世界遺産神々の眠る「熊野」を歩く (集英社新書 ビジュアル版 13V)
聖地、パワースポットと呼ばれるところはどうしてそう呼ばれるのか?
パワースポットといわれるところを訪ねてみても、私は鈍いのか、何かを感じるようなことはほとんどなく…。
熊野古道は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にもなっている聖地。
そこには熊野三山として大きな神社が三つ、本宮・速玉・那智の三社があります。
それぞれ、祭られている神さまの数が驚くほど多く、仏教も習合して複雑です。
神さまの名前だけを追っていくと、何が何やらよくわからない…。
しかし、本書は、神の名を追っかけて謎を解こうとするものではなく、
筆者が熊野各所を訪れながらその景観やそこに流れる空気(雰囲気?)を描写するところが興味深い。
史料や文献を引きながら筆者が考察を述べている箇所もふんだんにあり、勉強になります。
読んで思ったのは、日本には実にたくさんの聖地がある(あった?)のだろうなぁ…ということです。
何しろ草木にも石にも神霊が宿ると考えた古代の日本人、自然を敬い、大切にした聖地がきっとたくさんあったはず。
同時に、近代の開発により失われた聖地が、どれだけ多かったことか…ということも考えます。
熊野が聖地として現存しているのは、開発による破壊がなく、古代からの祈りの場所が失われずに済んだから。
それは熊野が交通の不便な、辺境の地だったからかもしれませんが…。
聖地は、人々がそこを敬い、祈りを捧げ、大切に守り続けるから、聖地になる。
人々が何百年、千年…と長い時間をかけて守り続け、特別な聖地になっていく。
そう思うと、熊野古道が現在も残っているのは“奇跡”ではないかという気もします。
この本を読んで、とにかく熊野に行ってみなければ…、と思いました。
自分の足で歩いて、どんなことを感じるか。ワクワクした気持ちにさせてくれる一冊です。
パワースポットといわれるところを訪ねてみても、私は鈍いのか、何かを感じるようなことはほとんどなく…。
熊野古道は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にもなっている聖地。
そこには熊野三山として大きな神社が三つ、本宮・速玉・那智の三社があります。
それぞれ、祭られている神さまの数が驚くほど多く、仏教も習合して複雑です。
神さまの名前だけを追っていくと、何が何やらよくわからない…。
しかし、本書は、神の名を追っかけて謎を解こうとするものではなく、
筆者が熊野各所を訪れながらその景観やそこに流れる空気(雰囲気?)を描写するところが興味深い。
史料や文献を引きながら筆者が考察を述べている箇所もふんだんにあり、勉強になります。
読んで思ったのは、日本には実にたくさんの聖地がある(あった?)のだろうなぁ…ということです。
何しろ草木にも石にも神霊が宿ると考えた古代の日本人、自然を敬い、大切にした聖地がきっとたくさんあったはず。
同時に、近代の開発により失われた聖地が、どれだけ多かったことか…ということも考えます。
熊野が聖地として現存しているのは、開発による破壊がなく、古代からの祈りの場所が失われずに済んだから。
それは熊野が交通の不便な、辺境の地だったからかもしれませんが…。
聖地は、人々がそこを敬い、祈りを捧げ、大切に守り続けるから、聖地になる。
人々が何百年、千年…と長い時間をかけて守り続け、特別な聖地になっていく。
そう思うと、熊野古道が現在も残っているのは“奇跡”ではないかという気もします。
この本を読んで、とにかく熊野に行ってみなければ…、と思いました。
自分の足で歩いて、どんなことを感じるか。ワクワクした気持ちにさせてくれる一冊です。
熊野三山 (楽学ブックス)
以前から、熊野三山への憧れはあったのですが、
なにせ、関東からは距離があり叶わずにいます。
そんな中、楽学ブックスから『熊野三山』が発売され、
早速、購入してしまいました。
いや~、読んでみて思っていた以上にスゴイ所なんだと痛切に感じました。
その熊野の魅力をこれだけ余すことなく伝えてくれるこの本は本当にスゴイです。
冒頭に熊野の地について書かれているのですが、
熊野に宿るエネルギー、パワーが記されていて、
もう行かずにはいられなくなります。
写真もどれも美し過ぎて言葉をなくします。
実際に現地に訪れても、これだけ美しい瞬間には立ち会えないだろうと思う写真ばかりで、
ガイドとして紹介する写真の域をはるかに超えています。
写真集として見るだけで、大感動します!!
この本から何かパワーが出ているのではないかと思うくらい
読んだ後には、心が清々しくなったように思います。
本当におすすめです。
なにせ、関東からは距離があり叶わずにいます。
そんな中、楽学ブックスから『熊野三山』が発売され、
早速、購入してしまいました。
いや~、読んでみて思っていた以上にスゴイ所なんだと痛切に感じました。
その熊野の魅力をこれだけ余すことなく伝えてくれるこの本は本当にスゴイです。
冒頭に熊野の地について書かれているのですが、
熊野に宿るエネルギー、パワーが記されていて、
もう行かずにはいられなくなります。
写真もどれも美し過ぎて言葉をなくします。
実際に現地に訪れても、これだけ美しい瞬間には立ち会えないだろうと思う写真ばかりで、
ガイドとして紹介する写真の域をはるかに超えています。
写真集として見るだけで、大感動します!!
この本から何かパワーが出ているのではないかと思うくらい
読んだ後には、心が清々しくなったように思います。
本当におすすめです。