くらいはすぎてしまい。身体から毒気が抜けたようになりました。リトル・フォレストの風景、料理、ストーリーライン、和やかな人々、そして橋本愛さんにすっかり骨抜きにされてしまいました・・・。東北しかも岩手でのロケーションということも素晴らしい。現在の時世のなか農作業や映画撮影をしていたかと思うとキャストの皆さん、リトル・フォレストのスタッフの方々には頭が下がる思いです。
日本をそして東北をそして地方をもう一度元気づけたいそんな気概をラストシーンにぼくは感じました。
女優としての橋本愛さんの代表作に『告白』『桐島、部活辞めるってよ』に続いてなったのではないかなどと思っております。二十歳以降の橋本愛さんの未来がナチュラルな森林の隙間に垣間見えました。
日本をそして東北をそして地方をもう一度元気づけたいそんな気概をラストシーンにぼくは感じました。
女優としての橋本愛さんの代表作に『告白』『桐島、部活辞めるってよ』に続いてなったのではないかなどと思っております。二十歳以降の橋本愛さんの未来がナチュラルな森林の隙間に垣間見えました。
かれん
サディスティック・ミカ・バンドに参加した流れでプロデュースはその面々が。
桐島かれん本人も語っているけど、ところどころかなり無理したボーカルです。
かわいく聴かせるためにやたら高音域で頑張らされたらしい。
まぁ、結果としては確かにかわいい曲に仕上がってはいるんだけど。
サディスティック・ミカ・バンドへの参加は見た目の存在感だけで起用されたそうで、
桐島かれん本人は本格的に歌手になるつもりは全くなかったということで、
アルバム自体にこれといったアーティスト的な方向性はないのだが、
作家陣が豪華なために個々の楽曲はポップスとしてかなり良い出来ばえ。
そして、この次のアルバムでも、彼女はまた違ったテイストの名盤を作り上げる。
桐島かれん本人も語っているけど、ところどころかなり無理したボーカルです。
かわいく聴かせるためにやたら高音域で頑張らされたらしい。
まぁ、結果としては確かにかわいい曲に仕上がってはいるんだけど。
サディスティック・ミカ・バンドへの参加は見た目の存在感だけで起用されたそうで、
桐島かれん本人は本格的に歌手になるつもりは全くなかったということで、
アルバム自体にこれといったアーティスト的な方向性はないのだが、
作家陣が豪華なために個々の楽曲はポップスとしてかなり良い出来ばえ。
そして、この次のアルバムでも、彼女はまた違ったテイストの名盤を作り上げる。
ホームスイートホーム―暮らしを彩るかれんな物がたり
素晴らしい本です。
芸能人としてのカレンさんしか知らなかったので、ここまで知的で深い方だったとは…(ごめんなさい)
親から貰った美しい容姿に知的な母親、華やかな芸能界でも努力しなくても楽々生きていけそうなんて羨ましく思っていたのですが、子供の頃に魔女といじめられたことや、英語が話せなくて父親と会話出来なくて切なかったことなどいわば『ダークサイド』なカレンさんを知ることが出来て驚きの連続でした。
カレンさんの大好きなものを通して語られるお話はとても深く、時に悲しく、とても愛おしく心地が良いです。夏目漱石の初版本とかかなり趣味が良いと思います。
良いもの大好きなものを丁寧に使う暮らしがしたいと思っていたところだったのでとても幸せな気分で読めました。 写真も美しく、文章も深く幸せな気分になる本。何度でも繰り返し楽しめます。 値段が高いのが難点ですが、お値段以上の情報と幸福感はいただけるかな、と。
あとカレンさんがキリムをコットンとおっしゃってましたが、基本はウールです。糸にコットンを織り込むことはもちろんありますが。(コットンみたいな柔らかい上質なウールだと解釈。良いウールはチクチクしないので)
私もキリム大好きだったのでとても嬉しかったです。
巻末にお母さんのエッセイも載っていてまたその文章が憎い。
芸能人としてのカレンさんしか知らなかったので、ここまで知的で深い方だったとは…(ごめんなさい)
親から貰った美しい容姿に知的な母親、華やかな芸能界でも努力しなくても楽々生きていけそうなんて羨ましく思っていたのですが、子供の頃に魔女といじめられたことや、英語が話せなくて父親と会話出来なくて切なかったことなどいわば『ダークサイド』なカレンさんを知ることが出来て驚きの連続でした。
カレンさんの大好きなものを通して語られるお話はとても深く、時に悲しく、とても愛おしく心地が良いです。夏目漱石の初版本とかかなり趣味が良いと思います。
良いもの大好きなものを丁寧に使う暮らしがしたいと思っていたところだったのでとても幸せな気分で読めました。 写真も美しく、文章も深く幸せな気分になる本。何度でも繰り返し楽しめます。 値段が高いのが難点ですが、お値段以上の情報と幸福感はいただけるかな、と。
あとカレンさんがキリムをコットンとおっしゃってましたが、基本はウールです。糸にコットンを織り込むことはもちろんありますが。(コットンみたいな柔らかい上質なウールだと解釈。良いウールはチクチクしないので)
私もキリム大好きだったのでとても嬉しかったです。
巻末にお母さんのエッセイも載っていてまたその文章が憎い。
ディスコ桐島
サディスティック・ミカ・バンドへの参加を経て制作された1stソロは
当時のミカ・バンドの流れを踏襲したものであったのが、
2ndとなる今作は近田春夫が全面的にプロデュース。
これより数年前に近田は小泉今日子とハウス歌謡なアルバム
『KOIZUMI IN THE HOUSE』を製作しているのだが、
このアルバムでは、それ以上にアングラなハウス歌謡を展開している。
小泉今日子が歌手でありながら声を素材として徹していたのに対して、
歌手でもない桐島かれんは、そもそも歌唱力で勝負しようとしていないのが良し(笑)。
話しかけてくるようなボーカルが聴きこむと結構クセになるアルバム。
これとは別な路線でもいいから、もう1枚くらいアルバムを出してみてほしかった。
当時のミカ・バンドの流れを踏襲したものであったのが、
2ndとなる今作は近田春夫が全面的にプロデュース。
これより数年前に近田は小泉今日子とハウス歌謡なアルバム
『KOIZUMI IN THE HOUSE』を製作しているのだが、
このアルバムでは、それ以上にアングラなハウス歌謡を展開している。
小泉今日子が歌手でありながら声を素材として徹していたのに対して、
歌手でもない桐島かれんは、そもそも歌唱力で勝負しようとしていないのが良し(笑)。
話しかけてくるようなボーカルが聴きこむと結構クセになるアルバム。
これとは別な路線でもいいから、もう1枚くらいアルバムを出してみてほしかった。
手作りのある暮し―Handmade living
丁寧に暮らすということ。類稀なる美意識に裏打ちされた手仕事の素晴らしさ。
頁を繰るごとに、感嘆。
桐島かれんファンでなくとも、是非おすすめします。
この本じたい、とても丁寧に企画・構成されています。
頁を繰るごとに、感嘆。
桐島かれんファンでなくとも、是非おすすめします。
この本じたい、とても丁寧に企画・構成されています。