『金持ち父さん、貧乏父さん』の続編です。いずれもお金と人間について非常に真面目に温かく捉えた本だと思います。どちらから読んでも構いませんが、『キャッシュフロー・クワドランド』の前に『金持ち父さん、貧乏父さん』を先に読んだ方が理解しやすいかなという印象です。
　人はそれぞれの立場によってお金についての考え方が大きく異なります。だから働き方やお金の稼ぎ方も大きく違っています。それを説明するためにロバート・キヨサキ氏が考え出したものが「キャッシュフロー・クワドラント」です（「クワドラント」とは平面を4つに分けてできる象現のことです）。ここではE：従業員、S：自営業者、B：ビジネスオーナー、I：投資家という象現が登場しますが、いずれの人々もお金を稼ぐゲームに参加していることには代わりありません。しかし、それぞれの象現に属する人たちの重んじるルールが違います。例えば、教育についてE：従業員に属する人が、「高い教育を受ければ安定した職業に就ける」と考える一方で、I：投資家の人が「世渡りの智恵は学ぶ価値があるが、それ以外はさして必要ではない」というようにです。この4つの視点を用いると世の中に出回るお金を巡る議論が非常に明快に見えてきます。
　
　なぜ、何のためにお金を稼ぐのか？どう稼ぐのか？そのときに用いるべきルールは？目的を達成するための道筋は？こんな疑問に答えてくれる一冊です。資産運用を避けて通れないこれからの時代に、ぜひ、一読をお勧めします。

小学校4年生の娘にそろそろお金の話をしたいと思い
クリスマスプレゼントとして購入しました。

お小遣いを例にお金の使い方の話をしても
なかなかピンとこず興味を持ってもらえなかったのですが

このゲームをやりながらだとすごく興味を持って聞いてくれました。

値段は商品の質だけをみるとまさしく「ぼったくり価格」ですが
目的を考えると非常に満足できました。

モノポリーも持っているのですが基本となるキャッシュフローについては
こちらの方が理解も説明もしやすかったです。

こちらである程度ゲームをしてからモノポリーをすると
楽しみ方も随分変わってくるような気がします。

ただのゲームとしてみると物足りないのでしょうけれど
子どものお金に関しての入門用だと割り切ると納得もできます。

当の本人もとても気に入ったようで今までハマっていた
テレビゲームよりもこちらをやりたがっています。

そういう部分でも買ってよかった商品です

　『人が経済的に苦しんでいる理由は、何年も学校に通いながら、お金について何も学んでいないことにある。』

　お金に関する問題が発生した時、多くの人は解決策が1つしか思いつかない。それは、一生懸命働くこと。世の中には一生懸命働くだけでは解決できない問題がたくさんある。著者のロバート・キヨサキ氏は本書の中で、人生に大きな影響を与える2つの事柄について述べている。

１．自分で自分をコントロールする能力がなければ、恐怖と欲望に振り回される。
　『たいていの人はお金で動く。お金を持たずにいることが怖いから必死で働く、そして給料を受け取ると欲張り心が頭をもたげ、もっとお金があればあれも買える、これも買えると考え始める。』(P53)　人々は恐怖と欲望に振り回されて、『考えもせずに反応だけしている。頭を使うかわりに感情にまかせて反応だけしている』（P54)のである。そして、この『恐怖と欲望を大きくするのが無知』(P61)である。

２．知識や技術を学んで、新しい解決策を見つける。
　『株や不動産やそのほかのマーケットに投資するよりも、まずお金に関する知識を習得するために投資しなさい。』(P155)、『私は若者にアドバイスするとき「いくら稼げるか」ではなく「何を学べるか」で仕事を探しなさい。」という。』(P170)、『私はセールスとマーケティングの能力ほど重要な技術はないと思う。』(P179)

　ロバート・キヨサキ氏は、ファイナンシャル教育会社リッチダッドカンパニーの創業者であり、各種「キャッシュフロー」ゲームの開発者でもある。彼はこの本で、「人生という素晴らしい贈り物に、大きな富と幸せが訪れるには、選択肢（解決策）をたくさん持つことが鍵」（P137、P262)であると述べている。そしてそのためには、自制心や学習が必要である。著者自身も、不動産取引のセミナーやデリバティブの講座はもとより、ときには物理学の講義まで受けるなど、強い目的意識を持ち広く学び続けている。

　この本でロバート・キヨサキ氏は、ファイナンシャル教育の大切さを情熱をもって語っている。

早速プレーした感想としては、経済・投資などよく分からない方でも楽しんで学べるゲームだと思います。このゲームを続けていくと経済的自由人の考え方が身に付くような気がします。

時間を見つけて定期的にプレーしたいと思います。

ただ紙幣・コマ・カードなど細々とした物が多いのと、お金の計算など書き直す手間などがあるのでーボードゲームじゃなくテレビゲームなのでできたらもっと、便宜性がいいのになぁってのが正直な感想です。

２種類あるので購入前の確認が肝要。該当品であれば簡単にパチンと気持ちよく収まります。確かにあったほうが高級感がありますね。