「Sunshine Groove」に続いて発売された、バラード集。
秋の夜長、深夜ひっそりと、ひとりで聴くのにもってこいのアルバムです。
正直言って、全てのトラックがお勧めです。
5「HIGHER SELF」は初の自作詞であることから、思い入れも深いです。
強いて一番を挙げるのならば…、6「体温」です。
知っている方も多いかと存じますが、この曲、マキシシングル「HIGHER SELF」に収録の「Memories（Instrumental）」に歌詞をのせたものなんです。
インストも出来が素晴らしいですが、「体温」もGood!です！

この「Groove」2作の多忙な時期が、「相棒たまきさん」との離婚の原因となったとの噂もありますけど、
圭三さんは圭三さん、”たまきさん”は”たまきさん”でそれぞれ別の道を選んで活躍しています。
以上蛇足でした。
とにかく「Steps」と並んで素晴らしい出来のアルバムです。聴いてみてください！

ドラマwの枠のドラマは、佳作どまりが多かった。（「贖罪は」秀作）
しかし、ここについに傑作が誕生した。
水野美紀、伊原剛志主演でODAの背後の闇を描きながら、ひとりの女性の
魂の再生を鮮烈に描くドラマ「天の方舟」だ。
最高殊勲選手は、水野美紀さんだ。こんなにデキル人とはしらなんだ。
ある事情で善意を押し殺して、悪に染まろうとするヒロインの
クールで怜悧な表現や、女に戻った時の儚げな感じ、
現地の人と触れ合う時の心が溶け合ってる時の表情といい、
水野美紀さんは見るもののココロをグっと掴んで離さない。。
脇の演技陣も実に豪華で、
佐野史郎（渋くクールですっとぼけた
感じがいい味出してる）　上田耕一（これまた渋く腹黒っぷり、ウマし）
武田真治（ヒロインとは新米の頃からの仕事仲間で、共闘した仲間意識
が変わらない友情となり、ずっと水野の光と影を見つめ、支える、重要な役
を暖かい演技で好演する。だが、もうすこしタメの芝居の方がヒロインへの
シンパシーがよく伝わったのでは？ちょっと早口だったのは、ヒロイン水野への
好意を隠す為の役作りだったりして。）　などなど

第５話まであるので、４時間ちょいの長丁場（一話あたり約５０分）だが、一気にみてしまえる
下手な劇場用映画を凌駕するクオリティ。

他者を押しやっても自分の居場所を確保し、住みよくしようとした
者たちに、待っている運命とはなにか？

２１世紀の現実という荒野を生き抜く現代人は必見！

未見の人は是非！オススメです。

テーマは面白いし、斬新。見たことのない世界を見せてもらった。
ただ、登場人物の大半が非日本人であるにもかかわらず、
動きやセリフが日本人っぽい。
何とも表現が難しいが、翻訳小説を読むようなつもりで読みたかったが、
どうしても登場人物の日本人臭さが抜けないのだ。
それから、説明セリフが多過ぎる。
要するに、主要な登場人物のセリフを後半幾つか拾い読みしていくと、
筋がわかっちゃうのである。
読みやすいといえば読みやすいのだけれど、
これは小説であって、情報を集めて披瀝した本ではないので、
もうちょっと小説（文学？）らしいわかりにくさがあった方が自分は好きである。

アニメソングがかなり注目されていますが、この曲も隠れた名曲です。

サビがかなり耳に残りPOPな曲で当時の少年隊にはピッタリだったことを覚えています。

サイレントダンサーという曲同様になかなか聴く機会がない曲ではありますが、

出来ればアニソンCDに収録して欲しい一曲です。

なんといっても単行本の２段組みで４８０ページのボリューム。登場人物がとても多い、というわけでもないのだが、原発推進派、地元政治家、実力者、反原発派、ＮＰＯ、真っ二つに割れた漁協関係者と神社の宮司、鉱物学と生物学の融合をはかる研究者、アメリカのエネルギー企業、核産廃処理業者、地方紙の記者、電力会社、そして主人公の少年とその姉。さらには（多少、蛇足感が残るが）電力会社をスポンサーとする番組を制作するＴＶクルー、身分を偽装した謎の男（これもひとりだけではなくたくさんいました）、性同一性障がい者などなど一癖も二癖もある人たちが繰り広げる圧倒的な叙事詩。

３・１１の瞬間にむかって一直線に収束されるストーリーとその後の復興に向かう前向きな日本人の姿には頭が下がったが、あまりにもたくさんの伏線を書き込みすぎた感もあり、満腹感も漂う。