レッド・オクトーバーを追え!アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
再生環境、デッキはPS3、TVはSONYブラビアE1000 42V。音声はパイオニアPS−W1。
これを劇場で見た当時は、その迫力ある映像と音楽にただただ圧倒されて、観た後はしばし呆然としていたのを覚えています。荘厳なるBGMに乗せて、悠然とその巨体を深海に泳がせるレッド・オクトーバー。
両者、綱渡りのスリリングな展開。
まだ当時、青年だった私はストーリーの展開だけに気を奪われ、VHSを手に入れただけで満足していました。
そのうちにDVDの時代となり。
私も中年となって、ただ圧倒されていたあの映像に再び出会いたくなり・・安直に安いというだけで抱き合わせ販売されていたDVD版を買い・・その不鮮明な画像に憤慨しました。「何じゃこりゃ!」と。普通に再生すると四隅に黒枠が残り、しかし拡大すると「金返せ!」と叫びたくなる不鮮明さに、我が身の迂闊を呪ったものです。
そこにこの、ブルーレイ版の発売を知り、祈る気持ちで予約を入れたのです。
まさかブルーレイで、四隅に黒枠が残る事などありえまい・・と。
そしてようやく手中にし、観た感想は
当時、いや、それを超えた感動に包まれています。
これにDTS音声はありません。5.1CH TrueHDが上限です。しかし、それはあの荘厳なBGMを何らスポイルするものではありません。そしてその画像ときたら、今更ながらに圧倒されています!
当時は気がつかなかった、海中映像の作りこみ。そしてボロディン副艦長の最期・・あのシーン・・彼は涙をこぼしていた事に今更気づきました!それが観てとれる程鮮明です!
それだけに、ラミウス艦長とジャック・ライアンがレッド・オクトーバー上で語り合うシーンの合成映像の稚拙さが浮かび上がってしまい「あらら」と苦笑いする事も。でも、これも20年以上前の作品と思えば・・私は充分、許容できました。
と、いうかこのシーンがなければ最近の映画かと錯覚してしまっていただろうと思える程、文句ない画像と音声だったのです。
これは時間の許す限り、何度でも観たい。そう思えました。
私自身は、これを観た限り・・お勧めする事しか出来ません。
これを劇場で見た当時は、その迫力ある映像と音楽にただただ圧倒されて、観た後はしばし呆然としていたのを覚えています。荘厳なるBGMに乗せて、悠然とその巨体を深海に泳がせるレッド・オクトーバー。
両者、綱渡りのスリリングな展開。
まだ当時、青年だった私はストーリーの展開だけに気を奪われ、VHSを手に入れただけで満足していました。
そのうちにDVDの時代となり。
私も中年となって、ただ圧倒されていたあの映像に再び出会いたくなり・・安直に安いというだけで抱き合わせ販売されていたDVD版を買い・・その不鮮明な画像に憤慨しました。「何じゃこりゃ!」と。普通に再生すると四隅に黒枠が残り、しかし拡大すると「金返せ!」と叫びたくなる不鮮明さに、我が身の迂闊を呪ったものです。
そこにこの、ブルーレイ版の発売を知り、祈る気持ちで予約を入れたのです。
まさかブルーレイで、四隅に黒枠が残る事などありえまい・・と。
そしてようやく手中にし、観た感想は
当時、いや、それを超えた感動に包まれています。
これにDTS音声はありません。5.1CH TrueHDが上限です。しかし、それはあの荘厳なBGMを何らスポイルするものではありません。そしてその画像ときたら、今更ながらに圧倒されています!
当時は気がつかなかった、海中映像の作りこみ。そしてボロディン副艦長の最期・・あのシーン・・彼は涙をこぼしていた事に今更気づきました!それが観てとれる程鮮明です!
