不良姐御伝 猪の鹿お蝶 [DVD]
池玲子、なんてカッコイイんだろう!!そしてなんてお色気ムンムンなんだろう!!この人は本当に姐御役がハマる女優さんだなぁ…、と、つくづく思いました。全裸での立ち回りの素晴らしく美しいことといったら…!!勿論、最後の片肌脱いでの立ち回りも素晴らしいですよ!まあ兎にも角にも、このテが好きな方には是非とも観ていただきたい作品です!
やさぐれ姐御伝 総括リンチ【DVD】
「警告 アダルト商品」はないだろう、と思うのだが・・・(たまに商品画像がこの文字と入れ替わります)第一作の『不良姐御伝・猪の鹿お蝶』の発売から大分待たされましたが、ついに続編登場です。
本作主演の池玲子も、実は「ポスト藤純子」の候補の一人だったようです。しかし「緋牡丹」シリーズと決定的に違うのは「お色気」を売りにしている事。猪の鹿お蝶シリーズの最大の見せ場は、何と言っても「スッポンポン立ち回り」(筆者命名)。前作でも、入浴中に襲われて、素っ裸のままお座敷に飛び出し、男ども相手に大立ち回り。これはお竜さんにはできませんね(笑)。
前作の鈴木則文監督から引き継いだのは、石井輝男監督!今回はオープニングからいきなりスッポンポン立ち回りをご披露というサービスぶりです。
今回のストーリーでお蝶は、女の秘所に麻薬を仕込んで、神戸から横浜に運ばせるヤクザの抗争に巻き込まれる。神戸でいきなり拉致され、股裂きの辱めを受けたばかりか、女殺しの濡れ衣を着せられたお蝶。濡れ衣を晴らし真相を究明しようとするお蝶に、女スリの集団やズベ公グループなどがからみ、大乱闘のクライマックスへとなだれ込む!
見どころは、石井輝男ならではのビジュアルセンス。『徳川いれずみ師・責め地獄』でも印象的だった、迷宮のような街のセットの猥雑さ。こういう混沌とした街並みは石井監督は相当お好きなようで、本人の想像でこうした「世界観」を作ったという。考えてみれば、香港やマカオロケを敢行した「ギャングvsGメン」のシリーズでも、いわゆる観光スポット的なロケーションなんか無視して、裏通りや船上生活者といったものばかり狙って撮っていて、「猥雑なアジア」というイメージが日本でもてはやされるようになるのは、90年代に入って「廃墟」ブームや「九龍城」写真集などが脚光を浴びるようになってから。そう考えると石井輝男は、時代の20年以上は軽く先を行っていた事になるのだ。偉大なり!
とにかく、色んなアイディアてんこ盛りの映画である。脚本家の掛札昌裕によると、「石井監督の映画は、シナリオを3本分書かされて、それを1本にまとめなきゃいけないから大変」だとの事。石井輝男も、「1本観たらクライマックスしかない映画にしたい」と言っておられる。
さて、そのクライマックスは、女スリにズベ公どもが、ほとんど全員素っ裸でヤクザ共と大立ち回り、というスゴい展開と相成る。アメリカの「エクスプロイテーション・ムービー」と呼ばれる見世物主義のジャンルも、アクションとお色気が中心だったが、ここまでやりません(笑)。池玲子の殺陣は、長ドスをぶん回して「ぶった斬る」感じの豪快さ。華麗、とは言えないけれど、女優さんの多くは殺陣にイマイチ迫力がない中で、池玲子の立ち回りはパワフルで大変よろしい。
こうした日本映画がアメリカではカルト扱いで、早々にDVD化されている一方、日本国内では一向に鎖国状態。プログラム・ピクチャーの文明開化はどんどんすべし。若山富三郎の『極悪坊主』シリーズも、臆することなくDVD化するように。「今の時代では内容的にムリです」とかお堅いこと言わないで。
本作主演の池玲子も、実は「ポスト藤純子」の候補の一人だったようです。しかし「緋牡丹」シリーズと決定的に違うのは「お色気」を売りにしている事。猪の鹿お蝶シリーズの最大の見せ場は、何と言っても「スッポンポン立ち回り」(筆者命名)。前作でも、入浴中に襲われて、素っ裸のままお座敷に飛び出し、男ども相手に大立ち回り。これはお竜さんにはできませんね(笑)。
前作の鈴木則文監督から引き継いだのは、石井輝男監督!今回はオープニングからいきなりスッポンポン立ち回りをご披露というサービスぶりです。
今回のストーリーでお蝶は、女の秘所に麻薬を仕込んで、神戸から横浜に運ばせるヤクザの抗争に巻き込まれる。神戸でいきなり拉致され、股裂きの辱めを受けたばかりか、女殺しの濡れ衣を着せられたお蝶。濡れ衣を晴らし真相を究明しようとするお蝶に、女スリの集団やズベ公グループなどがからみ、大乱闘のクライマックスへとなだれ込む!
見どころは、石井輝男ならではのビジュアルセンス。『徳川いれずみ師・責め地獄』でも印象的だった、迷宮のような街のセットの猥雑さ。こういう混沌とした街並みは石井監督は相当お好きなようで、本人の想像でこうした「世界観」を作ったという。考えてみれば、香港やマカオロケを敢行した「ギャングvsGメン」のシリーズでも、いわゆる観光スポット的なロケーションなんか無視して、裏通りや船上生活者といったものばかり狙って撮っていて、「猥雑なアジア」というイメージが日本でもてはやされるようになるのは、90年代に入って「廃墟」ブームや「九龍城」写真集などが脚光を浴びるようになってから。そう考えると石井輝男は、時代の20年以上は軽く先を行っていた事になるのだ。偉大なり!
とにかく、色んなアイディアてんこ盛りの映画である。脚本家の掛札昌裕によると、「石井監督の映画は、シナリオを3本分書かされて、それを1本にまとめなきゃいけないから大変」だとの事。石井輝男も、「1本観たらクライマックスしかない映画にしたい」と言っておられる。
さて、そのクライマックスは、女スリにズベ公どもが、ほとんど全員素っ裸でヤクザ共と大立ち回り、というスゴい展開と相成る。アメリカの「エクスプロイテーション・ムービー」と呼ばれる見世物主義のジャンルも、アクションとお色気が中心だったが、ここまでやりません(笑)。池玲子の殺陣は、長ドスをぶん回して「ぶった斬る」感じの豪快さ。華麗、とは言えないけれど、女優さんの多くは殺陣にイマイチ迫力がない中で、池玲子の立ち回りはパワフルで大変よろしい。
こうした日本映画がアメリカではカルト扱いで、早々にDVD化されている一方、日本国内では一向に鎖国状態。プログラム・ピクチャーの文明開化はどんどんすべし。若山富三郎の『極悪坊主』シリーズも、臆することなくDVD化するように。「今の時代では内容的にムリです」とかお堅いこと言わないで。