シェイクスピア 映画大全集 DVD10枚組 ロミオとジュリエット ハムレット リア王 オセロ マクベス 真夏の夜の夢 ヘンリィ五世 ジュリアス・シーザー お気に召すまま じゃじゃ馬馴らし BCP-057
この値段。買いです。合衆国産の映画も多いのですがなんといってもシェークスピアです。秋の夜長にぴったり。
もうひとりのシェイクスピア [Blu-ray]
Amazon Vine 先取りプログラム メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
私はシェイクスピアの実在を疑う学説があるなんて、殆ど知りませんでしたから
事前情報は無いままこの映画を鑑賞しました
「シェイクスピアの謎に迫る映画」なのだと思い
この映画によって学んでしまおうと思ったのですが…
冒頭、導入には工夫が凝らされているものの
視聴者をグイグイと引き込むとまでにはいかない様子
また、多数の貴族が現れるのですが
例えば同じ人物でもオックスフォード伯と呼ばれたりエドワードと呼ばれたり
過去にさかのぼる演出も頻繁に入るので、若かりし頃を演じる役者と入れ替わったりするので
誰が誰なのか理解するのも結構大変(顔が似ている役者もいるのです!)
じわりじわりと動き出す物語は全体像を把握するのに苦労する作りで
「この貴族はどうしてこんな事をするのだろう…」そう自ら進んで興味を持っていかないと厳しいかもしれません
でも、そんな序盤中盤を乗り越えると終盤に向けて物語は加速し
エリザベス女王の後継ぎをめぐる宮廷内の謀略
ペンの力をもって宰相の思惑を打破せんとする「シェイクスピア」
予想外の裏切りと、その結末と、彼の出生の秘密、冒頭に繋がるラスト
怒涛の畳み掛けがストーリーを盛り上げます
きっと後半は画面から目を離せなくなるに違いありません
これはシェイクスピアの正体に迫る歴史ミステリー…ではありません
「シェイクスピアの正体はオックスフォード伯だ」という一つの仮説にインスピレーションを感じ
そこに大人の娯楽作としての創作をふんだんに盛り込んだ「大人のエンタメ」とでも言うものでしょう
16世紀のイギリスの雰囲気は見事で、劇場セットや使われてる衣装、小物まで、きっと本当にこんな時代だったのだろうと思わせてくれる作り
ただし、宮廷内での権力争いものとしては、その根源にあるのが「出生の秘密」ばっかりになってしまうので
重厚な歴史もの、と評するのもまた違うのかもしれません
繰り返し見ようと思えるほど気楽に見れる映画ではないのですが
全ての人物が頭に入った後、もう一度見ることをお勧めします
私、影の主人公とも言うべき「ベン・ジョンソン」を知らないままに見始めたのですが
見終わった後にシェイクスピア別人説を調べて彼を知り
「これを理解して映画を見ればよかった…そしたらあのシーンの感慨もまったく違っただろうに!!」
と頭を抱えた次第です
題材に興味を持った方、あの時代のヨーロッパの雰囲気を楽しみたい方にはお勧めできる映画です
事前情報は無いままこの映画を鑑賞しました
「シェイクスピアの謎に迫る映画」なのだと思い
この映画によって学んでしまおうと思ったのですが…
冒頭、導入には工夫が凝らされているものの
視聴者をグイグイと引き込むとまでにはいかない様子
また、多数の貴族が現れるのですが
例えば同じ人物でもオックスフォード伯と呼ばれたりエドワードと呼ばれたり
過去にさかのぼる演出も頻繁に入るので、若かりし頃を演じる役者と入れ替わったりするので
誰が誰なのか理解するのも結構大変(顔が似ている役者もいるのです!)
じわりじわりと動き出す物語は全体像を把握するのに苦労する作りで
「この貴族はどうしてこんな事をするのだろう…」そう自ら進んで興味を持っていかないと厳しいかもしれません
でも、そんな序盤中盤を乗り越えると終盤に向けて物語は加速し
エリザベス女王の後継ぎをめぐる宮廷内の謀略
ペンの力をもって宰相の思惑を打破せんとする「シェイクスピア」
予想外の裏切りと、その結末と、彼の出生の秘密、冒頭に繋がるラスト
怒涛の畳み掛けがストーリーを盛り上げます
きっと後半は画面から目を離せなくなるに違いありません
これはシェイクスピアの正体に迫る歴史ミステリー…ではありません
「シェイクスピアの正体はオックスフォード伯だ」という一つの仮説にインスピレーションを感じ
そこに大人の娯楽作としての創作をふんだんに盛り込んだ「大人のエンタメ」とでも言うものでしょう
16世紀のイギリスの雰囲気は見事で、劇場セットや使われてる衣装、小物まで、きっと本当にこんな時代だったのだろうと思わせてくれる作り
ただし、宮廷内での権力争いものとしては、その根源にあるのが「出生の秘密」ばっかりになってしまうので
重厚な歴史もの、と評するのもまた違うのかもしれません
繰り返し見ようと思えるほど気楽に見れる映画ではないのですが
全ての人物が頭に入った後、もう一度見ることをお勧めします
私、影の主人公とも言うべき「ベン・ジョンソン」を知らないままに見始めたのですが
見終わった後にシェイクスピア別人説を調べて彼を知り
「これを理解して映画を見ればよかった…そしたらあのシーンの感慨もまったく違っただろうに!!」
と頭を抱えた次第です
題材に興味を持った方、あの時代のヨーロッパの雰囲気を楽しみたい方にはお勧めできる映画です
ハムレット (新潮文庫)
本作はW・シェイクスピアによる四大悲劇の中でも最も有名な作品。
デンマーク王子であるハムレットによる復讐と苦悩を描く。
劇作家であるシェイクスピアの作品は、小説というより舞台の台本である。
本文の全てが台詞から成っており、心理や背景の描写がほとんど無い。
一般的な小説に用いられる一人称、あるいは三人称に慣れている私にとって、
最初は非常に読み辛かったものの、慣れてくるとこれはこれでなかなか面白い。
台詞によってのみ表現される登場人物の心理や感情。
その為、冒頭では登場人物の善悪の設定を掴むことは困難だが、
読み進むにあたってそれらは徐々に氷解してゆく。
しかし全てが氷解する訳ではない。
私にとっては本作でも謎が残る。
ハムレットは何を思ってボローニアスを屠ったのか?
