映画『The Strawberry Statement』の名場面を次々に思い出させてくれるとても大切で大好きなサントラCD。それがこれ。私の好きなCSN&Yの「Our House」や「Helpless」、Neil Youngの「Loner」「Down By The River」。それにJoni Mitchellの曲でBuffy Sainte-Marieが歌う「Circle Game」といったWoodstock generationの歌が学生運動という左翼的Counter cultureを象徴しているようでとても心にジーンときます。当時の若者たちの青春の光と影をうまく描いた映画と言えばありきたりの言い方ですが、それがうまく音楽とCross overしています。でもこの時代を実際に生きた人々からすると、喪失感でいっぱいのAlbumとでも言った方がよいのかもしれません。でも私は 主人公のSimonとLindaの幸せと葛藤が入り交じる先が見えない二人の生き方に学生時代はあこがれました。主人公が「就職が決まって、髪を切ってきた時 もう若くないさと君に言い訳」するような場面で終わらなかったこの映画のLast sceneは、「いちご白書」をもう一度と言わせないだけの説得力があります。11曲目の「Concerto In D Minor」は、お気に入りです。この映画、昨年日本各地の一部の映画館でDigital New Printのものが上映されたようですが、このサントラもぜひ再発して欲しいものですね。MGMさん、よろしくお願いします。因にDVDは再発されたようですね。もちろん私は買いましたが。