サークル・イン・ザ・ラウンド
作者が休眠中に発表されたオムニバス集。日本盤では、1-2は「'Round Midnight」になっている。50年代から70年代初頭までを鳥瞰できる構成に仕上がっているが、主旨が主旨だけに統一性はない。そのため、各曲のつながりを意識せずに聴く必要がある。しかしながら、各曲の完成度は高い。1-3の後半、TPとDRにより繰り広げられるインタープレイは聴きもの。ここまでされるとただただ感心してしまう。「Bitches 〜」前後は非常に捉えにくい印象があるが、こうした未発表曲を聴くと試行錯誤の経緯を聴くことが出来、変遷を改めて捉えることができる。お勧めです。
75~ラスト・バースデイ・ライヴ! [DVD]
いやぁ、もの凄い演奏です。ザビヌル死去2ヶ月前のライブ、お蔵出し映像系かと思ったら大間違い、映像も音質も超一流です。プレイの手元やステージ上のトラブルなどもリアルに撮影されており、音楽の創造現場を覗き込む様なリアルさ&ライブ感があります。
まずはパコ・セリー。間違いなく世界屈指のドラマーです。絶対にチェックすべきです。ビートは細かくフレーズは速いのに大きなグルーブ感は失われず抑揚表現の幅が凄く大きく、強烈です。またカリンバ(?)の演奏も圧巻です。
ベーシストは、私、初めて聴いた(見た)のですが、これまた凄い。ロックミュージシャンみたいに低く構えたベースポジションから弾き倒しまくるフレーズの精度やタイム感は、ジャコパスやリチャード・ボナと全く遜色ありません。ベーシストにとって、ザビヌルに抜擢されることは世界最高基準のベーシストと認められることに同義でしょう。
他にもボサノバ系ファンク?なソロを披露するギタリスト、ザップ・ママ(のはず)の女性ボーカリスト、タンバリンひとつでバスドラ、スネア、ハイハットをポリリズムで叩き倒す圧倒的なパーカショニスト、全員とも凄まじ過ぎる・・・。
凄いミュージシャン&鉄壁のグルーブ感、でも実はみんなザビヌル親分の顔色をうかがいながらの演奏、強烈な野獣達を束ねるカリスマおじいさんマエストロ75歳、圧倒的オリジナリティを感じさせる和声感&メロディ感&音色感、本当に凄い。堂々の星5つです。
(補足)ウェイン・ショーターとのプレイはお蔵出し映像の感が強く、まあ、オマケみたいなものです。
まずはパコ・セリー。間違いなく世界屈指のドラマーです。絶対にチェックすべきです。ビートは細かくフレーズは速いのに大きなグルーブ感は失われず抑揚表現の幅が凄く大きく、強烈です。またカリンバ(?)の演奏も圧巻です。
ベーシストは、私、初めて聴いた(見た)のですが、これまた凄い。ロックミュージシャンみたいに低く構えたベースポジションから弾き倒しまくるフレーズの精度やタイム感は、ジャコパスやリチャード・ボナと全く遜色ありません。ベーシストにとって、ザビヌルに抜擢されることは世界最高基準のベーシストと認められることに同義でしょう。
他にもボサノバ系ファンク?なソロを披露するギタリスト、ザップ・ママ(のはず)の女性ボーカリスト、タンバリンひとつでバスドラ、スネア、ハイハットをポリリズムで叩き倒す圧倒的なパーカショニスト、全員とも凄まじ過ぎる・・・。
凄いミュージシャン&鉄壁のグルーブ感、でも実はみんなザビヌル親分の顔色をうかがいながらの演奏、強烈な野獣達を束ねるカリスマおじいさんマエストロ75歳、圧倒的オリジナリティを感じさせる和声感&メロディ感&音色感、本当に凄い。堂々の星5つです。
(補足)ウェイン・ショーターとのプレイはお蔵出し映像の感が強く、まあ、オマケみたいなものです。