川に身を投げたオフィーリアを本当に苦しめたのは何であったか?
そしてハムレットは本当にオフィーリアを想っていたのか?
私の読み方が浅いのか、それとも舞台そのものを観る必要があるのだろうか。
デンマーク王子であるハムレットによる復讐と苦悩を描く。
劇作家であるシェイクスピアの作品は、小説というより舞台の台本である。
本文の全てが台詞から成っており、心理や背景の描写がほとんど無い。
一般的な小説に用いられる一人称、あるいは三人称に慣れている私にとって、
最初は非常に読み辛かったものの、慣れてくるとこれはこれでなかなか面白い。
台詞によってのみ表現される登場人物の心理や感情。
その為、冒頭では登場人物の善悪の設定を掴むことは困難だが、
読み進むにあたってそれらは徐々に氷解してゆく。
しかし全てが氷解する訳ではない。
私にとっては本作でも謎が残る。
ハムレットは何を思ってボローニアスを屠ったのか?
川に身を投げたオフィーリアを本当に苦しめたのは何であったか?
そしてハムレットは本当にオフィーリアを想っていたのか?
私の読み方が浅いのか、それとも舞台そのものを観る必要があるのだろうか。
もうひとりのシェイクスピア [DVD]
Amazon Vine 先取りプログラム メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
SFXスペクタクルで有名なローランド・エメリッヒ監督が、シェイクスピアを描くってんで、興味津々で観てみたが、意外や意外(失礼!)重厚な正統派歴史劇だった!
ただし、欧米系では常識かもしれないエリザベス一世時代の知識、自分はまったく知らないので、冒頭かなり混乱させられました。時系列交錯型のストーリーなので、ド初心者には尚更です。他のレビュアーの方が書いてる通り、少々予習してから観た方がいいかも知れません。物語自体は歴史に基づいた大胆なフィクションなので、ネタバレの心配は無いでしょう。
シェイクスピア時代の独特の円形劇場、庶民や王侯貴族の風俗、ロンドンの街など、かなり徹底して作りこまれてるようなので、歴史に興味がある方も間違い無く満足できるはず。
わが江戸時代同様、当時のイギリスでも芝居は権力者に白眼視されていた!というのが面白いところ。伝統芸能面している歌舞伎も、当時はちょっと体制批判っぽい表現が入っただけで取り締まられるキワモノだった訳だが、シェイクスピア演劇も全く同じだったとは、人間って変わらんなぁ・・。
ストーリー本筋では、名作「アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]」のサリエリを思い出させるストーリーに、ドキドキさせられる権謀術数、そしてシェイクスピアもビックリ!の悲劇的結末が待っていて、なかなかお腹いっぱいです。
作品は知ってても、人物像は全然知らない自分のような人は、観終わったらシェイクスピアに興味持つこと請け合いです!!
ただし、欧米系では常識かもしれないエリザベス一世時代の知識、自分はまったく知らないので、冒頭かなり混乱させられました。時系列交錯型のストーリーなので、ド初心者には尚更です。他のレビュアーの方が書いてる通り、少々予習してから観た方がいいかも知れません。物語自体は歴史に基づいた大胆なフィクションなので、ネタバレの心配は無いでしょう。
シェイクスピア時代の独特の円形劇場、庶民や王侯貴族の風俗、ロンドンの街など、かなり徹底して作りこまれてるようなので、歴史に興味がある方も間違い無く満足できるはず。
わが江戸時代同様、当時のイギリスでも芝居は権力者に白眼視されていた!というのが面白いところ。伝統芸能面している歌舞伎も、当時はちょっと体制批判っぽい表現が入っただけで取り締まられるキワモノだった訳だが、シェイクスピア演劇も全く同じだったとは、人間って変わらんなぁ・・。
ストーリー本筋では、名作「アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]」のサリエリを思い出させるストーリーに、ドキドキさせられる権謀術数、そしてシェイクスピアもビックリ!の悲劇的結末が待っていて、なかなかお腹いっぱいです。
作品は知ってても、人物像は全然知らない自分のような人は、観終わったらシェイクスピアに興味持つこと請け合いです!!