鹿男あをによし (幻冬舎文庫)
鴨川ホルモーでいちやく有名になった作者。
ストーリーとしては相変わらずの妖怪系SF。
もちろんコミカルな笑いあり、感動ありの王道を極めている。
先が気になって眠れないほどの中毒性を、万城目作品は持っている。
ストーリーとしては相変わらずの妖怪系SF。
もちろんコミカルな笑いあり、感動ありの王道を極めている。
先が気になって眠れないほどの中毒性を、万城目作品は持っている。
鹿男あをによし (幻冬舎文庫)
「鴨川ホルモー」が面白かったことと、舞台が奈良であったこと。
この2つの要素により発売前からいつ出るんだーと首を長くして待った次第。
早速買って1日で読み終えてしまいました。楽しい時間は長くは続きませんね…。
この作品も前作同様、その土地に由来する悠久の歴史をエッセンスとして抽出し、
筆者ご自慢の構成力を駆使して、そつなくまとめた内容となっています。
なんとなく、バックグランドが似ている森見さんと比べてしまうと、文章に
パンチ力が欠けるなぁと思う反面、読む人を選ばない点ではこちらのほうが、
万人受けするのかもしれません。
肝心の内容のほうは、私自身が奈良出身なためローカルなネタが出るたびに、
ニヤニヤしてしまうのですが、それを抜きにしても十二分に楽しめます。
とにかく、鹿最高。ポッキーを食べる渋い親父声の雌鹿って…。
おまけに、奈良の鹿がお辞儀をする理由までストーリーと絡めて説明してくれます。
全体としては、奈良の独特なのほほんとした雰囲気(情景描写+鹿)と、
個性的なキャラ、そして、奈良の歴史をうまく絡めてちょっと
ユルい感じのファンタジーに仕上がっているように思われます。
とりあえず、奈良県の指定図書に推薦しておこう。
この2つの要素により発売前からいつ出るんだーと首を長くして待った次第。
早速買って1日で読み終えてしまいました。楽しい時間は長くは続きませんね…。
この作品も前作同様、その土地に由来する悠久の歴史をエッセンスとして抽出し、
筆者ご自慢の構成力を駆使して、そつなくまとめた内容となっています。
なんとなく、バックグランドが似ている森見さんと比べてしまうと、文章に
パンチ力が欠けるなぁと思う反面、読む人を選ばない点ではこちらのほうが、
万人受けするのかもしれません。
肝心の内容のほうは、私自身が奈良出身なためローカルなネタが出るたびに、
ニヤニヤしてしまうのですが、それを抜きにしても十二分に楽しめます。
とにかく、鹿最高。ポッキーを食べる渋い親父声の雌鹿って…。
おまけに、奈良の鹿がお辞儀をする理由までストーリーと絡めて説明してくれます。
全体としては、奈良の独特なのほほんとした雰囲気(情景描写+鹿)と、
個性的なキャラ、そして、奈良の歴史をうまく絡めてちょっと
ユルい感じのファンタジーに仕上がっているように思われます。
とりあえず、奈良県の指定図書に推薦しておこう。
鴨川ホルモー|中古DVD [レンタル落ち] [DVD]
オニたちの姿、戦いを「見たい!」願望がかなった訳だし、爆笑できる場面も(オニ語に振りがついている!)多々ありましたが、凡ちゃんの孔明ぶりが恋敵をやっつけるだけだったり、17条ホルモーが京都の観光名所をただ走り回るだけで冗長だったり、原作を読んで楽しみにしていた目には、多少中途半端な印象です。高村もあれではただのヘタレで、もう少し活躍して男になってほしかった。
鹿男あをによし オリジナルサウンドトラック
エンディングが印象に強いけど、
様々なサウンドがたくさん入ってます。
怪しい雰囲気、気合いをいれるぞ!など、
一番はや壮大なイメージと感じました。
サントラでこんなに充実したのは久しぶりです。
ドラマを引き立てた役者です。
様々なサウンドがたくさん入ってます。
怪しい雰囲気、気合いをいれるぞ!など、
一番はや壮大なイメージと感じました。
サントラでこんなに充実したのは久しぶりです。
ドラマを引き立てた役者です。
鹿男あをによし
ドラマがとっても面白かったので原作を読みたかったのですが、単行本は1575円と
高かったので文庫に落ちるのを待ってました。
文庫が出たと同時に購入、予想はしていましたがやはり原作も大変面白く、文章の
読みやすさも手伝って、たった1日で読破してしまいました。内容については単行本
の方でレビューがたくさん付いており、そちらも参考にされるとよいでしょう。
ここでは主にドラマとの相違について述べます。
ドラマ版は原作をほぼ忠実にドラマ化していますが、大きな変更点が2つあります。
1つは「藤原君」が男性から女性に変更されたこと、もう1つは「鼠の使い番」
(ドラマでは「鼠の運び番」だが同一人物)を突き止める方法が違うことです。
藤原君を男性から女性に変更したことは大成功でした。というか綾瀬はるかさんを
抜擢したことに拍手を贈りたい。綾瀬さんが出演することによってドラマがより面
白くなったことは間違いありません(原作版の藤原君も味があって好きですが)。
一方、「鼠の使い番(運び番)」の突き止め方は原作の方がスッキリしています。これ
を詳しく説明してしまうとネタバレになってしまうので述べませんが、ドラマでの突
き止め方よりも直接的に証明されており、ここは原作の方に分があると個人的には思
いました。ドラマしか観ていない方にとっては新鮮で楽しめるところだと思います。
それにしても万城目学先生の作品はみな面白い。個人的には今一押しの作家です!
高かったので文庫に落ちるのを待ってました。
文庫が出たと同時に購入、予想はしていましたがやはり原作も大変面白く、文章の
読みやすさも手伝って、たった1日で読破してしまいました。内容については単行本
の方でレビューがたくさん付いており、そちらも参考にされるとよいでしょう。
ここでは主にドラマとの相違について述べます。
ドラマ版は原作をほぼ忠実にドラマ化していますが、大きな変更点が2つあります。
1つは「藤原君」が男性から女性に変更されたこと、もう1つは「鼠の使い番」
(ドラマでは「鼠の運び番」だが同一人物)を突き止める方法が違うことです。
藤原君を男性から女性に変更したことは大成功でした。というか綾瀬はるかさんを
抜擢したことに拍手を贈りたい。綾瀬さんが出演することによってドラマがより面
白くなったことは間違いありません(原作版の藤原君も味があって好きですが)。
一方、「鼠の使い番(運び番)」の突き止め方は原作の方がスッキリしています。これ
を詳しく説明してしまうとネタバレになってしまうので述べませんが、ドラマでの突
き止め方よりも直接的に証明されており、ここは原作の方に分があると個人的には思
いました。ドラマしか観ていない方にとっては新鮮で楽しめるところだと思います。
それにしても万城目学先生の作品はみな面白い。個人的には今一押しの作家です!