大企業を辞めて、中小企業の技術営業的な仕事をしておりますが、常に販路の拡大や新規顧客の開拓では方法論に悩んでおりました。漠然とこうするのが正しいのでは無いかと考えておりましたが、この本にはそれが明快に説明してあり、ある意味悩みが解消しました。
現在、非常にニッチな技術開発と商品展開をしているのですが、WEBに上げた3日後に大手自動車メーカーさんから問い合せの電話を頂き、その後数千万円の取引につながるなどの経験はあり、どんなに些細な技術でも探す人は探しているとの実感をもちました。
自社に特徴が無いことを嘆く前に新しい何かを作り出したり、始めたりすることが重要だと思いますし、思ってても出来ないやらないでは何も事は起らないのですが、片山さんの語り口には「あ、そうか」とか「なるほど」と共感できる内容盛りだくさんです。
この手のコンサル本は買ってまで読むことは少ないのですが、実践で確認してきた方法論として非常に参考になります。
営業的に行きづまっている人や会社には一度手にしてみる価値はあると思いました。