30年前のマスターテープです。ＶＨＳとはいえ１度リリースされた作品です。過度な期待は酷というものです。
画質も、褒められるほどではありませんが、ブートに比べれば数倍良いです。

ということで、僕的には満足いく品物です。
ただし、価格との見合いを考慮すると、ＤＶＤ単体商品購入が正解かもしれません。
3,000円でこれだけ楽しめれば、十分ＯＫです。

「スーパーロック84」は有名な作品。ジョン・サイクスやコージー・パウエルの雄姿が拝める、ありがたい作品。
当時現場に居合わせた僕としては、冷静な評価などできようがありません。
しかしあえて言えば、最高のパフォーマンス。
編集にいろいろご意見あるようですが、それがマスターなんだから、しょうがない。諦めましょう。

「ジョン・ロード最終公演」は、わずか４曲収録。
メンバーは、サイクス、マーレイ、パウエル。
肝心のジョン・ロードはほとんど画面に現れず・・・。
ビデオ収録した当該公演が「結果的に」最終公演になった、ということでしょう。
画質は「スーパー・ロック」より若干劣ります。
まあ、資料的価値、といったところでしょう。

「スライドショウ」は、なんともレトロ感漂う内容。
文字通り、スチール（静止）写真のスライドに合わせて、当時のメンバーがアルバム解説します。
むしろ新鮮で、１回観る分には楽しめます。
でも、おそらくもう観ないでしょう。

繰り返しになりますが、30年前のマスターです。
過度な期待は禁物です。
で、あれば、十分楽しめる作品です。

ブックレットがいいですね。
SUPER ROCK 84の「生き証人」伊藤正則氏による当時の回顧は、一読の価値があります。