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ラ・ワン[ Blu-ray]
 インド映画を語る際に必ず話題になるのが、唐突に始まる大群舞のミュージカル・シーン。もともとミュージカル映画やダンスを題材にした映画は嫌いではないので、独特のセクシーな振り付けは一度見ると頭の中でエンドレスで再生されるほどハマってしまう。これまでは単にメロディとダンスにだけ注目してきたが、遅ればせながら今回やっとミュージカル・シーンの役割に気がついた。一見、無意味に挿入されているように思える歌と踊りも、歌詞に気をつけて見てみると、実は歌って踊りながら登場人物の過去や心情を語っているのだ。さらにしつこいまでの繰り返しによって、見ている者は知らず知らずのうちに登場人物を深く理解することになる。
 「ラ・ワン」では早々とシャー・ルク・カーン演じるゲーム開発者のシェカルが殺されてしまうが、妻のソニア(カリーナー・カブール)や息子プラティク(アルマーン・ヴァルマー)との絆が歌と踊りで語られ、彼らに感情移入してしまう。ラジニカーントの男の色気たっぷりのダンスもいいが、こういうほろりとさせる歌や踊りも悪くない(ちなみにラジニは「ロボット」のチッティ役でカメオ出演しているが、いまひとつオーラが感じられず、そっくりさんかと思った)。
 前半はコメディ色が強くてややダレるところもあるが、後半の締まった展開には一気に引き込まれる。ゲームの世界に人間が入るという発想は「トロン」など珍しくはないが、ゲームの中からキャラクターが出てくるというアイディアを、それほど不自然ではなく実現させたところはさすがIT大国インド。VFXやアクションも垢抜けていて、映画大国の名にも恥じない丁寧な作りである。
 全体的には子役のアルマーン・ヴァルマーに持って行かれた作品だが、男女の恋愛だけではなく、家族の絆を描いた作品としても評価できる。この映像はやっぱりBDで見て欲しい。

1999.12.18大阪城ホール [VHS]
本当にディルが好きな方、昔のディルが好きな方にはオススメです。

私もコテ時代は知らないので、この頃のディルが良くわかりました。

基本的には変わっていないですし、名曲もたくさん演っているのですが、演奏力、歌唱力を気になさる方は少しがっかりするかもしれません。

最近のディルしか知らない方もびっくりするかもしれません。

私はこの頃の曲に好きな曲(「予感」「アクロの丘」など)が多いので、

このDVDは買ってよかったと思いました。

ランニングに最適です。でも、同じくポリエステルの5890シリーズが良すぎて、値段分のパフォーマンスは感じません。

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