それだけに、ラミウス艦長とジャック・ライアンがレッド・オクトーバー上で語り合うシーンの合成映像の稚拙さが浮かび上がってしまい「あらら」と苦笑いする事も。でも、これも20年以上前の作品と思えば・・私は充分、許容できました。
と、いうかこのシーンがなければ最近の映画かと錯覚してしまっていただろうと思える程、文句ない画像と音声だったのです。
これは時間の許す限り、何度でも観たい。そう思えました。
私自身は、これを観た限り・・お勧めする事しか出来ません。
レッド・オクトーバーを追え (上) (文春文庫 (275‐51))
いまやテクノスリラーという言葉を確立した世界最高の作家(であると僕は評価する)トムクランシーのデビュー作。
原著が国防関係者に広く読まれたり、レーガン大統領がトムクランシーをホワイトハウスに招いて「真実のフィクションだ」と語ったように、この作品を絶賛する声は多い。しかしベストセラーがすべていい作品とは限らないのも事実であるから売れたから、人気があるからという理由だけではこの作品のすごさを語るのではない。
この作品は文字通り彼の後の傑作達の原点が描かれている。
2大国が人知の限りを尽くして行う壮絶な諜報戦、海空での兵器、潜水艦、飛行機、艦船、ミサイル、機械、といった偏執的なまでのハードウェアに対する書き込み。
しかし彼の作品に共通して言える、またま!にすばらしい部分はそれらに携わるあるいは献身的に尽くす人間を書ききっていることだ。
人類の究極のtechnologyの象徴であるミサイル潜水艦をめぐる、すさまじいまでの緻密なプロットと随所に配置された綿密な取材から得られた知識がちりばめられた、命をかけて自分の信念に尽くす男たちの海の物語に今夜はきっと眠れないでしょう。
原著が国防関係者に広く読まれたり、レーガン大統領がトムクランシーをホワイトハウスに招いて「真実のフィクションだ」と語ったように、この作品を絶賛する声は多い。しかしベストセラーがすべていい作品とは限らないのも事実であるから売れたから、人気があるからという理由だけではこの作品のすごさを語るのではない。
この作品は文字通り彼の後の傑作達の原点が描かれている。
2大国が人知の限りを尽くして行う壮絶な諜報戦、海空での兵器、潜水艦、飛行機、艦船、ミサイル、機械、といった偏執的なまでのハードウェアに対する書き込み。
しかし彼の作品に共通して言える、またま!にすばらしい部分はそれらに携わるあるいは献身的に尽くす人間を書ききっていることだ。
人類の究極のtechnologyの象徴であるミサイル潜水艦をめぐる、すさまじいまでの緻密なプロットと随所に配置された綿密な取材から得られた知識がちりばめられた、命をかけて自分の信念に尽くす男たちの海の物語に今夜はきっと眠れないでしょう。
レッド・オクトーバーを追え!(字幕版) [VHS]
この映画もそろそろ古典の域に入りかけているが、個人的には潜水艦映画としても
ライアンものとしても、非常に気に入っている。ボールドウィンのジャックは、
非常に原作に近いイメージだし、コネリー演じるラミレス艦長も重みがあって良い。
海底場面の特撮がチャチだという感じはしないでもないが、海底を舞台にした
追いかけっこは非常に面白い。最初観たときには、一体どうなるのかとハラハラ
しながら観てしまった。そしてあくまで諜報という世界を現実的に描く小説と
違って、映画的な結末の付け方がまた効いている。小説のままだったら映画として
つまらないものになってしまっただろう。
ラストシーンもお茶目で笑いを誘った。秀作。
ライアンものとしても、非常に気に入っている。ボールドウィンのジャックは、
非常に原作に近いイメージだし、コネリー演じるラミレス艦長も重みがあって良い。
海底場面の特撮がチャチだという感じはしないでもないが、海底を舞台にした
追いかけっこは非常に面白い。最初観たときには、一体どうなるのかとハラハラ
しながら観てしまった。そしてあくまで諜報という世界を現実的に描く小説と
違って、映画的な結末の付け方がまた効いている。小説のままだったら映画として
つまらないものになってしまっただろう。
ラストシーンもお茶目で笑いを誘った。秀作。