DAWN PURPLE
この頃はユーミンが作成するアルバムが全てミリオンセラーになり、この『DAWN PURPLE』はユーミンの絶頂期を飾るアルバムですが、個別に愛される曲が少ないので、今では比較的聴かれなくなっています。
毎年、一定のペースで質の高い作品を残しつづけて、その全てが売れるという驚異的な作業を繰り返していた頃です。恐るべしユーミンといったところでしょうか。
「インカの花嫁」での英語の♪How can I cry♪と♪はかない愛♪、同じく♪What can I do♪と♪わからず♪の語韻の似通っているところを対比して使用しているところは芸が細かいと思います。ユーミンの作詞家としての能力の素晴らしさを見せてもらいました。
「サンド キャッスル」は懐かしのユーミンサウンドという感じで気に入っています。このようにもろい別れの象徴のような「砂の城」ですが、ポップな曲調のお蔭で暗くならずにすんでいます。このアルバムが発売された1991年はバブル崩壊の年ですので、今思えば何か意味深な感じもうけますね。
晩夏の季節の切ない気持ちを歌った「9月の蝉しぐれ」もステキな曲です。心の奥底にまで入り込むようなセンチメンタルな気分を思い出させるような歌詞とシチュエーション。♪おしえて 大人になるっていうのは もう平気になる心 泣きたい程傷ついても なつかしいこと♪というフレーズが秀逸です。ユーミンファンが望む典型的な曲の作りですね。
毎年、一定のペースで質の高い作品を残しつづけて、その全てが売れるという驚異的な作業を繰り返していた頃です。恐るべしユーミンといったところでしょうか。
「インカの花嫁」での英語の♪How can I cry♪と♪はかない愛♪、同じく♪What can I do♪と♪わからず♪の語韻の似通っているところを対比して使用しているところは芸が細かいと思います。ユーミンの作詞家としての能力の素晴らしさを見せてもらいました。
「サンド キャッスル」は懐かしのユーミンサウンドという感じで気に入っています。このようにもろい別れの象徴のような「砂の城」ですが、ポップな曲調のお蔭で暗くならずにすんでいます。このアルバムが発売された1991年はバブル崩壊の年ですので、今思えば何か意味深な感じもうけますね。
晩夏の季節の切ない気持ちを歌った「9月の蝉しぐれ」もステキな曲です。心の奥底にまで入り込むようなセンチメンタルな気分を思い出させるような歌詞とシチュエーション。♪おしえて 大人になるっていうのは もう平気になる心 泣きたい程傷ついても なつかしいこと♪というフレーズが秀逸です。ユーミンファンが望む典型的な曲の作りですね。
キリンビール大学 超人気講座 ビールでいただきます!
大田垣さんの久々の食エッセイ。すごく楽しいし、ちょっとした食材名などが勉強になります。読んでいるうちにどんどんビールが飲みたくなり、おいしいものが食べたくなる、心憎い本でした。ビールの歴史もやんわりとわかるので、食事やビールを“頭でも味わえる”印象です。なんだか無性に食べ歩きに出かけたくなりますー!